ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

《世界によって自分が 変えられないようにするためである》と。

2015-03-29 07:33:52 | 日記
27日のテレビ朝日『報道ステーション』
何かいつもとは異なる不穏さを感じました。
出演した古賀茂明氏と古舘伊知郎キャスターのやり取りは、口論の感じ。

この番組をめぐって、さまざまなコメントも出されています。
古賀茂明氏の〈発言内容への疑問〉を呈している方もいれば、
〈あの番組内での発言のあり様〉の是非とか、
様々です。
古賀茂明氏の番組“降板”に至る経過については、部外者の私には判じかねますので、
コメントはできません。

でも、私は、率直に言って 古賀氏の発言内容はよく納得できましたし、
同感の意を示したいことがほとんどでした。

《安倍政権での動き》として示されたのは、
   1原発復権→自然エネルギー抑圧・原発推進
   2官僚復権→政府系金融機関トップに天下り次々復活
   3行革埋没→政策投資銀行と商工中金の完全民営化時期を削除
ということでした。

また、《安倍首相の目指している国》ということで示したパネルは、
《目指すべき社会は》
   1原発輸出大国
   2武器輸出大国
   3ギャンブル大国
と、いうもので、フリップの右側をめくり、私たち国民の想いとして、
《目指すべき社会は》
   1原発輸出大国→自然エネルギー大国
   2武器輸出大国→平和大国
   3ギャンブル大国→文化大国
と、コメント。
私も納得できました。

それにしても、マスコミの分野で こうしたことが現実化していることに対し、
改めて恐ろしさを覚えた私です。
憲法に謳われた「言論の自由」は大丈夫?と。

そして、自民党・高村正彦副総裁の訪米。
カーター米国防長官との会談では、安全保障法制に関する与党合意を説明。
国連平和維持活動(PKO)協力法の改正案については、
   「(武装集団排除などができる)任務遂行のための武器使用も認め、
     グローバルスタンダード(世界標準)に一歩近づけたい」
と踏み込んだこと。

また、朝鮮半島有事についても、
   「米艦船が襲われた場合、自衛隊が一定要件のもとで集団的自衛権を行使し、
    守れるようにしたい」
と明言。
日本の民主主義は大丈夫?
議会制民主主義は?
と、不安に襲われます。

だから、番組内で古賀茂明氏が、パネルで示したガンジーの言葉を、
しっかり受け止めねばならないことを痛感したのです。
そして、これは、古賀茂明氏の現在の心境なのであろうと、深く共感いたしました。

   【ガンジーの言葉】
   あなたがすることのほとんどは
   無意味であるが
   それでもしなくてはならない
   そうしたことをするのは 世界を変えるためではなく
   世界によって自分が
   変えられないようにするためである。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする