Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

103系などを求めて大阪へ

2013年04月30日 00時42分37秒 | 他線区の103系
先日、フィリピン国鉄(PNR)の話題について述べましたが、今回の訪比ではPNRについて調査などする時間があまりにも少なく、ご報告できることはありませんので、本日から国内の話題を簡単にご紹介したいと思います。国内の話題と言っても私の場合は趣味が偏っていますので、南武線かJRの通勤・近郊形車両ということになりますが、その中で今年に入ってから地方へ遠征しつつも、まだ報告していないことがありますので、簡単にご報告したいと思います。

今年1月9日に主に辰野~塩尻間に運転されている123系について述べましたが、その続きについて簡単に述べていきたいと思います。(117系の話題はまた後で)
1月10日のことになりますが、大阪周辺で活躍する103系や205系などをウォッチングしてみました。
まずはダイヤ改正の度に列車がなくなるのではないかと噂される奈良の103系による4+4両編成の大阪環状線への乗り入れ編成を撮影しておこうということで桜ノ宮で撮影してみましたが、この日は数少ないシールドビーム改造の編成が先頭に立ち、ラッキーなすべり出しでした。


しかも内回りには大阪環状線から関西線に乗り入れる車両とのツーショットも撮影できましたが、この日の関西線に乗り入れる03Mが残念ながら103系でなく201系でした。
今年3月のダイヤ改正後も奈良の103系による大阪環状線乗り入れと森ノ宮の103系及び201系による関西線乗り入れともに運行されており一安心といったところです。現在、奈良線で旧日根野のスカイブルーの103系が限定運用に充当されていますが、通常の運用に充当されれば大阪環状線や関西線でウグイスの4両+スカイブルー4両の混色編成を見ることができるのではないでしょうか。


続いて間もなく営業が終了する東海道緩行線205系を撮影したのち、関西線へと行ってみました。この日は103系が62Aに充当されていることがわかっていましたので、数少ない快速運用に充当されることから、その快速表示の姿とともに撮影してみようと待っていると、その表示は珍しくもただの「快速」だけでした。


最後におおさか東線へ行ってみると、これも行先表示が「団体」表示になっており、ただ故障していただけのようでしたが、普段はあまり見られない表示を目にすることができました。


2013年度から5年かけて、大阪環状線の駅美化、駅改良、車両新製などが計画されていることから、今後、新車が大阪環状線に投入され、従来の103系や201系が他路線に転出もしくは一部車両が廃車されることが予想されますが、実際にどのような動きが出てくるのか注目されています。103系は古い車両や状態の悪い車両が廃車され、201系サハの廃車や阪和線への転出なんていうことも想像しておりますが、今後の楽しみというか103系マニアにとっては逆に悲しくなるだけかもしれません。

PNR(フィリピン国鉄)近況報告

2013年04月28日 00時52分58秒 | フィリピン
今年の2月中旬以来、ブログの更新を行っておりませんでしたが、今まで仕事と個人的なことで忙しくブログの更新ができず、いつもご覧いただいている方々には大変申し訳ございませんでした。とにもかくにも忙しさもようやく収まりつつありますので、時間のある時にはできるだけ新たな話題の提供を行っていきたいと考えております。
忙しい状況とはいえども少ない時間の中で地方へ出かけたりしていますので、そのような話題を提供してもよいのですが、国内の話題や情報は検索すれば情報が得やすいので、まずは先日4月4日から9日にかけてフィリピンを訪問しましたので、PNR(フィリピン国鉄)の話題を提供していきたいと思います。
今回の訪比にあたっては人生最大のイベントである挙式をあげるために行きましたので、趣味に費やす時間はほとんどありませんでしたが、だれしもがそうであるように家庭を持つことになったとしても趣味を急にやめることをほとんどの人はできないかと思いますので、私も少ない時間の中で今回もPNRの乗車&撮影、ならびにPNR本社訪問を行ってきました。
実際にPNR本社訪問で30分ほど各担当者との会談、10分ばかりほどの時間でTutuban駅構内での撮影、そしてTutuban~Edsa間の乗車と慌ただしい状況でしたので、詳しいことについてはわからないことがありますが、簡単にご報告させていただきたいと思います。

まずはAlabang~Calambaの各駅でホーム嵩上工事が行われているようで、今年6月に完成させる予定です。完成の曉には現在運行されているCommexは終点BiñanからCalambaの先のフィリピン大学(UP)農学部があるLos Bañosに発着駅が変更され、列車の増発も行われるようです。(ただし増発は朝夕のみの運転で日中は列車が運転されないようです)おそらく203系が充当され、1日の運行本数が2往復程度になる予定のようです。


上と下の写真ともにSan Pedro駅の嵩上工事の様子で、このホームは従来の駅舎のある北側(Tutuban寄り)約200mのところに設置され、ホームの長さは120mとのことです。120mは現在運行されている韓国ロテム製DMU3両編成2本分がかろうじて使用でき、203系4両+DL1両については問題なく使用できる長さです。現在のところ従来の駅舎のある場所で発着していますが、6月の完成時にはこちらのホームが使用される予定です。


続いて車両や列車についてですが、まずは203系について報告します。
203系は発電機が新たに取り付けられ、計5~6本程度の編成が整備されています。韓国ロテム製のDMUは現在4編成が稼働できるものの相変わらず2編成は使用できませんので、足りない分については203系で運用を補っているようです。
今年末までに203系計8編成が整備される予定であり、マニラ首都圏のみで使用が予定されています。
下の写真は1編成目が日中のTutuban~Alabang間のコミューター運用に充当されている様子で、Tutuban~Biñan間のCommexにも充当されています。編成はAlabang寄りからTc203-107+M203-11+M'202-7+T203-9です。



下の写真は2編成目の203系であり、編成はAlabang寄りからT'c202-4+M'202-11+M203-7+M'202-12です。


行先表示のところに編成番号が示され、最後尾の妻面にも「02」と書かれていたかと思います。現在、新たに2本分の編成に発電機の搭載工事を行っているようです。


02編成の発電機は車両の前位に設置されており、こちらのほうが利用者にとっては都合の良い形となります。発電機の音まで聞いていませんので、どのくらいうるさいのかわかりませんが、出力は210KVAらしいです。


Tutuban~Bicol間の長距離列車については、3月20日頃から4月上旬にかけてLegazpiまで入線試験を行っていたようですので、運転再開は間もなくかと思っていましたが、運輸通信省からの運転再開の許可がおりず予定がわかりません。運転再開の時点でBicol ExpressはTutubanからLegazpiまで運行されるようで、途中Nagaで増解結が行われるようです。また、こがねについてもNagaまで日中に運転されるようで、塗装をブルートレイン色に変更する予定とのことです。
また、大部分の14系寝台車はきれいにブルートレイン色に再度塗装され、帯がオレンジ色に変更されています。


この他、キハ52については、今後、国鉄色はSipocot~Naga間2往復のコミューターとして、ブルートレイン色のほうはNaga~Legazpi間1往復のコミューターとして運用されるようですが、Bicol地方に配備されることからキハ52の撮影を目的とする方は大変かもしれません。ただMayon火山とキハ52は絵になるかと思いますので、Legazpi開通時にはBicol Expressも含めて私も撮影してみたいと思っております。

以上、これ以上詳細についてはわかりませんが、子供の産まれる6月頃にでも再び訪比する予定ですので、次回も時間の許すかぎり調べてみたいと思っております。