昨年12月18日のことになりますが、浜川崎線(南武支線)205系!夢の全車大集合撮影会! in 鎌倉車両センター中原支所が開催され、205系の撮影会には相応しい参加費20,500円を払って参加させていただきました。
浜川崎線で使用されている205系3編成が全て勢揃いする撮影会ですが、昨年夏頃に新潟で使用されていた3扉のE127系のV12、V13編成の2本が転用改造を受け、装いを浜川崎線205系で使用されてきたクリーム色帯を除く青緑と黄の帯色を纏い、それぞれV1、V2編成として中原支所に転入しました。
昨年9月13日にはこの2編成ともに営業を開始し、今まで使用されてきた205系のW1とW2の編成は新潟から転入したE127系によって置き換えられ、国府津に疎開されていましたが、この撮影会に合わせ中原支所に戻り、現在も活躍しているW4編成も中原支所に回送され、浜川崎線で使用されていた全ての205系が勢揃いする夢の撮影会となりました。
南武線ファンにとっては夢のような撮影会でありますので、ある程度納得のいける金額であれば参加したいと考えていましたが、このような有料撮影会のお知らせがいつ出てくるのかわからず、不意とJREモールをチェックしていたところ売り出し直前の15分前に撮影会のお知らせが出ていることを知り、説明文もよーく読まずに午前の部に申し込んでしまいました。
申し込んだあとに説明文をよーく読んでみると、午前中の部でも”立川方がメインになります”と書いてあるではないですか。ということは晴れてしまったらお顔は影になってしまい綺麗に撮影することができないことをキャンセルができない1時間後に知りました。
私はメールで”川崎方がメインでないのであれば午後の部に変更できませんか”というメッセージを送り、翌日には一応電話で確認してみたのですが、その翌日の夕方に”川崎方がメインになり、誤記でしたという訂正の説明をいたします”という連絡を電話でいただき一安心できました。
何はともあれ、開催時には天気にもある程度恵まれ、上の写真のように満足できる撮影会となりましたが、先日、どこかの有料撮影会において架線のビームの影が車両のお顔にかかってしまい、車両を柔軟に少しでも動かすことができず、参加者には不満が多く残る撮影会がありましたが、中原支所の撮影会においてはこの撮影会以前に2度程参加させていただいた撮影会においても参加者に対しての配慮が相当行き届いていることを感じます。
曇ってきましたので、立川方も撮影させていただきましたが、やはり順光であると被写体は映えますね。ただ、LEDの行先表示等がよく見えないのが残念なところですが、新潟から転入したE127系は1995年生まれの車両であり、この205系たちと5年少々しか年齢差がないものの行先表示が幕式なのはいいところかもしれません。
また、撮影会後の12月21日には中原支所から国府津車両センターに返却されるということで、205系2+2の4両編成の姿を見たくて武蔵中原駅に行ってみました。
出発の5分ぐらい前に入線し、私も含め50人ぐらいのギャラリーたちはしきりにシャッターを切っていました。
下の写真のような姿、国鉄時代であれば南武線の101系や103系では3+3編成が多くありましたし、73系では基本編成4+付属編成2の編成ではお馴染みでしたが、先頭車+先頭車の組み合わせする姿は久しぶりなのかもしれません。
最後に2022年3月のダイヤ改正前まで続いていた中原支所から浜川崎線への送り込み回送ですが、矢向駅付近で引き起こした車両故障が引き金になってしまったのか、すべて鶴見線営業所からの回送となり、南武線本線内で浜川崎線の列車を見る機会が交番検査等でしか見られなくなってしまいました。
当時、01H運用は武蔵中原〜尻手間は回送扱いし、尻手1番線から客扱いとなりますので、物好きな人にとってはほんの僅かなこの貴重な体験は嬉しかったのではないかと思いますが、私がまだ小学生低学年であった昭和50年以前は武蔵中原始発、浜川崎行きのクハ16+クモハ11が営業列車として運行されており、鹿島田から尻手までこの列車に乗車したことがありますが、ほとんど乗客は居ませんでした。
最後にいまだに廃車されず国府津に留置されているW1とW2の205系の今後の去就はどうなるのか気になるところですが、どこかで活躍できることを南武線ファンの私としても願いたいところですし、譲渡や廃車前に川崎市市制100周年のイベントで浜川崎線4両編成もしくは6両編成で川崎〜登戸間をかつてのドラえもん号もしくはアゼリア号のように走り、ターボ君のような加速ぶりを南武線本線で演出してほしいものです。