Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

出鼻をくじかれた南武線快速列車

2011年03月23日 23時42分50秒 | 南武線
まずは、あらためてこのたびの東北地方太平洋沖地震により亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに被災された皆様にお見舞い申し上げます。

3月12日のダイヤ改正より、南武線に33年ぶりに快速列車が復活するということで、私もとても期待しておりましたが、11日午後2時46分、史上まれにみる巨大な地震に見舞われ、見事に出鼻をくじかれてしまいました。


実はダイヤ改正前の11日昼に南武線快速列車をどこで撮影しようかと床屋へ行くついでにシュミレーションを行っていました。まず、中原電車区の様子を覗いてみましたが、下の写真のように各編成の行先表示が問題なく作動するのかどうかテストが行われ、種別幕についてもチェックされていたようでした。


その後、川崎駅まで参り、ダイヤ改正当日、セレモニーが駅構内コンコースと南武線ホーム上で行われ、快速の一番列車は6番線発着とのことでしたので、どのように撮影したらよいのか考えながら14時頃に帰宅したのでした。
しばらくして仕事を始めたとたんにその2日前(9日)に発生した地震のようにゆっくりした揺れに気づき、思わずテレビを付け、緊急地震速報を確認した瞬間に今まで経験したことのない大きな揺れに襲われました。揺れた時間も5分と非常に長く、ただならぬ地震ではないと悟り、海上が震源地であれば大津波警報が発令されるのではないかと思っておりましたが、その予感は私の予想をはるかに上回る大きな津波を観測し、甚大な被害をもたらしてしまいました。
JRの各路線は地震発生後、まったく動かず、12日のダイヤ改正当日は原子力発電所及び火力発電所の停止により終日運休となり、13日も引き続き終日に渡って運休となりました。14日からは計画停電により普段より本数を減らして運行され、15日からは当初の予定では快速列車が運行されることになっていましたが、より一層の節電に協力する必要性が生じたため、快速列車の運行ができなくなりました。

南武線では快速列車の運行に向けて、先日もお伝えしましたように車両にヘッドマークの取り付けが行われたり、快速のPRをするためラッピング車両が登場し、南武線の各駅では下の写真のように快速列車が運行されることを告知するポスターなどが貼られておりました。しかしながら、今のところ電力不足から快速列車の運行の見通しがつかず、とうとうヘッドマークが取り外され、川崎駅では快速電車運転の横断幕が撤去されてしまいました。


ヘッドマークも22日確認したかぎりでは、すべて取り外されてしまいました。なお、快速のラッピングはそのままのようです。


また、快速列車運行を記念して、103系や205系、209系の南武線オリジナルポストカードがもらえるキャンペーンが行われる予定でしたが、実際に実施されたのか中止になってしまったのかわかりません。


快速停車駅では、下の写真のように「快速停車」と書かれた看板がホーム端に設置されています。


3月5日にデビューした「はやぶさ」も出鼻をくじかれてしまったわけですが、南武線の快速列車はデビューまであと1日というところで大地震に遭遇し、節電しなければならないこのご時勢に本当に快速列車がデビューできるのか、それとも呪いにでもかかったように幻だけの快速列車となってしまうのか、今後の行方が心配です。

謹んで震災のお見舞い申し上げます

2011年03月18日 18時34分47秒 | その他
このたびの東北地方太平洋沖地震、長野県北部や富士山などを震源とする大地震により被害を受けられました皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
1日も早く復旧されますよう心よりお祈り申し上げます。

また、東北地方や関東北部の各鉄道路線、飯山線において甚大な被害が出ており、回復するには相当な時間を要するものと思われますが、一刻も早く運行ができることを願っております。福島第一原子力発電所においては、依然危険な状態が続いていますが、これ以上の被害が広がらないことや安全性が早く確保できることを願うばかりです。

最後に皆様には、エネルギーの大きい地震が発生した場合において、決して煽るわけではありませんが、連続して大きな地震が起こる可能性がありますので、今年いっぱいぐらいは地震に対して気をつけてください。(参考:安政地震や宝永地震など)
また、海岸付近を走る路線での撮影時にはくれぐれも津波に気をつけてください。

団臨で活躍する113系・115系

2011年03月10日 18時11分55秒 | その他
ここ数ヶ月、JRもウマミを知ったのか、各支社から113系や115系を使用した旅行商品が企画され、これらの近郊形列車が普段は走らない路線やリバイバルとして活躍しております。

私としても113系、115系や415系などの近郊形車両は幼い頃から見慣れた車両で、101系や103系とは違う魅力を持っており、特に湘南色の113系や115系に憧れを抱いていました。湘南色に魅力を感じるのは私の元地元である川崎にかつて弱小球団の「大洋ホエールズ」が本拠地とし、そのユニホームがまさに東海道線の湘南色とそっくりであるからです。幼い頃、川崎駅の近くで東海道線を時々眺めていましたが、当時、静岡県内へ行く列車が多く通過し、「東京←→浜松」や「東京←→静岡」のサボや浜松寄りに連結されたクモニ83やクモユニ74に魅力を感じていました。

幼い頃の東海道線113系の話しはここまでとし、ちょうど1ヶ月前の2月5日、6日に「懐かしの113系電車で行く東海道線の旅」が横浜→熱海→国府津→茅ヶ崎→横浜に運行され、幕張車両センター所属の湘南色113系マリ117編成が使用されました。
6両編成のS62も使用し、この117編成と連結し、10連で運行されればまさに往年の東海道線113系そのものが演出できたのですが、4両編成はちょっと短すぎて迫力にかけていました。


また、普段は205系500番台しか運行されていない相模線に相模線電化20周年を記念して、豊田のスカ色115系3連1本が2月27日に運行れました。運行区間は海老名→茅ヶ崎→熱海→横浜であり、是非、相模線内で撮影しようということで、光線状態の良い北茅ヶ崎駅付近で撮影しました。この記念列車は正午頃通過でありましたが、相模線内での撮影場所は少ないことから午前9時頃にこの撮影場所に着いたものの1人も待ち構えている方がいませんでした。私は日にちを間違えたのではないかと不安になりましたが、10時頃から急にギャラリーが増え、100人以上がこの付近で撮影していました。


この他、武蔵小金井駅開業85周年記念イベントが豊田の115系が使用されましたが、3月19、26日、4月2日に横浜線~富士急行間に「富士河口湖号」として使用され、3月27日の115系300番台“温泉快速”で行く 石和温泉ツアーでも使用され、今や近郊形車両はここに来てひっぱりだこのようです。

ダイヤ改正前に再び大阪へ

2011年03月08日 20時18分00秒 | 他線区の103系
ちょうど2週間前の2月19、20日と大阪環状線で使用されていたスカイブルーの103系を撮影に参りましたが、奈良区の103系4連(Tc149~)が2月下旬に日根野区へ回送され、3月2日から阪和線で運行されたため、3月4、5日と再び大阪へ行って参りました。
225系投入により、各区で転配や廃車が激しくなっているようで、3月12日のダイヤ改正に向けて思わぬ転配劇があるのではないかと期待しておりますが、異色、混色好きな私としてはこのような転配劇は大歓迎で、少しでも多く撮影しておきたいと思っております。

今回のメインは先程も述べましたように何と言っても奈良区から阪和線に来たウグイスの103系ですが、いろいろな情報によると205系1000番台の運用に入り、しかも71A→74A→71Aと変則なローテーションを組んでおり、私が滞在した4日は71A、5日は74Aという具合でした。変則的でも運用順序がわかっていると撮影する上では非常に効率が良いのですが、この205系1000番台の運用は主に各停として運行されているため、行ったらすぐに帰ってきません。撮影するチャンスは少ないのですが、このウグイス編成を先回りして何枚か撮影してみました。

光線のことを気にして杉本町と紀伊付近で撮影しましたが、なぜか曇ってしまいました。



5日朝は我孫子町で撮影していると見事にTc122のスカイブルーと並んでくれました。
Tc122の塗料が剥げているのチョット気になりますが何でしょうか。


また、阪和線の103系で世間的に注目している点は現役の103系の中では最古参とも言うのでしょうか昭和39年製造のTc1とT'c2で、私と同じくらいの年齢の103系はほとんど廃車されているにもかかわらず、秩父鉄道の1000系(101系)と同様に半世紀近くも頑張っておりました。新聞報道などでも3月5日をもって現役を引退するとのことで、6日には本当に運用に充当されないのか注目されていましたが、新聞報道のとおりにどうも運用に入ることはなかったようです。
ちなみにこの編成、5日はA21に充当されたため、朝、日根野~天王寺間を1往復し、静かなラストラン?になってしまったようです。今後、再び営業に入ることは2度とないのか、今後の去就も注目されています。

さよならTc1と2。103系好きな大阪毎日放送の馬野アナもきっと涙を流しているに違いありません。


この他、平日においては103系4+4の快速運用が3本ありますが、ダイヤ改正以降はこの103系4+4編成運用が関西線の4+4編成運用とともに見られなくなってしまうのか気になるところです。


最後に昨年末まで日根野に在籍した205系0番台ですが、4編成のうち3編成が宮原所、1編成が京都所に留置され、全ての編成が水色帯が剥がされていました。ステンレス剥き出しの姿は非常に貴重ですが、今後207系や321系のようなカラーリングに変身するようです。果たしてダイヤ改正から運用に充当されるのか、どの区間に運行されるのか気になるところです。


今後も車両の動きがあるかと思いますが、私個人的には思わぬサプライズを期待しております。もちろんその度に大阪遠征したいと思っております。

それと話が変わりますが、フィリピン国鉄に思わぬサプライズがありそうです。来月あたりにはその動きがあるものと思われますが、具体的な動きがありしだい記事にしたいと思います。ちなみに明日朝マニラのTutuban駅から試験列車(少なくとも14系寝台車2両+12系リニューアル車1両)がBicol地方へ運行される予定です。今年6月を目処にマニラ~Bicol地方間に14系寝台車を使用して、長距離列車の運行を予定しています。