ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「闇の中でこそ、光は輝く」

2020-11-30 06:23:34 | 日記
雲が時々広がりましたが穏やかな日でした。
午後から散歩へ。
もうすっかりお馴染みと言うか、好みと言うか、田んぼの在るコースです。
稲刈りが済んだ後の田んぼは、また掘り起こされて黒っぽい土がゴロゴロと、何だか生々しく広がっています。
でも、見慣れた晩秋というか初冬の風情で心が休まります。
今日は、遠くに那須連山の茶臼岳もくっきり姿を見せてくれていました。
「もうすぐ、冬ですね」
と、声に出してご挨拶をしましたが、少し遠すぎた様です。
耳を澄ませましたがコトバは伝わっては来ませんでした。
ゆっくりと、足の底を一歩一歩大地を踏みしめる様に歩きました。
小一時間ほどの散歩でした。
心身ともにリフレッシュ。

日曜日でしたので、教会でなされている礼拝に合わせた時間帯に合わせ、先週に倣って一人での家庭礼拝をいたしました。
牧師先生が送って下さる週報の礼拝順序に従い進めていきますが、一人での讃美歌はやはり寂しい気がします。
教会暦では今日から「アドベント」(待降節)に入ります。
会堂には一本目のロウソクに灯がともされたことでしょう。
本日の説教の題は『恐れることはない』でした。
 《『神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された』
               (ヨハネによる福音書3章16節)
  のです。クリスマス・御子の誕生は喜びのおとずれです・・・》
と語って下さいました。
思い起こせば、1年前の事になります。
検診で「肺腺ガン」との診断が下され、医師の奨める治療法のいずれかを選択するかどうか悩んだ時期でもありました。
その時、心を支えてくれたのが、
『恐れることはない』という「ルカによる福音書」の言葉でした。
あれから、1年。
病巣は在りますが元気に過ごしています。
私が生きているのではなく『生かされている』ことをしみじみ考えている昨今です。
今年も、アドベントを迎えることができました。
クリスマスも、もうすぐです。
コロナ禍に覆われている世界に早く安らぎが戻りますように。
「闇の中でこそ、光は輝く」からです。
                   〈ゴマメのばーば〉
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただいま「老い」の現在進行形。

2020-11-28 06:18:30 | 日記
まったくもって、「目が不調」などとの言い訳では済まされません。
昨日アップしたブログのタイトルを間違えていました。
昨夜、いつも訪問させて頂いているブロガーさんを訪問しようとパソコンを開いて気づいたのです。
まったくお恥ずかしい限りです。
正しくは「武士の嘘は武略という」と記すべきだったのです。
すぐに訂正いたしました。
最初、アタマに在った明智光秀の言葉と言われる文言を記した後、ネットで調べたところ一部間違えて記憶していましたので訂正したのですが、その際に、またまた間違った文言を載せてしまったのでした。
この手の間違いが多くなったことを最近とみに実感させられています。
気をつけないと・・・

今年は、近隣に住む私の長女の庭に私たちが植えた柿が大豊作でした。
「会津身しらず」という品種の柿で、私の好む柿の甘さです。
渋抜きをして、長男の家や甥、その他親戚におすそ分けをしました。
晩秋。
樹に残した柿の実が夕陽に染まっています。



    『樹の伝記』
                  長田 弘
    この場所で生まれた。この場所で
    そだった。この場所でじぶんで
    まっすぐ立つことを覚えた。
    ・・・・・・中略・・・・・・・
    そして年月の数え方を学んだ。
    ずっと遠くを見ることを学んだ。
    大きくなって、大きくなるとは
    大きな影をつくることだと知った。
    雲が言った。――わたしは
    いつもきみの心を横切ってゆく。――
    うつくしさがすべてではなかった。
    むなしさを知り、いとおしむことを
    覚え、老いてゆくことを学んだ。
    老いるとは受け容れることである。
    あたたかなものはあたたかいといえ。
    空は青いと言え。
             (長田弘 詩集『人はかつて樹だった』より)

身体はもちろん、心と名付けられるものも、アタマの中も、「老い」の現在進行形。
でも、それもまた自然かと。
                        〈ゴマメのばーば〉
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【武士の嘘をば武略という・・・】

2020-11-27 06:38:37 | 日記
今日の散歩コースは、ひ孫のUちゃんが通うS幼稚園近辺でした。
予定のコースとしては田んぼ道を真っすぐに歩きたかったのですが、途中、園庭で遊ぶ園児たちの声が風に乗って届いてきましたので、足がそちらに向いてしまったのです。
園内を覗き込んだりはせずに、立ち止まることもなく、園の柵の脇の道をゆっくり歩きながら、さり気ない振りで通り過ぎました。
と、一人の男の児が、
「お散歩ですか」
と、丁寧な言葉づかいで私に問いかけたのです。
「そう、散歩よ」
と私が応えましたら、
「あぁ、ばあちゃんの声だ!」
「ばあちゃん、お散歩なの?」
と。
私と言えば、ジーンズの上下を着て帽子を被り、サングラスにマスク着用の出で立ちです。
腰は曲がっていませんから、姿勢からだけすれば、誰かのお母さんかも、と、その児は考えたのでしょうが、発した私の「年寄り声」で、「おばあちゃん」(高齢者)だと気づき、「あぁ、ばあちゃんの声だ!」と、ストレートに声に出したのでしょう。
子どもの素直な感じ方が妙に可笑しくて、可愛くて、頬がピクピクしてしまった私です。
今日の散歩、すこぶるgood!

ところで、「桜」前夜祭の費用補塡の顛末。
安倍元総理は国会で、参加者の会費だけで費用を賄い、事務所の負担はないとの答弁を繰り返してきましたが、それが虚偽だったことが判明したようです。
常識的に考えれば、安倍元総理の答弁には事実とは異なるウソがあることは、誰もが感じていたことでした。
ここに来て、捜査で費用の明細書の存在が明るみに出てきました。

明智光秀の言とかに、
  【仏の嘘をば方便といい、武士の嘘をば武略という。・・・】
という言葉があります。
政治も闘争です。
為政者は、武将かもしれません。
武将たる〈元総理大臣様〉は、武略で述べたものでしょうか。
政治家として「秘書の責任」では済まされません。
国会で自らが説明しなければならないのではないでしょうか。
                          〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『さあ、あなたのパンを喜んで食べよ。』

2020-11-26 06:18:01 | 日記
曇り空でしたが散歩には出かけました。
西の山並みの稜線は見えませんでしたが遠い山並みを見ますと心が落ち着きます。
山の彼方に何か有ることを期待しているわけではありません。
ただ、田園風景の彼方に連なる山々が、何かしら郷愁に似た懐かしさを感じさせてくれるのです。

久々のブログへのアップです。
目の調子が本調子ではなく、直ぐに疲れて目を閉じてしまいたくなるのです。
眼科での診断は、少し不安があった緑内障の心配は無く、年相応の白内障が見受けられるとのことでした。
というわけで、病名は頂きませんでしたが、目が疲れる、と言う不調は良くなりません。
タブレットで、なじみのブロガーさんを訪問などはしていますが、やっぱりサビシイ。

と言うわけで、ちょっとだけ書いてみた次第です。
4月から中断されていたNHK「こころの時代」旧約聖書「コヘレトの言葉」が再開されました。

   さあ、あなたのパンを喜んで食べよ。
   あなたの葡萄酒を心楽しく飲むがよい。
   神はあなたの業をすでに受け入れてくださった。
   いつでも衣を純白に
   頭には香油を絶やさない様に。
   愛する妻と共に人生を見つめよ
     空である人生のすべての日々を。
   それは、太陽の下、空であるすべての日々に
     神があなたに与えたものである。
                 (コヘレトの言葉 9章7~9節)

このところ、心までが萎えてしまっている気がします。
いま与えられているものを感謝を持って受け取り、肯定したい、と。
                          〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『でも こころの傷を/なおしてくれるのは』

2020-11-14 06:39:21 | 日記
全国的にコロナ感染者数が過去最多をマークしています。
賑やかに報じられても嬉しくないニュースです。
なお一層「予防」に努める様にと指導されても、私などは、これ以上のことは出来ません。
それに、家庭内感染が増えているからと言っても、家庭内での「ソーシャルディスタンス」には物理的にムリがあります。
「世の中」を回すにはクルマ同様、「経済」というアクセルと、「抑制」のブレーキが必要ではありますが、個人的には「ブレーキ」が必要な時期に入っている様な気がします。
近親者に医療従事者が居るせいで尚のこと感じてしまうのかもしれませんが、地方での感染者増加は、一挙に医療体制を逼迫させ医療崩壊に繋がりかねませんから。

それにしても、トランプさん。
いろいろやってますねー。
個人的には好きになれない政治家ですが、あの強さには、ただただ「恐れ入り谷の鬼子母神」と、言うところです。

     『しあわせ』
                   高田敏子
     歩きはじめたばかりの坊やは
     歩くことで しあわせ

     歌を覚えたての子どもは
     うたうことで しあわせ

     ミシンを習いたての娘は
     ミシンをまわすだけでしあわせ

     そんな身近なしあわせを
     忘れがちなおとなたち

     でも こころの傷を
     なおしてくれるのは
     これら 小さな
     小さな しあわせ

私の好きな詩人・高田敏子さんの詩です。
小さな「欠け」を針小棒大にして、嘆いてみたりすることの多い自分です。
せめて、『小さな しあわせ』を見出す心の余裕は、守らなくては・・・
                          〈ゴマメのばーば〉
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする