Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

ジャカルタの205系、営業開始は早くても5月か6月?

2014年01月28日 16時27分11秒 | インドネシア
昨年12月の帰国後、205系の営業開始は12月15日から2編成が使用される予定と複数の幹部社員から聞いておりましたが、現時点でも営業開始されたという情報は入っておらず、いったいいつから営業するのかわからない状況が続いています。
現地メディアの報道によると205系の営業開始は早くても今年5月か6月ではと報道されているようですが、どのようにして営業開始が延期されているのかについてはいっさいの理由説明はありません。
考えられる大きな理由としては、205系は10両編成で運用されることが予定されているため、有効長(ホーム有効長も含めて)が10両に対応していない駅が多くあり、まずは10両編成に対応してからでないと運行ができないのではないかと推測しています。


中央線のJakarta Kota~Manggarai間の中間駅については1993年に日本の政府開発援助によって連続立体交差事業(高架化)が完成し、ホーム有効長は約12両分が確保されていますが、Bogor線や環状線の大部分の駅、Jakarta Kota駅では8両分にしか対応しておらず、現状の施設で運用開始されると乗降の問題などが発生する恐れがあります。

中央線の各高架駅では下の写真のとおり目標停止位置が設置され、以前のように列車の停車する位置にバラツキが少なくなったような気がします。


特にJakarta Kota駅については、常時コミューターが使用している11番線、12番線については8両ギリギリしか対応しておらず、右の信号所のような建物の移設、分岐器の移設など大規模な工事が必要であり、先月申し上げましたように素人目に見てもとても2月頃までに工事が終わるものでもありません。


また、9番線、10番線については暫定的に10両編成が対応可能かと思われますが、このブログにリンクさせていただいている方々のブログのご報告のとおり車止めのある植栽をいくら削っても、出発信号機まではおそらく9両分ぐらいの長さであり、10両となると出発信号機の外側に位置するのではないかと思われますので、何らかの措置が必要になってくるのではないかと思われます。


Manggarai駅については、ホームの北側と南側に線路と平面交差する通路があり、列車が停車する場合、南側の通路を塞がないよに停車しているようですが、その場合、北側のKota側に若干はみだして停車しているため、10両編成の場合についてはホームを延伸させるか、平面交差する通路を立体交差化する必要があるのではないかと思われます。

以上のような問題によって、営業開始が遅れている原因であると断言できませんが、今後、10両編成運用開始に向けてどのような措置が講じられるのか、気になるところであります。

最後に、205系については女性専用車(KKW)の装飾が実施されていませんが、今後、下のイラストのとおり女性専用車の装飾が施されるようです。先月、Bintaro付近で発生したタンクローリーとの衝突事故の教訓により、女性専用車は中間車になるのではないかと思っていましたが、どうも先頭車になるようです。


横浜線205系の今後の行方は?

2014年01月27日 17時56分26秒 | 横浜線
本日は先週末に横浜線ウォッチングを行いましたので、少々その話題をお届けしたいと思います。
今月7日に横浜線用E233系が出場し初お目見えとなり、17日には横浜線内でそのE233系の試運転が開始されましたが、来月16日の営業開始に向けて着々と準備が進められる一方、205系の今後も気になるところで、埼京線の205系と同様に廃車になる車両もあれば、他路線への転出またはジャカルタへ引き続き譲渡され、まだまだ活躍する車両もあるのか目が離せない状況であります。

横浜線沿線ではE233系の試運転が開始されてから、私も含めてにわかにギャラリーが多くなったようで、撮影している方々をよく見かけますが、車両の置き換えが終了する今年8月頃まではこのお祭り騒ぎが続くかもしれません。
私の自宅は横浜線のちょうど中間点である町田ですが、25日午前中はスクーターでちょっこらと相模原付近で1時間ばかり撮影してみました。この付近は橋本の高層マンションも一緒に撮影できるということで、ジャカルタのBogor線Cawang付近を思わせるような風景で、つい横浜線の205系がジャカルタの街を走っている姿を妄想してしまいます。


26日もスクーターでいろいろなところで撮影してみました。
下の写真は沿線の方であれば言わずと知れたところですが、順光で撮影しやすい東神奈川方を狙うとともに八王子方も逆光ながら撮影してみました。


上の写真のトンネルを抜けたところでも私はよく撮影する場所ですが、昨年8月にご紹介しましたように下の写真の右側に見える商業施設の駐車場から狙うと緑の多い横浜線らしい姿を撮影することができます。


スクーターの運転も疲れましたので最後は列車に乗車し、ありきたりではありますが、東神奈川で205系どうしの並びを撮影してみました。半年も過ぎると205系どうしの姿を見ることは難しくなりますが、しばらくはE233系と205系の並びや離合のシーンを頻繁に見ることができると思いますので、そのような姿も撮影しておきたいと思っています。


最後に先程も申し上げましたように横浜線205系の今後の去就が気になるところでありますが、具体的にどのような動きがあるのかまったくわからず、ジャカルタへの譲渡の動きについても、現地スタッフの幹部はノーコメントを貫いておりますので、今後の動きについてはできるだけ多くの車両が廃車にならず、どこかで活躍されることを期待しつつ静かに動向を見守っていきたいと思っています。

E233系、横浜線内で試運転開始

2014年01月20日 23時29分16秒 | 横浜線
先日10日、横浜線用E233系落成についてお伝えしましたが、早くも先週17日から横浜線内の東神奈川~橋本間で1往復試運転が開始され、沿線ではにわかにギャラリーを目にすることが多くなりました。という私も同業者の1人でありますが、E233系の入線も横浜線では初めてということで試運転初日の17日、自宅から近いところで撮影してみました。
まずは、成瀬の有名な見下ろすカーブのところへ行ってみることに。
当日は平日ではありましたが、ギャラリーが多いのではないかとこの場所に着いてみると先客が1人だけで、この日は心配するほど多く見られませんでした。
この場所で撮影してみると見下ろすような形であり、地形的に遮るものがないせいか205系ですと103系ほど大きい音ではありませんが、MT61のサウンドを響きかせており、いざE233系が来るとモーター音も感じさせず静かに通り過ぎて行きました。


続いて、同日の夕方も同じく橋本から東神奈川へ向かう試運転列車を撮影してみることにしましたが、日の短いこの季節では午後4時頃と言えども厳しいものがありました。


18日の朝も自宅から近い町田~古淵間の境川を渡り相模原台地を登る付近の跨線橋から撮影してみました。
やはり通過する際の音は205系に比べて静かであり、私のようなモーター音を楽しむ者にとっては物足りなさを感じてしまいますが、これも技術の発展ととらえて考えたほうが良いのかもしれません。


19日の朝も懲りず、今度は205系との並びを狙いたくて東神奈川へ行ってみました。
このような並びも103系から205系に置き換えられた時と同様に今回のE233系の置き換えも短期間であっという間の出来事であり、長い目で見ればこのような姿は貴重なシーンになるのではないかと思われます。


また、前回の横浜線の記事で、先月末のインドネシアの新聞の記事によると2014年からPT.KAIはINKAから新車約1,000両を購入すると記述され、横浜線205系や南武線205系のジャカルタへの譲渡に暗雲が立ち込め始めており、果たして本当に実現されるのかどうかと述べましたが、あさぎり様、野津田車庫様へのお返事のとおり、どうもその1,000両に及ぶ車両は長距離路線用の客車などが対象ではないかと推測されており、埼京線の205系と同様に今後も205系の譲渡が実施される可能性があるのではないかと個人的には推測しています。
実は私個人的にも引き続き横浜線や南武線の205系がジャカルタで活躍している姿を是非見たいと願っているところでありますが、今から約10年前の2004年に武蔵野線から行った103系が塗装変更されなかった時と同様に今後の205系たちがそのままの姿でジャカルタの街を走ってくれたならばどんなに嬉しいことなのか私にとっては想像できないものがあります。まあその姿を夢見てちょっとお遊び程度に写真を加工してみたのが以下の写真ではありますが、103系のデザイン提案時と違って今のKCJに対しては個人からの新たなデザイン案を受け取り、検討してくれるような体質にも見えませんし、ましてやオリジナルの姿で走らせてほしいなんて言っても絶対に受け入れてくれないかもしれません。
ちなみに左下に小さく写っている写真は現地の新聞記事の一部で、103系が現地入りして間もない頃、スカートを取り付ける前に武蔵野線時代そのままの姿で試運転が実施されていました。

新装オープンしたBogor駅へ

2014年01月18日 19時34分51秒 | インドネシア
先日、新年の挨拶を兼ねて「ジャカルタの103系を追いかけて」と題して述べましたが、Bojong Gede付近で103系を撮影する際にKFWに見事に被られてしまいましたので、気分をなだめる上でBogor線の終点であるBogor駅へと行ってみることにしました。
BogorはJakarta Kotaから約55kmのところに位置し、所要時間は約1時間20分を要し(以前のEkspresだと約1時間)、駅の東には広大なボゴール植物園があります。また、Bogorの南側に標高約2,200mの成層火山であるSalak山と南東側に標高3,000m近くの成層火山であるGede山の裾野に位置することから、Bogor駅での標高は246mと高く、若干涼しく感じますが、「雨の都」と言われるほど雨の多いところでもあります。
終点Bogor駅に到着するとコミューターのホームにSukabumiへ行く列車が停車していましたが、すぐにSukabumi線のホームのある方へゆっくりと去ってしまい、撮影することができませんでした。ならばBogorの車庫を覗いてみようということで入口のところへ行ってみると鉄製のゲートで閉ざされており、中には入れないようになっていました。実は一昨日にBogor車庫の入場許可証をいただいていたものの、その日1日限りのものでしたので、この日はいくらその許可証を見せたとしても期限切れということで入場はできませんが、200mm以上の望遠レンズがあればこのゲートから撮影はできないこともありません。(ただし、列車停止を示す標識が入ってしまうと思われますが)


続いて、先程見ましたSukabumi行きの列車とホームを見るため、まずは一旦改札の外に出てみることにしましたが、この駅では列車の折り返し時間が約15~45分と大分余裕があることから何本もの列車が並ぶことがあり、私もその圧巻につい取り憑かれてしまい撮影に夢中になってしまいました。
なお、PKDのお兄さんたちは改札口のところにたむろっており、この写真の場所から距離的に近いので、瞬時に撮影しないとお兄さんたちが近寄ってきて撮影を咎められますので、くれぐれもご注意ください。


ホームの南側には昨年6月に新たに開設された改札口があり、下の写真のIstana(宮殿)のような施設(Taman Topi Square)の向こうにはSukami行きのホームがあります。


行き止まり式のホームの南側には新改札口が開設され、新たなBogor駅の表玄関となりましたが、駅東側の旧本屋側も改札口として使用されていたのかどうか確認しませんでしたが、歴史的価値の高い建築物かと思いますので、是非取り壊さず残り続けてほしいものです。


写真に写っていた宮殿のような施設の脇を通り、線路沿いを進むこと約200mのところにこじんまりとしたSukami行きのホームがあります。
先程見ましたSukabumi行きの列車が停車しているかと思いきや、撮影に夢中になったせいか残念ながら既に発車してしまったようで見ることができませんでした。
ちなみにBogor~Sukabumi間の列車の時刻は以下のとおりです。
列車番号7116 Bogor7:35→Sukabumi9:46
列車番号7118 Bogor12:45→Sukabumi14:56
列車番号7120 Bogor17:55→Sukabumi20:06

列車番号7115 Sukabumi5:00→Bogor7:12
列車番号7117 Sukabumi10:10→Bogor12:22
列車番号7119 Sukabumi15:20→Bogor17:32

以上の3往復が運行されており、さらにその先のCianjurまでの運行が今月開始されるのではないかと言われていますが、Cianjurから先Bandungまでについてはいつ開通するのかわかりません。


ここでお腹も減ったきましたので、どごで食べようかと考えているとSukabumi行きの駅舎のそばにMie Bakso(肉団子そば)を食べるところがありました。以前でしたらBogor駅構内にあるお店で美味しいMie Baksoを注文するのですが、今ではそのお店も取り壊されてしまい食べることができません。
しかし、ここのお店のMie Baksoは揚げ餃子のような揚げシウマイのようなものが入っており、ちょっと変わったものでしたがなかなか美味しいものでした。フィリピンには赤い玉子がありますが、ここインドネシアには緑色の玉子があり、これは何ですかと尋ねると、これはアヒルの玉子ですと言うので、食べてみることに。フィリピンの赤い玉子に比べれば塩味が足りないかなというものでしたが、まあまあの味付けで美味しいものでした。
なお、ここのお店の娘さん、日本語を5年間勉強しているとかで、日本語で簡単な質問をしてみたのですが、恥ずかしいのかなかなか日本語で答えてもらえませんでした。



南武線、稲城市内高架化完成

2014年01月16日 16時29分59秒 | 南武線
昨年末の話しになりますが、南武線の稲城市内で進められていました連続立体交差事業による第2期区間(稲城大橋交差部付近~多摩川橋梁)約2.4kmの上り線切替工事が12月22日から23日にかけて実施され、稲城市内が完全に立体交差化されました。

この事業の最後の大きなイベントということで、22日夜に登戸~立川間をウォッチングしてみましたが、気がついたところを簡単にご報告したいと思います。
おおよそ今から2年前に実施された第2期区間下り線の切替工事時と同様に南武線の運行については、川崎~登戸間と登戸~矢野口間、府中本町~立川間の3区間に分け、川崎~登戸間ではほぼ平常運転、登戸~矢野口間は単線運転で約35~45分間隔、府中本町~立川間においては約25~35分間隔で運転されました。また、矢野口~分倍河原間についてはバスによる代行輸送が実施されました。

まずは、矢野口から登戸へ行ってみることにしましたが、この区間の列車に抜擢されたのはナハ38であり、登戸行きの場合は行先表示を「登戸」、矢野口行きの場合は「矢野口」という行先表示がありませんので「臨時」が表示されていました。また、この区間は下り線を使用して1閉塞区間として単線運転が実施されたため、滅多に体験できない逆走運転を体験することができました。
車掌もこの時ばかりは開ける扉を間違えないように慎重に業務を実施していたようで、乗客に対しても扉が逆に開くアナウンスが行われ、駅においても登戸方面の列車ですと丁寧なアナウンスが実施されていました。


登戸駅においては、1番線が登戸~矢野口間の列車用、2・3番線が川崎方面行き用として使用され、矢野口行きは運行間隔が相当開くことから改札口にお手製による発車時刻を掲示して案内が行われていました。
下の写真にもあるように発車案内板の上にある南武線の路線図ですが、3月のダイヤ改正から快速列車の運転区間が登戸から稲城長沼に延長されることから、この路線図もダイヤ改正時と同時に変更されるのでしょうか。


再び列車で矢野口に戻ってみることにしました。矢野口駅前には何台かのバスが待機し、分倍河原まで南武線と並走する川崎街道、府中街道などを通るバス代行輸送が実施されていました。この代行輸送を担ったのが京王バスで、他の会社のバスは今回見られませんでした。


矢野口からスクーターで府中本町へ行ってみることにしましたが、途中、稲城長沼駅の様子を見るため、稲城長沼へ寄ってみました。稲城長沼では仮上り線のホームが切断され、改札口から跨線橋を渡らずショートカットできるように新たな通路づくりが行われていました。


これによって駅本屋から下りホームまでの距離が今までよりも短くなりましたが、駅本屋の位置は現在も変わっていないものの2月中には高架下に移設されるようです。このあと多摩川橋梁に近い高架切替工事分岐部の工事の様子を見るため富士通の跡地から眺めようとしたのですが、暗闇で足下がほとんど見えず水溜りもありましたので、結局、現場までたどり着けず、線路の反対側から見上げる形となり、ほとんど良い写真は撮影できませんでした。この工事の様子をご覧になりたい方はリンクさせていただいている「走れ我らが南武線」様のホームページをご覧いただければと思います。


府中本町から立川まで往復乗車してみましたが、この区間の運用に充当された編成はナハ5・35・42・44の4編成であり、全て205系のオリジナル車が充当されていました。上り方面の列車については2011年の快速列車運行開始と同時に「府中本町」の行先表示も追加され方向幕が一新されたため、普段はあまり見ることのできない南武線の「府中本町」行きが見られました。


ここまでは高架切替時の様子をお届けしましたが、1月5日も南武線ウォッチングを行ってみました。
先程も説明しましたが、足下が暗くて工事の様子を見ることができないとお伝えしました富士通の跡地からは、高架切替後も下の写真のとおり撮影することができます。ただし、手前のほうには背丈の高い草が生い茂っていますので、夏になると撮影できないかもしれません。


稲城長沼駅付近の上り線については、本線が設置されていないため、上り中線(2番線)を代わりに使用していますが、駅進入時と出発時に分岐器があるため45km/hの制限となります。


稲城長沼駅の川崎方は武蔵中原駅と同様にダブルクロスの分岐器が設置されていることから、将来的にも下り中線(3番線)からも川崎方面に発車可能になると思われます。3月のダイヤ改正時から現在データイムに運行されている各停「登戸」行きが、各停「稲城長沼」行きとして延長運転が実施され、上り本線が完成するまではこの下り中線を使用して折り返すものと思われます。


稲城長沼駅下りホーム立川方で上り線の列車を撮影する上では、邪魔な架線柱などもありませんし、先程も述べましたように制限45km/hとなっていますので、私のような撮影が下手なものでもある程度それなりに撮影することができます。E233系も7月から登場しますので、少なくとも1枚はここで撮っておきたいものですが、上り本線が完成してしまうとここでの撮影は減ってしまうかもしれませんね。


最後に稲城長沼駅上り仮線の姿ですが、ご覧のとおり柵で囲われ入れないようになっています。今後の予定では稲城長沼駅の上り本線の完成予定は2015年春頃で、事業担当者の話しでは完成時期は今回の上り線高架切替の完成時期のように早期には完成できないようです。おそらく完成は予定どおり2015年春かと思われますが、稲城長沼2面4線化完成のあかつきには快速列車の運転区間が稲城長沼からさらに終点の立川に延長され、川崎~立川間を僅か40分で結ぶということになるのか期待が膨らむところです。
ちなみに上り仮線の線路跡は側道として整備され、2015年度末に完成するようです。


駅本屋の東側には川崎街道に通じる南北の都市計画道路が整備され、駅前広場も整備される予定です。


祝ー横浜線E233系登場

2014年01月10日 17時18分21秒 | 横浜線
先日12月のマニラ・ジャカルタ訪問の話題を全部お伝えできていないところもありますが、私の現在の地元を走る横浜線での話題をここでお伝えしたいと思います。

各種ウェブサイトやブログでも情報は既に出ておりますが、先日7日にJ-TRECから横浜線用E233系が出場しました。私も仕事の忙しい中、逗子までその姿を見るため行ってみました。


車両の前面とサイド中央の帯部分には「YOKOHAMA LINE」と書かれ、その横には葉っぱをモチーフしたと思われるロゴのようなデザインが付けられておりました。
横浜線の車両は根岸線内も走ることから誤乗防止の上からこのようなものも付けられたのかもしれませんが、今年7月デビュー予定の南武線にも同様にこのようなデザインが付けられるのかどうか気になるところです。南武線にも取り付けられるとしたら京浜工業地帯の煙突はないだろうと思いますが、多摩川のせせらぎか名産物の梨をあしらったものになるのでしょうか。


反対側の偶数方は下の写真のとおりです。
編成は東京方からTc6016 MM''6416 T6016 MM'6016 T'c6016で、組成の構成は横浜線の205系と同じであり、M6016には予備パンタ1基が搭載され、T6016には非常用梯子も搭載されています。


話しは変わりますが、E233系導入に伴うものなのか先月3日と10日に209系MUE-Trainが横浜線の小机~八王子間に入線し、試運転が実施されました。


小机では折り返しのため中線に入ったことから205系との貴重な並びも見られ、沿線でもこの209系入線はやはり珍しいのか数々のギャラリーの姿も見られました。


今後、E233系は営業が開始される2月16日には少なくとも4編成分が使用され、今年8月頃までには28編成が出場し、全ての205系と置き換えられる予定ですが、従来の205系の今後も気になるところで、それらの車両が地方路線への転出が実施されるのか、埼京線と同様に一部の車両がジャカルタへ送られるのか注目です。
また、先月末のインドネシアの新聞の記事によると2014年からPT.KAIはINKAから新車約1,000両を購入すると記述されていましたので、横浜線205系や南武線205系のジャカルタへの譲渡に暗雲が立ち込め始めており、果たして本当に実現されるのかどうか、E233系がデビューする2月16日以降の205系に注目していきたいと思っております。

ジャカルタの103系を追いかけて

2014年01月05日 18時24分36秒 | インドネシア
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は横浜線・南武線にいよいよ新型車両のE233系が投入され、従来の205系が地方路線やジャカルタへと転出されるのか、登場から既に50年を経過する103系にも注目し、今年もこれらの車両を中心にレポートしたいと思っています。

本日は昨年12月のジャカルタ・マニラ訪問時の出来事について述べていきたいと思いますが、ジャカルタにおいては私自身103系を中心に追いかけましたので、「ジャカルタの103系を追いかけて」と題して、その一部の撮影記をお届けしたいと思います。
今回のジャカルタ遠征は12月9日から11日の丸3日間滞在しましたが、9日、10日は撮影許可証を入手の上、Bukit DuriやDepok車庫に留置されていた103系や205系などを中心に撮影し、最終日の11日は中央線・Bogor線や環状線・Bogor線でほぼ毎日運行されている103系1編成を追いかけてみることにしました。
まずは確認する上で最も相応しいManggaraiへと行ってみることに。以前もお伝えしましたように駅構内やその周辺ではPKDのお兄さんたちや駅員が見張っており、見つかると問答無用に「ここは撮影禁止です」の一点張りですので、そのようなトラブルは御免ということで、Manggarai駅から南に約500mの所で待ち構えることにしました。
すると約15分経過したところでBogor方面から運良く103系が来ました。問題はこのあとですが、この103系が中央線に入るのか環状線に入るのかですが、中央線であれば約1時間後にここManggaraiに戻ってきますが、環状線であれば通常Manggaraiの隣駅であるJatinegara行きとなりますので、このあとJatinegara付近や環状東線で撮影することもできます。
目を凝らしManggarai駅を発車した白い車体の103系の動きに注目していると、列車は緩やかに左へと曲がり消え去っていきました。ここで約30分撮影したのち、私も列車で隣駅のJatinegaraへ行ってみることにしました。


Jatinegara駅に到着すると線路沿いを歩きながら撮影できるところを探していましたが、撮影ポイントであるカーブで上手く撮影できる自信もなく、この付近にある機関庫にはPKDのお兄さんたちが見張っていることから、無難に機関庫の脇でPKDに見つからないようにしゃがんで103系を待っていました。
すると先程Manggarai駅付近で撮影した103系が約1時間後にあらわれ、無事に撮影することができました。


急いでJatinegara駅へ戻ると103系が折り返しの準備をしており、後続の203系もちょうど到着して、JR形式どうしのツーショットも撮影できました。


つい撮影に夢中になり過ぎて、半年前に導入したICカードをタッチしていませんでしたので(入場記録がない状態)、103系の乗務員に「Tunggu sebentar ya!」(ちょっと待っててね)と言って、駅本屋まで行ってカードをタッチし、慌てて103系のところに戻るとすぐにドアは閉まりました。
今回、ジャカルタの103系に乗車するのはこれが初めてでしたが、どうしても1度は乗車してみたいということもあり乗車してみたのですが、このあとどこで降りて、どこで撮影しようかと考えているうちに103系は環状線をひたすらゆっくりしたスピードで走っていました。

環状東線は中央線と違ってジャカルタの庶民的なエリアを走り、ところどころ線路上に不法占拠の家屋なども見られます。


いろいろと考えているうちに長距離列車が発着するPasar Senen駅で降車し、タクシーで先程のManggarai駅に戻ることにしました。

Pasar Senen駅ではコミューターも以前はおそらく真ん中のホームを使用していたかと思うのですが、現在では外回りのコミューターは最も東側のホームを使用しています。


Pasar Senen駅に到着するや否や列車が来ないことを確認し、PKDの連中がいないことも確認の上、103系の前を横切って停車中のところを撮影してみました。


このあと、Pasar Senen駅前を横切るJl.Supraptoでタクシーを捕まえてManggarai駅へと戻り、先程、撮影したところへと戻ってきました。思ったよりも列車はゆっくりしたスピードで走っていたようで、この場所に戻ってから約15分後に先程乗車した103系がやって来ました。


103系はBogor行きでしたので、その戻りをBogor近くで撮影しようということで後続の列車で追いかけ、Bogorの2つ手前のBojong Gedeで降車し、Bogor寄りに約500mほど離れていたところで103系を待っていましたが、ほとんど被らないはずであると確信し、撮影に期待を膨らましていたところ、日頃の行いが悪いのか糞KFWに見事に被られてしまいました。トホホ........


このあとも103系を追いかけたのですが悪い事は重なるもので、これ以上述べるのはツライところもありますのでこの辺にしておきますが、ジャカルタでKRL(電車)を撮影する上でのコツは最低限時刻表は必要かと思いますし、地図の持参、地理的な情報もある程度あたまに入れておくと効率的かつ良い写真が撮影できるかもしれません。

また、KCJには列車の位置を示す情報をウェブサイトや駅(Juanda駅など)で確認することもできますし、さらにKRLの運用表があると特定の編成を追いかける私のような者にとっては有効な手段かと思います。

下はKCJ管内の列車位置をリアルタイムで提供されており、基本的には運用どおり走っているようで、遅れが出た場合、日本の鉄道会社で実施しているような運用変更や途中の駅で折り返すというようなことをせずに遅れをそのまま引きずり、列車によっては1時間以上も遅れを引きずって運行されているようです。
(項目は左から列車番号、行き先、発車時刻、位置、番線)


下の運用表は公表できませんので、ほんの一部をお見せしますが、このような運用表もあると撮影する上では便利かもしれません。