Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

南武線恒例の修学旅行列車に185系を充当

2022年12月31日 19時48分51秒 | 南武線
今年も残すところあと数時間となりましたが、皆様はどのようにしてお過ごしでしょうか。
私は本来であれば今の時間も副業の宅配の仕事で夜9時過ぎまで働くはずでしたが、4日前の夜に微熱と寒気、倦怠感を感じ、翌朝、自宅近くの診療所で検査してみてもらったところ予想していたインフルエンザではなく、結果はコロナ陽性でした。症状が3年前にかかったインフルエンザと全くいっしょであり、その症状がそれほど重いものではありませんでしたので、今回もインフルエンザではないかと予想していたところ、診療所の先生から結果を言われた時は一瞬疑ってしまいました。
ということで、年末年始はまったく外にも出れず、自宅で静養するしかありませんが、せっかくこのような貴重な時間を作れるのも今のうちかもしれませんので、私の愛する元地元路線の南武線の話題を簡単にお話ししたいと思います。

つい先日、今年の南武線の話題として最も注目を浴びた話題は水素電車FV-E991系「Hybari」の登場であると申しましたが、もう2つ上げるのであれば、相模線205系500番台の南武線内入線と南武線恒例の修学旅行列車に185系が久しぶりに充当されたことかもしれません。
修学旅行列車の運転についてはダイヤ情報にも記載されていますので、おおよその運転日がわかり、形式も記載されていますが、11月7日だけは185系と記載されていることにビックリし、これは久しぶりに修学旅行列車に充当されるとあって、私も武蔵中原駅まで見に行ってみました。


平日であれば中原支所へ入区する南武線E233系と並ぶことになるのですが、その並びを是非撮影したいということで、川崎方のホーム先端で待ち構えておりました。今回、運良く乗車することができる小学生は中原区内にある玉川小学校の生徒さんでしたが、駅構内のアナウンスで「たまがわしょうがっこうのみなさま〜」と案内されていた時に思わず「たまがわではなく、ぎょくせんと読むんですがね」と呟いてしまいました。
まあ、私が中学生の頃も担任が同じように「たまがわちゅうがっこう」と言って、別の生徒と一緒に私も「ぎょくせんちゅうがっこう」と読むのですよと教えてあげたのですが、地名等の読み方は難しいものですね。
それはともかく、通常、E257系5500番台で運行されている修学旅行列車が、なぜかこの日だけ185系で運転されるとは運の良い日であり、小学生の中でも鉄道に知識のある生徒さんはきっと自慢しているに違いないのではないでしょうか。

続いて、185系の人気も高まる一方、定期列車からの運用には充当されることなく、廃車も続く中、去就が注目されますが、185系が南武線の修学旅行列車に充当されるようになったのはいつからでしょうか。


2012年のシーズンまでは183系1000番台が使用されていたようですが、2013年のシーズンからは185系が使用されるようになり、この年の6月に4両編成の入線試験、習熟訓練とともに中原電車区で一般公開が実施されました。
中原電車区の乗務員さんの中には185系を運転された方もいらっしゃるようですので、南武線内を運転する上でも難しいことはないかと思いますが、南武線ファンからすると東海道線等ではお馴染みの車両が南武線に入線するのは新鮮さがありました。また、この撮影会では185系のヘッドマークを変えていただくとともに、南武線205系に対しても「川崎-奥多摩ハイキング号」等のようなレアな表示にしていただき、サービスたっぷりの撮影会でした。


2013年から始まった185系の修学旅行列車は2015年頃までは田町色であったようですが、2016年頃からは初代の踊り子塗装であるストライプタイプになりました。


2016年頃からはご覧のストライプになり、特急「踊り子」が南武線上を走っているようにも見えます。しかしながら2018年秋頃からはE257系500番台、最近ではE257系5500番台が充当され、185系の姿を南武線で見ることはほとんどなくなりましたが、昨年、2021年6月に運転された青梅〜鎌倉間の快速「鎌倉あじさい号」に充当され、私も1度乗車し、貴重な立川〜西立川間の青梅短絡線や南武線(府中本町〜立川間)の乗車を楽しみました。


来年も185系が運転され、南武線に乗り入れることがあるのかどうかわかりませんが、南武線ファンとしてはやはりその姿は見たいものですし、武蔵中原駅のでE233系との並びは撮影したいところです。
ところで、南武線の各駅ではホームドアの設置工事が実施されているところがありますが、武蔵中原駅においてもやがて上り本線と下り本線には設置されるはずであり、ホーム先端での撮影ができなくなるのではと危惧しているところです。(このような構図での撮影はできなくなるのでしょうか)


南武線73系を模型で楽しむ

2022年12月30日 15時21分01秒 | 南武線
つい先日、鉄道模型メーカーのTomixから南武線と鶴見線73系が発売され、今回新たに南武線シリーズではクモハ73600やモハ72500等が製品化されたということで、普段、鉄道模型をあまりやらない私も少々注目しておりました。


私自身、73系の模型は初代の4両セットを所有し、その後、単品でクモハ73500とクハ79300の計2両を所有し、南武線6両編成が1編成組成できるのですが、上記の南武線の代表的な顔でもあるクモハ73600やクハ79920が加わり、ますますエスカレートする一方ですが、南武線以外のハマ線や青梅・五日市線も楽しむ醍醐味もあります。


73系のような旧型国電になると模型をやる上で苦労されるのは資料集めですが、中でも編成表になるとこの時代の情報はなかなかありませんので、車両番号のインレタを貼る上では悩むところではないでしょうか。車両番号は貼らないで行先表示、運番、シルバーシートだけ貼って楽しむのもありかなと思います。
南武線73系では1975年4月1日現在の編成表は以下のとおりで、基本編成はTc M T M'c、付属編成はMc T'cで、付属編成が立川方に組成され、稲城長沼や武蔵中原で分割・併合が実施されていました。


南武線セットの運番は01、05、27、33が入っていますが、旧国晩年の頃であれば稲城長沼で分割・併合するのは05〜11のようですので、05を付けて分割併合を楽しむのも良いのかもしれません。
また、シルバーシートは紺主体のものと白主体のものの両方が用意され、南武線は青梅・五日市線と同様に紺主体のものが使用されていましたので、紺主体のものを貼付けることになりますが、6両編成では4両にシルバーシートが付くことになりますので、101系よりも壮観で、私が少年時代に初めて南武線にシルバーシートが導入された時は感動的でした。横浜線で使用する際には白主体のものが使用されましたので、白主体のものを貼付け、幕板部があるものは幕板の下に貼るのが基本のようです。

この他、73系の快速が運行されたことがあるのかわかりませんが、模型の世界では爆走してほしいところで、運番は快速運用の61とし、クハ79920とクハ79300に大型の快速のサボを付けるもしくは小型の快速サボを乗務員室から掲示し、武蔵中原で101系各停を待避させ、下り本線を豪快に73系が駆け抜けて行くというシーンは演出したいですね。


まあ、私のように幻の73系南武線快速列車のように模型で実現化を楽しむのも1つだと思いますし、南武線だけでなく他の路線の73系を楽しむのも良いですし、浜川崎線で使用されていたクハ16+クモハ11もしくは鶴見線や南武線で使用されていたクモハ12を73系に組成し、一時期走っていた姿を再現することも楽しいのかもしれません。



南武線、鶴見線で活躍する水素電車FV-E991系「Hybari」

2022年12月27日 02時26分22秒 | 南武線
今年もあと僅かとなりましたが、私の元地元の南武線界隈での今年一番の話題と言ったらなんと言っても水素電車FV-E991系「Hybari」の登場ではないでしょうか。

J-TREC横浜事業所で製造されたFV-E991系「Hybari」の2両編成は今年2月5日に出場し、翌日の2月6日の日曜日に鎌倉車両センター中原支所へと運ばれたのですが、日曜日の日中堂々と中原支所の最寄駅の武蔵中原駅にEF65により牽引されるという南武線では非常に珍しい姿とあってか、多くのギャラリーでホームは賑わっていました。


多くのギャラリーが集まると予想してか、EF65とFV-E991系「Hybari」の2両は中線に入線せず、下り本線の4番線に入線し、下り列車は一時的に下り中線の3番線を使用し対応されていました。


EF65は切り離されたものの1時間程停車し、単機で立川方へと発車し、FV-E991系「Hybari」の2両は自走でそのまま中原支所へと入区しました。


メディアでは3月下旬から南武線の川崎〜登戸間、浜川崎線及び鶴見線で試運転を開始するとの報道でしたが、実際には2月17日の深夜に武蔵中原〜登戸〜川崎〜武蔵中原のルートで試運転が開始され、定期的に深夜帯の川崎〜登戸間で試運転が実施されました。


また、8月26日には武蔵中原〜扇町間で、日中時に初めて試運転が実施され、日中とあってか多くのギャラリーを見かけました。その後は深夜帯と日中の試運転も定期的に繰り返され、鶴見線の鶴見までのルートにおいても試運転が実施されたようです。
来年も引き続き試運転が各メディアの発表のとおりの区間で実施され、データを収集されるものと思いますが、来年は鶴見線や浜川崎線の車両の置き替えもあり得るかもしれませんので、水素電車の「Hybari」と205系の並びは撮りたいところです。


鎌倉車両センター中原支所有料撮影会に参加

2022年12月19日 21時58分08秒 | 南武線
最近、JRE MALLでは各車両センターや車両工場などにおいて有料撮影会が実施されていますが、私の元地元である南武線の車両基地である鎌倉車両センター中原支所(旧中原電車区)においても各種の有料撮影会が実施され、今年は7月16日と10月8日の撮影会に参加させていただきました。


7月16日の撮影会は南武線E233系8500番台のN36編成と浜川崎線205系W1編成、水素電車のFV-E991系「Hybari」が主で、 朝9時45分から正午12時までの2時間ちょっと、お値段は13,500円でした。車両や社員の手配、準備などを考慮するともう少し経費がかかるのかもしれませんが、私も交検庫や台検庫に入れるのはおそらく201系の展示や新製205系が到着した以来、約35年ぶりのことでありますので、昔の懐かしさを味わいたいということで参加させていただきました。
まずは受付を済ますと7番(参加人数20名まで)の札を受け取り事務所の2階へ上がり、用意された席に着くとご希望の列番、種別、行先表示を書く紙が机の上にありました。
えっ!この紙、ご希望のものにしてくれることを何も考えておらず、正直、何にしたら良いのか、頭によぎるのは無頓着な列番ばかりで、矢向はできるのですかと質問しましたが、矢向はできないとのことで、私はあり得るものを選択しました。
考えたの単純に始発と最終列車でE233のほうは休日快速の1番列車である3960F、浜川崎線205系は始発の502H、最終の2213Hで、参加者の方からすると、なにこれってまったくつまらないなんて言われてしまうのかもしれませんが、私は単純なほうが好きであえてこれを選びました。
あとで考えれば武蔵中原から送り込みしていた600Hの姿が良かったのではないかと思いますが、また、このような企画は実施されるのかもしれませんので、次回のお楽しみということで期待したいと思います。


10時ちょうどから交検庫に案内され、順番でご希望の列番、種別、行先表示に変えてくれて撮影タイムが開始されるのですが、正直、私自身も自分の選んだものにはそれほど興味がなく、単純にこの撮影会を楽しめれば良い感じで、社員さんとのお話しできるほうが楽しく過ごせました。


ただ、私の順番になった時に浜川崎線205系の尻手行きの列番がなぜか始発列車の502Hのままであった時に、社員さんに列番が変わっていませんよと注文を付けてしまいました。


最後の僅か15分ぐらいでしょうか、水素電車であるHybariのある台検庫で撮影させていただき、あらゆる行先表示に変えてくれて参加された皆さんはカメラのシャッターを盛んに切られていました。
社員さんや区長さんがおっしゃるには、良いデータは収集されつつあるものの日中の試運転を実施する上では南武線上においては営業している列車が多いので、現時点での日中時の試運転はある程度実績などがないと難しいかもとのことで、この時点では当分は営業列車の走らない深夜帯を中心にHybariの試運転が継続されるのかもしれませんとのことでした。


続いて、10月8日になりますが、7月の撮影会において引退した相模線の205系を手配して、神奈川県内の205系を並べて撮影会を予定していると社員からご報告されていました撮影会が実現し、この日に晴れて実施されました。
撮影会で用意された車両は浜川崎線205系のW1、鶴見線205系のT11、相模線205系R1、南武線E233系N1、8500番台のN36の5編成が並べられました。
この撮影会のお値段はいつもより高い25,000円と前回参加させていただいた撮影会に比べ2倍くらい高いのですが、相模線205系を国府津から手配することを考慮すると、これくらいの金額がかかってしまうのかもしれません。

まずは前回同様に撮影会においての注意点などの説明を受けたのち、参加者は車庫の構内に案内されると立川方から撮影できるように各編成の頭が揃えられていました。


相模線の205系が南武線で見れることは今までであればまずなかったはずかと思いますが、このようなことが11月26日の武蔵中原駅でのイベントにおいても実現しました。
また、撮影会の後半では恒例の水素電車であるHybariの撮影は用意されていませんでしたが、このような夢のような並びだけでもお腹いっぱいというような感じであり、今後もリバイバル南武209系の企画なども期待したいところです。