Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

ソウルメトロ2000系を求めて

2016年03月05日 00時25分54秒 | 韓国
前回の投稿からちょっと間があいてしまいましたが、前回はソウルメトロや韓国鉄道公社で活躍した1000系の話題をお届けし、ソウル探訪の続きということで今回はソウルメトロ2号線で活躍する2000系について少々話題をお届けしたいと思います。
301系もどきの1000系は103系ファンの私としても初めてソウルを訪れた時には非常にインパクトがあり、乗車した時にはドアコックの注意書きや車内のつくりを見るかぎり、まさしくソウル版の103系だと感動していましたが、ソウルの環状線である2号線を走る2000系は顔の表情がまさしく103系の低運にそっくりで、右上に行先表示と左上には運行番号窓の準備工事のような跡があり、前照灯こそ両サイドの下部にあるものの、103系の前照灯の位置には違和感がないような配慮なのか、ソウルメトロのようなロゴが飾られており、この形式も私にとっては衝撃的な車両の1つであります。
しかも塗装は鉄道庁のスカ色の1000系とソウルメトロ1号線の赤とクリームに対比させるためなのかこの2号線は緑とクリーム色で、塗装の色といい、塗り分け方といい、これも私の趣味にピッタしあっているのですが、最近では2007年頃から登場したステンレス製の新2000系が増殖し始め、この103系似の2000系もいずれは消滅してしまうものと思われます。
そこで、この103系似の2000系を再び撮影したいということで、高架ホームから撮影できないかと探していたのですが、2号線はどの駅もホームドアが設置されているようで、まともな撮影はできそうもないようでしたので、漢江を渡るあたりのどこかで撮影できないものかと探しておりましたが、蚕室(チャムシル)から2つ目の駅で漢江を渡った北側に位置する江辺(カンビョン)で降りてみることにしました。駅から線路に沿って歩道が漢江の橋まで続き、その道と線路を仕切る高い柵があるのですが、その柵の上から無理をするとなんとか撮影することはできるようです。
103系似のオリジナルの2000系はいったい何編成が残っているのかわかりませんが、滅多に見ることができないものの1本だけ撮影することができました。


上の写真のように10両編成であるため、編成のお尻まで全部入れるには非常に厳しいところがありますが、ホームでの撮影はほぼ困難でありますので、ここでの撮影は賢明だったのかもしれません。
また、時刻はすでに18時頃でありましたが、韓国は日本の標準時と同じであり、かつ東経135度よりも西側に位置するということで、この季節としては20時近くに日の入りでしたので、18時頃でも明るさをそれほど気にせず撮影ができました。
ステンレス製の新2000系を多く見かけることがありましたが、こちらはそれほど好きではないものの先頭改造の2000系も撮影できました。
やはりオリジナルのほうがカッコイイですね。


小田急9000系似の4号線から転入したずんぐりむっくりの2000系も編成数こそ少ないようですがやって来ました。やはり、私には小田急の9000系はカッコイイと思うものの、このような不細工な車両はなかなか好きになれないようです。


ということで、簡単ではありますが2号線で活躍する2000系を紹介しましたが、今回のソウル探訪では1号線と2号線、それから往十里~水原間を結ぶ盆唐線(ブンダンソン)の撮影で精一杯で、3号線や4号線、1号線に乗り入れる以外のKORAILの電鉄線の撮影はできませんでしたが、次回、ソウルに寄る機会がありましたら新規開業区間の乗り鉄にあわせて、これらの路線で活躍する車両の撮影も楽しみたいと思います。
最後に懐かしい写真ですが、92年頃に社員旅行で訪れた時に仁川まで乗車した際に撮影した鉄道庁の1000系です。

ソウルメトロ1000系を求めて

2016年02月23日 00時11分08秒 | 韓国
昨年の5月下旬~6月上旬のことになりますが、マニラにいる子供の2才の誕生日にあわせてフィリピンに一時帰国した時に大韓航空を利用してソウル経由で8年ぶりに韓国へ行く機会があり、ソウル周辺の鉄道探訪と抵抗制御車のソウルメトロ1000系を追いかけてみました。
利用した航空便は以下のとおりで、ソウルでの滞在はいずれも24時間以内ということで、ストップオーバーにならないスケジュールにしてみました。
5/27 HND9:15→GMP11:35
5/27 ICN20:05→MNL23:00

6/2 MNL0:30→ICN5:20
6/2 ICN20:55→HND23:05

5月27日は徹夜で仕事を終わらせ、ほとんど寝ないでふらふらな状態でしたので、ソウルに到着しても寝ていたいところでしたが、せっかくのソウル訪問ですし、まずは抵抗制御車の1000系を見たいということで、301系似のオリジナル1000系を含む編成が動態保存されている2号線の新亭車両基地に行ってみることにしました。
新亭車両基地は2号線新亭支線の陽川区庁駅近くにありますが、Googleマップのストリートビューで見ると301系似の1000系を確認することができ、私ももう一度あのなつかしい顔を拝みたいということで来てみました。
道路と車庫の間には少々高いフェンスがあるものの、下の写真のように赤と肌色のツートンの車両は健在であり、韓国鉄道庁のスカ色というのでしょうか、青と白のツートンの1000系とともに活躍したあの良き時代の光景を思い出しました。


その1000系の近くには旧2000系が留置されていましたが、一昨年5月に上往十里駅において追突事故を起こした車両なのでしょうか、車両の妻面に衝突の衝撃によりできたと思われる破損が見られました。


301系似のオリジナル1000系を見ることができ、103系ファンの私としては嬉しいかぎりですが、続いて是非見たかったのは先頭改造はされているものの抵抗制御車の1000系で、この編成は6本ほど在籍しているようですが、以前に比べたら運用範囲が広がり、1号線とそれに直通する京元線逍遥山から京仁線の仁川または遠くは長項線新昌まで行く列車もあるようで、この中でその1000系を見つけるには容易ではないのですが、以前、電鉄線の車両を撮影したこのある龍山にとりあえず行ってみることにしました。
龍山に到着するや否やホームの端っこで待っていたところ運の良いことにすぐにやって来ました。


続いてすぐにメトロの新1000系が現れ、私にとってはラッキーなことでしたが、この前のジャカルタではありませんが、ホームの中央のほうから警備員らしい人間が近づき、私に韓国語でここでは撮影はできませんというようなことを言われてしまったようです。(私自身は韓国語はほとんど理解できません)
私が韓国を初めて訪れたのは92年頃で、当時、ホームで撮影していても怒られるということはなかったと思うのですが、やはり戦時体制を意味しているのかホームでの撮影は場合によっては禁止されているのかもしれません。
とりあえず言葉は通じないものの英語で許可証を取得すれば良いのかと警備員に聞いてみると駅長室に連れてってくれました。駅員さんに話してみると「ここに電話して聞いてみてください」とのことで、韓国語をほとんど話せない私に電話してみてと言われてもほぼ無理な状況はわかっていましたので、ついでにこの部屋のテーブルにあった起点から距離数字の入った韓国全土の鉄道路線図を記念にいただいてもかまいませんかと聞いてみると、嬉しいことにいただくことができました。


続いて、マニラから東京に戻る際にもほぼ丸1日近く、ソウル周辺で1000系を追っかけておりましたが、詳しいことはわからないもののメトロの1000系は急行に入ることはないのだろうということで、京仁線の仁川方面に行く1000系を見かけましたので、その列車に乗車し富平のあたりまで行ってみて、103系と113系を合わせて2で割ったようなモーター音を堪能しておりました。


富平のあたりから引き返し、鷲梁津で1時間ばかし撮影していましたが、3本の抵抗制御の先頭改造車を撮影することができました。


最後に水原近くの義王駅近くにある鉄道博物館に行ってみましたが、ここには韓国鉄道公社(KORAIL)の1000系が飾られているということで、楽しみにしておりましたが、初期の塗装である青と白のツートンの1000系と晩年の頃の塗装である緑と黄色に白の塗装の車両を見ることができました。


以上、抵抗制御車1000系に関する報告でしたが、103系好きな私としてはまだまだこれらの車両にがんばってもらいたいものです。

KTXに初めて乗車

2007年07月23日 02時01分57秒 | 韓国
昨年の暮れから今年の正月にかけて、福岡から高速船ビートルを利用して韓国へ行ってまいりました。韓国国内の鉄道の切符は国内の鉄道(電鉄線は除く)に乗り放題のコリアレールパスを利用したのですが、早速釜山に着くとまだ乗車したことのないKTXの切符を東大邱まで購入しました。KTXは先頭車と最後尾の車両が電気機関車ですので、客車部分は電動機の音も味わえないのですが、最後尾の客車のところへ行って、機関車寄りのデッキ部分で力行時の音を聴いてみました。日本の電車では聴いたことのないVVVFの音を奏で、言葉では表現できないようなきれいな音がします。
車内は思ったよりも狭く、今までのセマウル号のような余裕がないので、車内の居心地も窮屈に感じました。また、食堂車もないのが非常に残念です。

ソウル地下鉄2号線の2000系

2007年05月17日 02時18分27秒 | 韓国
ソウル地下鉄2号線は、48.4kmの環状線と支線の合計11.4kmの2つの支線からなり、環状線部分だけでも東京の山手線に比べてかなり長い路線です。私自身、ソウル地下鉄の全線の半分ぐらいしか踏破していませんが、この2号線でさえ全線を踏破したことがありません。
この路線に走る車両は写真のとおり、これもどことなく103系に似ており、私のお気に入りの1つです。写真は2号線の代表的な車両ですが、この他元4号線で使用していた車両もある他、近年では新2000系が導入され、旧2000系の勢力は残念ながら徐々に縮小されつつあるようです。

国鉄1000系

2007年05月15日 12時43分02秒 | 韓国
京釜線、京仁線、京元線及びソウル地下鉄1号線には、写真のような301系にそっくりな車両が走っておりました。地下鉄線内は直流、国鉄線は交流のため、車両は交直流両用であり、車内のつくりも日本の戦後補償により車両が開発されたためか103系にそっくりで、私個人としても嬉しいかぎりです。以前はクリームと紺色でしたが、現在は写真のような色に塗り替えられ、今年の正月に確認したかぎりでは、旧1000系の先頭車は残念ながら見かけませんでした。