Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

南武線205系、KCJ譲渡に向けて新津へ配給開始

2015年04月29日 23時39分09秒 | 南武線
先日、4月20日にJRからKCJに対して南武線205系を譲渡すると正式な発表があったばかりですが、早速、先週金曜日の24日に国府津から新津に向けて1編成が配給開始されました。最初の記念すべき編成はナハH35編成でありましたが、南武線で最終在籍の車両が他の会社へ譲渡されるのは秩父鉄道に譲渡された101系以来(最終在籍が南武線ということでなければ、ジャカルタの103系のT210)であり、日本ではこれが最後となるため私の元地元である小倉陸橋で撮影してみることにしました。列車の通過30分前に行ってみたものの、結局、ギャラリーはこの私1人だけでありましたが、この場所では逆光になってしまうことから、人気がなかったのかもしれません。


JRで開設している南武線のFacebookを見ますと、国府津へ回送される前にKCJなどの立会のもと中原電車区で受取検査が実施されているとのことで、JRマーク、広告類などの撤去も実施されているようです。今後も国府津へ回送する前にはこのような受取検査が中原電車区で実施されるものと思われます。

また、同じ24日に東海道貨物線において、南武線のE233系が試運転表示で通過していくのを確認しましたが、これについてはハンドル訓練と推測され、ちょうど茅ケ崎へ疎開されたナハH40とのツーショットを撮影することができました。


新津へ配給されたナハH35はてっくう撮影隊のGO様をはじめ知り合いの方々からの情報によりますと、埼京線や横浜線の205系譲渡時には新潟東港に車両を留置し、新潟東港から出港しましたが、今回の南武線では新潟西港に留置されているとのことで、今後の配給においてもこの新潟西港に車両が留置され、出港するものと思われます。私も6月上旬頃にでも新潟に訪問し、港に留置されている姿を撮影したいと思いますが、願わくは船に車両が積まれているシーンを撮影できるのでしたら最高かもしれませんね。

最後に1つ報告することを忘れていましたが、今年3月のダイヤ改正から武蔵野線で増発されるということで、南武線の205系のナハH5、H6そしてH9の3編成分を転入整備し、2編成が新たに組成されました。その編成表は以下のとおりで、中間のM'のMGは撤去されたものの、6M2TでVVVF改造はされず、シングルアームのパンタや方向幕など南武線時代をそのまま踏襲し嬉しいかぎりです。

M51 Tc101 MM'270 MM’271 MM'272 T'c101
M52 Tc130 MM'355 MM'356 MM'273 T'c130

ナハH5とH6が使用されていますので、仕様が同じH7を武蔵野線増発用にするのが最適ではないかと思いますが、なぜかH7は昨年9月早々に運用から離脱し、茅ケ崎や尾久に疎開されており、使用するにあたって何か不具合が生じていることが伺えます。今後は当分の間、この新M51とM52の編成は武蔵野線での活躍が期待され、私個人的にはこの2編成とVVVF車ではない界磁添加励磁制御でメルヘン顔の4編成分が将来的にKCJに譲渡されることを期待していますが、ナハH7がKCJに譲渡されるにあたり、問題なく使用されるのかどうか気がかかりでもあります。


南武線205系もKCJへ譲渡

2015年04月20日 20時04分23秒 | 南武線
2月22日以来のブログの更新になってしまいましたが、先程、ついにJRから南武線205系120両をKCJへ譲渡すると正式な発表がありました。
発表の内容については南武線で使用してきた205系120両を4月下旬より譲渡開始すると書かれていますので、おそらく今週あたりからその動きは見られるのではないかと思いますが、KCJの入札事前説明会のスケジュールでは今年12月までにはジャカルタへ輸送されるようですので、11月頃までには国内(新津へ?)での配給を終了させるのではないかと推測されます。
また、両数が合計120両と発表されていますので、20編成分になるかと思われますが、以前も申し上げたようにKCJへ譲渡されるであろう20編成は、H2~4、7、8、10~13、34~44が想定されるのではないかと思っています。ジャカルタ到着後は転入整備を実施するとともに、8両編成への組成変更が実施されるものと思われますが、これについても2月2日に述べましたように、4+4の編成が5本と中間車がオールMの貫通編成が10本となるのではないかと推測されます。


南武線ファンとしては、是非、最初の第1陣がジャカルタに到着する頃に訪問し、Tanjung Priokで陸揚げのシーンを狙いたいところですが、今年のラマダーン(断食)は6月18日から始まり、7月16日まで続くようで、もしかするとその期間に第1弾が到着するのかもしれませんが、そうなると日中においてはファーストフードやデパートなどの飲食店は営業しているものの、屋台やオフィースビル内の食堂は全く営業していないことが考えられますので、空腹との戦いも強いられるのかもしれません。また、私個人的にはマニラにいる私の子供が5月末で2才の誕生日を迎えますので、カトリックの風習に従い洗礼式を予定しているため、私もその機会にマニラを訪問する予定で、同時に南武線の205系がジャカルタに到着してもらえれば、そのままジャカルタへと足を運ぶことも可能ですが、5月下旬頃の到着はどうも難しいのではないかと思います。やはり、マニラ訪問とジャカルタ訪問は別々になりそうですが、そうなると旅費も余計にかかってしまい、私の家内が何て言うかわかりませんし、地理的に考えてもジャカルタはマニラの延長線上にあり、マニラ上空を素通りするような卑劣なこともできませんので、これからどのような予定を組むか悩むところです。