Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

せんとくんの103系を求めて大阪へ

2014年05月28日 22時46分32秒 | 他線区の103系
2ヶ月ぐらい前のことになりますが、昨年12月中旬から今年3月末まで奈良の103系1編成に奈良県のマスコットキャラクターである「せんとくん」などをラッピングし運行されるということで、期間ギリギリの3月29日に18きっぷを使ってムンライトながらなどで京都まで行ってみることにしました。
事前にこのラッピング編成の運用がわかっていれば苦労もせず計画も立てやすいのですが、運用に充当されているのかどうかも全く情報がありませんでしたので、とりあえず無難に宇治にある宇治川の橋梁で撮影してみることにしました。
この橋梁に到着したのは8時頃かと思いますが、既に2時間が経過する10時になっても見ることができず、結局、全ての運用を把握するとともに残念ながら「せんとくん」のラッピング車両は運用に充当されていないことが判明しました。


ということで、この橋梁での撮影も2時間を超えましたので、場所を変えてみることにしました。
奈良方面の列車に乗車し、南下してみることにしましたが、途中、城陽を境にして103系の本数が奈良方面側では半分になってしまいますが、城陽から先のほうが撮影地としては相応しいためそのまま乗り続け、結局、棚倉で撮影することにしました。
城陽から南側では普通列車の本数が半分になり、30分間隔で103系を撮影することができますが、115系を新潟や長野地区で撮影することを考えれば、まだ楽なのかもしれません。


2時間ほど棚倉で撮影したのち、弁天町にある交通科学博物館に行ってみることにしました。行ってみると言っても1年前に入館したことがあり、約1週間後の4月6日に閉館するとあって利用客が多いので外から覗くだけにしました。
その前に芦原橋で撮影していたのですが、201系の多くの車両には環状運転50周年のHMを取り付けた車両とさよなら交通科学博物館のHMを取り付けた車両を見ることができました。


交通科学博物館をあとにし、弁天町駅の階段を昇りホームまで来ると、運良く環状運転50周年のHMを取り付けた編成どうしの並びを見ることができました。それにしても行先表示はやはり幕でないと撮影する気力がなくなってしまいますし、体質改善車というのも私のようなできるだけ原形好きな私にとっては撮影する気力を半減させてしまいます。
それはともかく、報道されているように2017年度までに新型車両の導入が予定されており、今年2月中旬に朝ラッシュ時に3扉車を集中して運用に充当した結果、新型車両を3ドア車とする方向で検討されており、将来的にホームドアの設置などを考慮すると103系も含めてこの201系も新型車両により置き換わってしまうのかもしれません。


最後におまけですが、車庫のある森ノ宮を覗いてみると、奈良へ貸し出されていたスカイブルーの103系4両編成1本(Tc135~)が留置されており、もう1本(Tc193~)は日根野に復帰されたようですが、下の写真のTc135~の編成は再び奈良へ戻され、奈良線や大阪環状線に乗り入れる4+4の運用に戻されているようで、混色マニアの私にとっては大阪にまた足を運ぶ楽しみができました。



奈良線で活躍するスカイブルーの103系

2013年08月27日 22時31分15秒 | 他線区の103系
18きっぷのシーズンには必ずと言ってもいいほどこの切符を使いますが、今年の春は一度も西日本方面へ訪れず、久しぶりに103系の撮影に行きたくなり、22日朝早く、関西へ普通列車を乗り継いで行ってみることにしました。
本来であれば時間を有効に使うため「ムーンライトながら」で行くことが望まれるのですが、近年においてはこの列車自体も臨時列車化されてしまい、2009年まで運行されていた元々の臨時列車も現在では運行されておらず、この列車の指定券を乗車する当日に取るにはほとんど無理のようです。ですので、朝4時起床し、自宅から約40分あまりを歩き、小田急線町田駅で始発列車に乗車し、まずは京都を目指すことにしました。京都には13:13に到着し、もちろん103系が活躍している奈良線ホームへと行ってみました。すると10番線にはスカイブルーの103系が停車しており、まずはこの編成をどこかで撮影してみようということで後続のみやこ路快速の列車で狙うことを考えていましたが、この列車が京都を発車した直後にもう1本のスカイブルーが到着しました。
最近のスカイブルー編成の運用状況が私にとってはまったくわからない状況でしたが、予め時刻表に103系と221系の所定の代走運用を色分けしておきましたので、スカイブルー2本ともに221系代走運用に充当されていることがすぐに理解できました。これであれば上狛でスカイブルー同士の並びが撮影できるということで、まずはその並びにチャレンジしてみました。
奈良線用のウグイスとスカイブルーとの並びも良いものですが、日常、ウグイスの103系が走る奈良線でスカイブルー同士の並びはもしかしたら貴重なのかもしれません。


23日は金曜日であり、運用上、奈良線の221系代走運用には通常であれば103系1本のみが充当されますので、1本はもしかしたら大阪環状線に乗り入れる関西線103系4+4の運用に充当されることも考えられるのですが、私はその可能性にかけてその列車が通過する1時間前(7時ちょうど)に順光で撮影できる福島へ行ってみました。するとギャラリーはだれもおらず、しばらくはオレンジの103系や201系を撮影しておりましたが、20分ほど前から俄にギャラリーが集まりました。すると来たのは残念ながら全てウグイスの編成でしたが、スカイブルーを除いて2編成しかない貴重なシールドビーム改造のT'c168であり、今年冬に撮影した車両でもありました。


この1枚を撮影したあと、もう1周待って撮影しても良かったのですが、221系の代走運用にスカイブルーが充当されているのか確認すべく王寺へ行ったり、関西線内で6連の103系を撮影したのち、無難に撮影できる宇治の橋梁へ行ってみました。天候が急激に悪くなり、雨が降り出しそうな感じでしたが、何とか持ち堪えてもらい撮影することができました。


最後は京都での行き止まり式のホームを活かして、ウグイスとの並びを撮影してみようということで、スカイブルーが221系などの運用に充当された場合、何度か並びのシーンを撮影することができますが、問題は晴れた場合に影が出てしまうことと、9番線と10番線で線路面の高さが若干違うということで、少々苦労してしまうようです。


しばらくはこの2本のスカイブルー編成の活躍が見られそうですが、厳密にいつまで続くのかわかりませんので、また、このスカイブルー編成を中心にできるだけ早く再び追っかけてみたいと思っています。

みどりの山手線50周年

2013年05月16日 23時14分13秒 | 他線区の103系
前回は埼京線の車両の話題について簡単に述べましたが、ウグイス色続きということで、ウグイス色の103系が山手線に登場したのが1963年(昭和38年)ですが、今年でちょうど50周年を迎え、それを記念してか山手線で使用されているE231系1編成を103系のようにウグイス色にラッピングされ運行されています。山手線のラインカラーをウグイス色として採用されたのは1963年に登場した103系からで、それまでは総武線などでおなじみのカナリア色が山手線のラインカラーであり、それらは101系で採用されていましたが、のちに中央・総武緩行線へ転出され、山手線にはこのウグイスの103系が大量に投入され、それ以来ウグイス色が山手線のカラーとして定着しています。
私自身も山手線に103系が投入された時期に生まれ、この103系を見ながら幼少時代を過ごしましたが、のちに京浜東北線とともにATC化されることになり、今まで投入開始の頃から使用されたいた低運転台の先頭車は大阪や東京近郊の路線などに転出し、新たにATC準備車の高運転台の車両が山手線などに配備され、子供ながらフェイスの格好良さに感動したものです。前回も申しましたようにウグイス色の103系こそが私の鉄道趣味を開花させたものと思っておりますが、私が小学生の頃、大人になったら山手線の運転士になってみたいと憧れていたものの、高校生の頃に通い詰めていた中原区の運転士から必ず人身事故は1度は経験するからねという言葉を聞いて、すんなりと運転士になることを諦めてしまいました。しかしながら車両自体は今でも103系好きが続いており、かつウグイス色が一番のお気に入りで、山手線以外で横浜線のウグイス色103系や南武線などでのウグイス+カナリア混色編成の思い出は今でも忘れられません。

下の写真は国鉄末期の1985年頃に撮影したもので、この頃から205系が山手線に投入され、103系が他線区に転出されました。


時々、山手線を利用するもののなぜかウグイス色にラッピングされたトウ545編成を見る機会が少なかったのですが、つい10日前ほど初めて撮影と乗車することができました。
今年の12月28日まで、このウグイス色の姿で活躍するそうで、その間このイベントに関連するグッズの販売や催し物も今後あるかと思いますので期待しておりますが、同様に京浜東北線においても現在使用されているE233系をスカイブルーにラッピングして”みずいろの京浜東北線50周年”というイベントを再来年にでも行ってもらえるのではないかと期待しております。


吊革のストラップ部分には山手線の103系の写真が掲出され、当時の思い出がよみがえってきます。
写真は山手電車区と書かれていますが、山手電車区に名称変更された1985年は既にATC化されており、写真は103系の低運ですので、正確には品川電車区とすべきでしょうかね。

去就が注目される埼京線205系の行方は

2013年05月11日 00時26分35秒 | 他線区の103系
東北新幹線建設の見返りとして建設された埼京線(赤羽~大宮間)は1985年に開業し、同時に赤羽線に乗り入れが実施されましたが、開業してから月日が経つのも早く30年近くを迎えようとしております。車両自体も開業当初は山手線への205系投入によってウグイス色の103系がそのまま使用されていたものの、当路線にも205系が1989年から投入され、翌年には全車が205系に置き換わりましたが、その205系も20年以上経過し、いよいよE233系によって置き換える時期に来ております。

下の写真は山手線からウグイス色のまま埼京線に転出された103系で、開業当初、103系の電動機から発生するモーター音が沿線住民の問題として取り上げられることが多いようでしたが、このような問題からかどうかわかりませんが僅か5年ほどで205系化されてしまい、同じウグイス色が使用されていた横浜線も埼京線よりも一足先に205系化が実施され、この時期から急速にウグイスの103系が激減してしまいました。山手線のウグイス色の103系こそが私の鉄道趣味を開花させた原点であり、ウグイス色好きな私にとって残念なことでありましたが、幸いにも川越線・八高線で103系が長く活躍し、関西線においては黄色帯の警戒色がなくなるなどある程度ウグイスの103系で楽しませていただきました。


話しは飛びますが、1989年から投入された埼京線の205系も南武線や横浜線よりも先にE233系によって置き換えられることになり、そのE233系もすでに4編成が出場しているようですが、来月から営業開始される予定で、来年の1月にはE233系への置き換えが完了するようです。全部で31編成が製造される予定のようですので、置き換えのペースは私鉄の会社では考えられないほど早いペースであり、今から撮影しておかないと205系と巡り会うチャンスが少なくなるということで撮影してみました。


また、この埼京線の205系の去就が注目されていると思いますが、私自身も今後の行方を把握しておらず、噂されているように高崎の107系置き換えとして使用されるのか、はたまた他のローカル線用として使用されるのか注目されていますが、今後、それらについては時期を追っていくことによって解明されるのではないかと思いますので、今後のお楽しみということで動向に注目しております。

103系などを求めて大阪へ

2013年04月30日 00時42分37秒 | 他線区の103系
先日、フィリピン国鉄(PNR)の話題について述べましたが、今回の訪比ではPNRについて調査などする時間があまりにも少なく、ご報告できることはありませんので、本日から国内の話題を簡単にご紹介したいと思います。国内の話題と言っても私の場合は趣味が偏っていますので、南武線かJRの通勤・近郊形車両ということになりますが、その中で今年に入ってから地方へ遠征しつつも、まだ報告していないことがありますので、簡単にご報告したいと思います。

今年1月9日に主に辰野~塩尻間に運転されている123系について述べましたが、その続きについて簡単に述べていきたいと思います。(117系の話題はまた後で)
1月10日のことになりますが、大阪周辺で活躍する103系や205系などをウォッチングしてみました。
まずはダイヤ改正の度に列車がなくなるのではないかと噂される奈良の103系による4+4両編成の大阪環状線への乗り入れ編成を撮影しておこうということで桜ノ宮で撮影してみましたが、この日は数少ないシールドビーム改造の編成が先頭に立ち、ラッキーなすべり出しでした。


しかも内回りには大阪環状線から関西線に乗り入れる車両とのツーショットも撮影できましたが、この日の関西線に乗り入れる03Mが残念ながら103系でなく201系でした。
今年3月のダイヤ改正後も奈良の103系による大阪環状線乗り入れと森ノ宮の103系及び201系による関西線乗り入れともに運行されており一安心といったところです。現在、奈良線で旧日根野のスカイブルーの103系が限定運用に充当されていますが、通常の運用に充当されれば大阪環状線や関西線でウグイスの4両+スカイブルー4両の混色編成を見ることができるのではないでしょうか。


続いて間もなく営業が終了する東海道緩行線205系を撮影したのち、関西線へと行ってみました。この日は103系が62Aに充当されていることがわかっていましたので、数少ない快速運用に充当されることから、その快速表示の姿とともに撮影してみようと待っていると、その表示は珍しくもただの「快速」だけでした。


最後におおさか東線へ行ってみると、これも行先表示が「団体」表示になっており、ただ故障していただけのようでしたが、普段はあまり見られない表示を目にすることができました。


2013年度から5年かけて、大阪環状線の駅美化、駅改良、車両新製などが計画されていることから、今後、新車が大阪環状線に投入され、従来の103系や201系が他路線に転出もしくは一部車両が廃車されることが予想されますが、実際にどのような動きが出てくるのか注目されています。103系は古い車両や状態の悪い車両が廃車され、201系サハの廃車や阪和線への転出なんていうことも想像しておりますが、今後の楽しみというか103系マニアにとっては逆に悲しくなるだけかもしれません。

103系を求めて広島、大阪へ

2013年01月01日 22時19分04秒 | 他線区の103系
あけましておめでとうございます。
前回の記事はジャカルタ、マニラからの報告ということで、昨年10月以来更新せず新年を迎えてしまいましたが、今年も仕事の忙しさでしばらく更新ができないことが予想されつつも、できるだけ面白い話題を提供していきたいと思っております。

この年末年始も忙しいと言いつつも長期的に休めるのはこの時期ぐらいですので、ソウルの103系を求めて1週間程ソウル国電探訪でもと計画しておりましたが、仕事の量が多く残っていることからソウル遠征は諦め、年末の29~31日に恒例の103系を求めて広島・大阪を行いました。また、経済的な面でも皆さんのように新幹線に乗って出かけられるようなリッチな生活はできませんので、今回もいい年をして18キッパーになって、まずは広島まで鈍行を乗り継いで行きました。
広島に4連の103系が在籍していた頃は高運や戸袋窓ありの車両が見れましたので、それなりに楽しめたのですが、その4連も今では完全に撤退し、現在、広島で活躍しているのは3連3本のみとなりました。ですので広島へ自然と足が遠くのですが、先月、ご承知のように103系にもついに末期色とも呼ばれている濃黄色が登場し、私もその姿を早速撮影したいということで主な活躍の場である呉線で撮影することにしました。広島の海田市に到着した時点で時刻は既に午後1時30分であり、無難にある程度撮影できる場所ということで、坂にある国道の歩道橋で待ち構えることにしました。以前にもこの撮影場所は記事にもしましたように、この場所は交通量の多い国道31号の歩道橋上からであり、タイミングが悪いとトラックや乗用車が入ってしまいますが、今回は下の写真のようにどれもこれも乗用車が写ってしまいました。もちろん末期色の103系通過時においてもうまくいきませんでした。


気を取り直して海田市へと戻り、ここも定番でありますが、駅から僅か3分程のところにある瀬野川橋梁で撮影してみました。時刻は既に午後3時を廻っており、この季節、下関側の車体前面には光が廻りません。


141運用に充当された末期色D01編成もご覧のとおりで、これ以降は暗くなり、この日の撮影は終了しました。


末期色になったこのD01編成は、毎日141運用に充当されていたようでしたので、2日目の30日も141運用に充当されるだろうと予測し、撮影計画を立てておりました。141運用は朝、呉線安浦を出発し、そのまま山陽線広島~由宇間を往復して、再び呉線内へ入る運用で、山陽線内での姿を撮影すべく、前日の夜は岩国のホテルにチェックインしました。当日、朝7時前にホテルをチェックアウトし大竹で撮影を予定していましたが、この日は朝から雨が降り、しかも日の出の時間が7時20分頃ということで、由宇行きの走行写真の撮影は無理でした。ならば大竹駅で停車している姿だけでもと待っていたところ、この141運用に充当されたのはこの日に限って103系D01編成ではなく113系でした。一体このD01編成はどこへ行ってしまったのか、この後広島へ向かい、とりあえず広島運転所内の様子を見ることにしましたが、103系は1本も見当たりませんでした。
広島駅でしばらく運用調査を行ったのち呉線に乗車したのですが、通常は瀬戸内色の103系が充当されている131運用に末期色のD01編成が充当されていました。前日の夜、広島駅で運用チェックを行っていれば、この日は予定が立てやすかったのですが、前日の夜、疲れもあり広島駅での運用チェックを怠ってしまいました。まあ何があったにせよ末期色のD01編成は運用に就いていましたので、めでたしということで呉駅で撮影してみました。


また、呉~広間でこの編成に乗車してみましたが、瀬戸内色から末期色(濃黄色)に変更されたものの車内は相変わらずのようで、南武線に転入したMc19のような古さ(ボロさ)を感じさせ、私と誕生年がほぼ一緒ということからも親近感が湧いてきます。おそらく私が幼かった頃はMc19とともに京浜東北線で一度は乗車したことがあるかもしれませんが、このようなクモハ103やクハの500番台も含めた初期車は、現在ではこのD01編成とジャカルタのクモハ編成のみであり、すぐに廃車されることなく少なくとも製造から50年は活躍続けてほしいものです。


いつものように話しが長くなってしまいましたので、3日目(31日)は手短かにしたいと思います。
103系ならば阪和線ということで、定番になりますが我孫子町へ行ってみました。この季節、天王寺方には日が廻りませんので我孫子町でもご覧のような姿になります。
写真はMc2505で、ガラス支持が黒ゴムでカッコ良い車両ですが、行先表示の字が小さいのが気に入りません。


続いて、関西線系統の103系6連を撮影してみようということで、無難な久宝寺へと来てみました。この日の103系6連は64Aと66Aに充当され、残りの1本は71Aに充当され、おおさか東線で2本の103系が運用されているのかと思いきや、71Aは残念ながら201系が充当されていました。


東海道緩行線で平日朝運用に入っている205系が今度のダイヤ改正で当路線から姿を消すとのことで、どの路線へ転出されるのか気になるところですが、もしや関西線103系6連がこの205系によって置き換えられることもあるかもしれませんので、騒ぎにならないうちにゆっくりと撮影しておきたいところです。

103系を求めて西へ

2012年08月16日 07時29分23秒 | 他線区の103系
PNRの話題を3回に渡って述べて参りましたが、本日から国内の話題について述べていきたいと思います。
この8月に入ってから仕事も落ちつき、時間的に余裕が出てきましたので、今月の4日~6日にかけて、いまだに現役で走っている103系を求めて広島、大阪へ行って参りました。地元の町田を通る夜間高速バスを利用し福山で降車したのち、18きっぷを利用してまず向かったのがいつものことになりますが広島でした。広島に着いて驚いたのは末黄色と呼ばれるJR西日本で進めているコスト削減のための1色地域色化が進んでいることで、115系ではかなりの数でこの色の車両が多く、瀬戸内色と呼ばれるクリーム色に青帯の車両はすっかり少なくなったような気がします。また、主に可部線で使用される105系についても広島色と呼ばれる白色に青帯と赤帯のカラーの車両が多いのですが、比率的には115系に比べて少ないと思いますが末黄色が登場しており、このおなじみの広島色は数年以内で見られなくなることが予想されるため、可部線の安芸長束へと行ってみることにしました。
するとまず目撃したのが後追いになりますが、下の写真の広島色+末黄色の4両編成で、早速このような末黄色への過渡期の姿を撮影できました。
いずれはこの広島色は見られなくなり、全て末黄色に変更され、私としては更に広島へ行く気力が失ってしまうのではないかと思われます。


その後は、3両編成の103系が3本、辛うじて広島地区に運行されていますが、その姿を撮影すべく、定番になりますが呉線の新広~安芸阿賀間の黒瀬川へ向かいました。3本ともに写真のとおり瀬戸内色であり、現在ではこの広島にしかありませんが分散クーラーのWAU102を搭載し、近年、トイレ設置工事が実施され、かなり貴重な存在となっています。
今後、この103系にも末黄色が登場するのか、それともこの103系だけは瀬戸内色のまま残るのか気になるところですが、いずれにしてもこれらの103系、製造から約45年になりますので、別の車両に置き換えられてしまうのではないかと心配しております。


広島地区で活躍する103系は主に呉線の快速「安芸路ライナー」で活躍しますが、今年3月のダイヤ改正で停車駅が変更され、改正前では天神川に停車していたものの改正後では通過となり、また、山陽線との分岐駅である海田市と吉浦に停車するようになりました。また、快速「安芸路ライナー」の運行間隔がほぼ30分毎となりましたが、その分各停が30分毎から1時間毎となってしまい、快速の停車しない駅では不便になってしまいました。
ということで、黒瀬川での撮影後、どこで撮影しようかと思っていたところ快速の停車する坂で下車し、これも定番になってしまいますが、下の写真のとおり国道の歩道橋から撮影してみました。
ここは大型のトラックが通過すると列車を被らせてしまうため運しかないのですが、ご覧のとおり列車のうしろにちょこっとトラックが写っており、完璧な写真を撮るのであれば何回も足を運ぶしか方法がないようです。


ある程度103系を撮影したのち、可部線の上八木~中島間の太田川橋梁へ行ってみました。
かつてでしたら4両編成の103系が撮影できたのですが、現在では4両編成の103系は廃車され、D編成の3両編成も可部線では運行されていないようですので、103系好きな私としては寂しくなりました。何が走っているのかとちょっと来てみましたが103系の代わりに現在では113系が多く乗り入れるようで、カフェオレの113系の姿も見られました。


また、この撮影地では夕方が順光となりますが、西側に山があるため4日の時点で17時30分頃には山の影になりましたので、この季節17時以降の撮影はきびしいかもしれません。


8月6日の広島平和記念式典やプロ野球がちょうど開催されていたため、広島での宿泊はほぼ無理かと思い、4日夜は岩国に宿泊し、5日朝は山陽線内で103系を撮影してみることにしました。山陽線内では唯一103系が広島(1921M)岩国(1923M)由宇、由宇(538M)岩国(540M)広島の列車に充当されることから、その姿を狙うことにしました。
まずはこれも定番ですが大竹駅の近くから狙ってみました。


そして、大竹駅まで走って後続の列車で乗り継いで、由宇からの折り返しを南岩国駅から狙ってみました。
この列車はご存知の方も多いかと思いますが、上下線ともに岩国駅で列車番号を変え、15分ほど停車しますので、撮影&乗車を楽しめる列車で非常に有難い列車です。


ちょっと話しが長くなってしまいましたので、あとは短めにまとめます。
5日夜、大阪に移動し、6日朝はこれも私のいつものパターンになりますが、関西線から乗り入れるウグイス4+4の区間快速103系を撮影してみました。


その後、東海道線の塚本駅へ移動し、205系の並びが撮影できるのかと期待しておりましたが、下り列車が遅れて来たものの何とか撮影できました。
右側は更新車で、今後、他の3編成にも更新工事が施行されると思いますので、このカラーバージョンでオリジナルの姿は貴重になるかと思います。
また、皆さんご存知かと思いますが、この205系は平日の朝のみの運用であるため活躍の場が少ないようですが、今後も東海道・山陽緩行線に引き続き充当されるのか、それとも他の路線で運行されることになるのか注目しております。



ダイヤ改正後の103系などの動き

2012年04月03日 10時56分10秒 | 他線区の103系
3月17日のダイヤ改正から3週間が経過し、関西で走る103系や205系などの通勤形車両、運用の状況を調べるため4月1日に大阪へ行って参りました。
今回、注目していたのはやはり103系USJ編成の動向で、3月22日に述べたように8両編成化されるなどの動きがあったのですが、セサミストリート編成、ウッドペッカー編成ともにスパイダーマン編成のMM'1ユニットずつを両編成の中央に挿入されました。両編成ともに混結編成にもかかわらずラッピングであるためか、混結なのかどうか遠目でもわかりません。
やはり103系の魅力は国電基本5色による演出で、ラッピング同士での混結は意外にも映えず、全く違和感のないのが残念です。

下の写真は8両編成化されたセサミストリート編成で、6両編成時代の写真(3月22日掲載)と比較しても全くわかりません。


続いて運用をみると、平日の朝は先程紹介した桜島線用の8連103系ラッピング編成2本とダイヤ改正前まで6両編成として運行されていたTc103-850のオレンジ色編成がT 2両を組み込み計3本が桜島線運用の61M~63Mに充当され、線内を行ったり来たりしています。

下の写真は8両編成化されたTc103-850編成。


日中(正午過ぎ~16時)は61Mが森ノ宮区に帰区するため62Mと63Mが線内を交互に15分間隔で運行されています。
また、朝から正午にかけて天王寺~桜島線へ直通する列車が設定されており、この中に桜島線運用数本が天王寺まで乗り入れ、天王寺で折り返し、桜島線へ戻るというような運用になっているようです。(休日のみ確認)
この他にも桜島線運用が大阪環状線内を廻っていますので、ラッピング編成を目撃できるようです。(詳細なことはわかりませんので)

下の写真は朝の仕事を終え、森ノ宮区に帰区する61Mです。


もう1つ注目していたのは、平日において奈良区ウグイス103系4+4連による大阪環状線内への乗り入れ運用と森ノ宮区103系または201系による関西線へ乗り入れる運用が改正後も残るのかどうかということですが、私のような103系ファンにとっては何ともとも嬉しく改正後も運用が存続しています。
4+4連のウグイス103系は大阪環状線内で、朝は外回りを2周したのち「京橋」行きで森ノ宮区で昼寝となります。
方向幕マニアにとっては「区間快速 大阪環状線」、「大阪環状線」、「京橋」と3種類見ることができ嬉しいものですが、やはり私としてこの「区間快速 大阪環状線」が最もお似合いではないかと思います。
また、2編成を併結した103系は阪和線や広島地区でも近年見られましたが、今ではこの運用とジャカルタだけであり、非常に貴重なシーンであります。(現在、ジャカルタでは4両編成としてKota~Kampung Bandanや環状西線の区間運転に充当されているようです)


3週間前の大阪遠征と同様に塚本駅で205系の並びを撮影したいと思っていたのですが、残念ながらこの日は下り方面の列車が遅れており、並ぶかどうかは確認できませんでした。ということで最初から諦めて上り方面へ向かう205系を撮影しました。体質改善された編成もそろそろデビューするようで、このカラーリングでオリジナルに近い姿は見納めになるかもしれませんので、オリジナル、方向幕好きの私としてはこの姿を少しでも多く撮影しておきたいものです。


この他、奈良区の201系または103系6連が快速に充当される列車がありますので、快速を表示した103系を撮影することも可能です。
下の写真は1350Kに充当された快速「王寺」行きですが、見事に被られてしまいました。それでも201系であったことが救いかもしれません。


最後に3月31日、4月1日と阪和線カラーで長年活躍した113系が「ありがとう113系号」として最後の走りを演じましたが、沿線はどこもギャラリーでいっぱいで気持ちが萎えてしまいました。どうも内気な私には大勢のギャラリーがいるところに入って行くような強靭な精神力がありませんし、やはり日頃の姿を撮影しているほうがお似合いかもしれません。
それでもいつも103系などでお世話になっているmasaさんには、今回現地で同行させていただいて、楽しい時間を過ごすことができました。とても感謝しております。



次回のブログ更新については、今週末フィリピンへ参りますので、帰国後にフィリピン国鉄の話題をお届けしたいと思います。キハ52がMayon Limited Ordinaryに充当され、203系の帯がオレンジ色に変更されていますので、これらの話題を中心にお届けできるかと思います。

気になる103系USJ車の行方は?

2012年03月22日 23時39分07秒 | 他線区の103系
今月11日、飯田線で119系の撮影を終えたあとバスと列車で大阪へと向かい、12日朝、桜島線・大阪環状線で運用されているUSJ車の姿を追いかけることにしました。
ご存知のように17日のダイヤ改正以降、桜島線では6両から8両編成となるため、これらのUSJ車103系の去就が注目されており、どのようなことになるのか全くわかりませんでしたので、もしかするとダイヤ改正以後は見れなくなってしまうのではないかと危機感を感じておりました。
既に「パワーオブハリウッド」の編成は水色に塗り替えられ日根野区に転出しましたが、オレンジ色Tc850の編成が真ん中のT車を抜いて6両編成で運行されており、その他の「スパイダーマン」、「セサミストリート」、「ウッドペッカー」も運行されていました。


上の写真は「セサミストリート」、下の写真は「ウッドペッカー」の編成です。


改正以後の動きとしては、「セサミストリート」、「ウッドペッカー」の編成の間に「スパイダーマン」のMM'1ユニットがそれぞれ挿入され、余った「スパイダーマン」のTcT'cが森ノ宮区に留置されているようで、「セサミストリート」、「ウッドペッカー」編成のラッピング混結が今後もそのままの状態になるのか気になるところです。

このUSJ車編成の撮影後は、205系を撮影するため塚本駅へと移動しました。元々、東海道・山陽緩行線用であった青帯の205系が日根野区に転出し、約5年間阪和線で活躍したものの一昨年暮れに宮原所に転入し、昨年のダイヤ改正から321系や207系のような新たなカラーリングを纏い、東海道・山陽緩行線で平日に限って再び活躍するようになりました。私は新たな色で活躍している姿を撮影したことがなく以前から撮影してみたいと考えていたのですが、どうせならばこの塚本駅で遅れがない限り一瞬205系どうしで並ぶ姿を拝んでみたいと思っておりました。通常であれば出発時間も上り下り列車ともに同じですのでこの駅で並ぶはずなのですが、この日は上り列車が先に到着し、乗降が行われている最中にようやく205系下り列車が大阪方面からやって来ている姿を確認できました。これでは並びが撮影できないのではないかと半分諦めていたところ、上り列車が時間調整なのかモタモタしていたのか運良く並びの姿を撮影することができました。


私としてはこのカラーリング、カッコいいなーと思っているのですが、武蔵野線の逆バージョンにも見えます。今回のダイヤ改正でこのような並びが見れるのかどうかわかりませんが、見れるのでしたら再び並びの撮影に挑戦してみたいと思っております。

ところで、仕事もまだまだ忙しい状況が続いておりますが、4月6日から11日までフィリピンへ行くことを予定しております。
フィリピン国鉄では3月16日からBicol Expressとは別にMayon LimitedがTutuban~Ligao(Nagaよりさらに先に位置する町)間で毎日運行され、キハ52とキハ59(こがね)が交互に使用されています。(時刻表はPNRのウェブサイトを参照ください)
また、ホリーウィーク期間中はビコール地方への帰省客のために(キハ52による?)臨時列車が運行されるようで、203系も投石防止用のスクリーンが設置され、地元マニアによると4月に運行が開始されるのではないかと言われています。
このような状況ですので、何か収穫があるのではないかと思いますし、フィリピン国鉄に訪問することも予定しておりますので、詳細なレポートは帰国後にブログ上で述べていきたいと思っております。




カラフルな103系混色編成を求めて阪和線へ

2011年10月14日 23時10分55秒 | 他線区の103系
昨日お伝えしました横浜線115系による快速「富士河口湖号」は今年8月の出来事でしたが、本日お伝えする阪和線103系混色編成も今年8月に遠征した時のものです。
近年、阪和線では基本的にできるだけ新しく状態の良い車両を他線区から転入させていることから、オレンジ色やウグイスの車両が見られ、編成によっては下のような混色編成も見られました。


このオレンジ色+ウグイス編成は、以前は大阪環状線でしばらく営業されていたもので、今年4月に阪和線に転入してきましたが、9月上旬に吹田工場に入場しました。


一方、7月20日から奈良区の103系4両編成に日根野区のスカイブルー2両を組み込み、ウグイス+スカイブルーの混色編成が登場しました。残念ながらこの編成もつい最近、吹田に回送されてしまったようで、混色編成は見られなくなりました。


私の地元、横浜線を思わせるような混色編成で、一時期、ウグイス+スカイブルーの混色シマシマ編成が昨年12月から今年1月にかけて見られました。


平日の昼間、鳳派出所では時々スカイブルー+オレンジ色+ウグイスの編成が並び、103系ならではのカラフルな姿を見ることができました。現在ではウグイスは見られなくなり、オレンジ色2編成のみが阪和線で異彩を放っています。