日曜日でしたので教会での主日礼拝に出席しました。
早い時刻のバスで行きますので途中下車し、有効期限が切れてしまっていた図書館の「利用カード」の更新をしてきました。
礼拝が済んでからは、福島交通のバスターミナルの窓口へ行き、コロナになってから止めていた高齢者(75歳以上)向けの、『ノルカパス75』有効期間1年、23000円を買い求めてきました。
これで、福島交通の路線バスは、乗り降り自由で一年間使用できます。
これからは、田んぼ道の散歩も寒くなりますから、日中のあまり混雑しないバスに乗車して、郊外の公園散歩や、買い物等に利用するつもり。
11月になったら5回目のワクチンを受け、予防対策をしっかりして、社会復帰をする予定です。
夕方、ちょっとだけ散歩に出ました。
足もとに、動いたものがありました。
カエルです。
まだ、冬ごもりには間があるのでしょう。
こんな道端に出てきたら、カラスの餌食になってしまうでしょうに。
田んぼの畦の辺りに移動させてやろうかしら、と思いましたが、カエルにはカエルの思惑があって出て来たものでしょう。
そっと、そのままにしておくのが自然かと。
「じゃぁね」
と、言葉をかけてそこを立ち去りました。
絵本『かえるのいえさがし』を思い出しました。
ひ孫のUちゃんに呼んであげたいな、と。
【かえるのいえさがし】
(石井桃子・川野雅代 作
中谷千代子 絵(福音館書店 1967年)
《たんぼに、かえるのおやこが すんでいました。
とうさんがえると かあさんがえると 子どもの けろでした》
と、お話は はじまります。
夏の間、楽しく暮らしていたカエルの親子は、あるとき気がつくと、辺りは すっかり秋の景色に変わっていたのです。
田んぼの稲は黄色に、山並みは紅葉に、空には、あかとんぼが沢山飛んでいました。
あわてたカエルの お父さんは、毎日 朝から晩まで、冬ごもりのための穴を探しまわりますが、見つかりません。
とうとうカエルの親子は、今まで住んでいた田んぼを出て、みんなで探しに出かけます。遠くまで探し回りますが、見つかりません。
どこの穴にも、トカゲや、ガマガエルなどが、先に入ってしまっていたのです。
けろが、ようやく穴を見つけました。
「おまえは めがいい!」
けろは、おとうさんに ほめられます。
でも、穴から顔を出したのは大きなヘビ。
びっくり仰天。
でも、逃げようとするカエルの親子に、大きなヘビは言うのです。
『あつい なつならば、おまえたちを とってもくおう。
だが、いまは おれも ねむい。
ふゆのあいだは、へびも かえるも いっしょに つちのなかで ねむるのだ。
らいねんの ひがんまで、みんなで なかよく ねむるとしよう』
穴の奥には、アリ・トカゲ・ガマガエルなどが、肩を寄せ合って気持ちよさそうに眠っていました。
そこで、カエルの親子たちも、その間の すきまを 見つけて、穴に入ります。
《・・・・・・3びき まるく かたまると、はるまでつづく ふかいふかい ねむりに、はいっていきました。》
と、お話は終わります。
大きなヘビ、アリ、トカゲたち、そして、カエルの親子、みんな、みんな気持ちよさそうに眠っています。
やさしい色づかい。
田植えの済んだ青緑のたんぼ、黄色に実った稲穂。
私も、子ども達も好きな絵本の一冊でした。
孫の代まで読まれた絵本は、すっかり黄ばんでいます。
「ぬくもり」、そして、生きることの「怖さ」も含んでいて。
早い時刻のバスで行きますので途中下車し、有効期限が切れてしまっていた図書館の「利用カード」の更新をしてきました。
礼拝が済んでからは、福島交通のバスターミナルの窓口へ行き、コロナになってから止めていた高齢者(75歳以上)向けの、『ノルカパス75』有効期間1年、23000円を買い求めてきました。
これで、福島交通の路線バスは、乗り降り自由で一年間使用できます。
これからは、田んぼ道の散歩も寒くなりますから、日中のあまり混雑しないバスに乗車して、郊外の公園散歩や、買い物等に利用するつもり。
11月になったら5回目のワクチンを受け、予防対策をしっかりして、社会復帰をする予定です。
夕方、ちょっとだけ散歩に出ました。
足もとに、動いたものがありました。
カエルです。
まだ、冬ごもりには間があるのでしょう。
こんな道端に出てきたら、カラスの餌食になってしまうでしょうに。
田んぼの畦の辺りに移動させてやろうかしら、と思いましたが、カエルにはカエルの思惑があって出て来たものでしょう。
そっと、そのままにしておくのが自然かと。
「じゃぁね」
と、言葉をかけてそこを立ち去りました。
絵本『かえるのいえさがし』を思い出しました。
ひ孫のUちゃんに呼んであげたいな、と。
【かえるのいえさがし】
(石井桃子・川野雅代 作
中谷千代子 絵(福音館書店 1967年)
《たんぼに、かえるのおやこが すんでいました。
とうさんがえると かあさんがえると 子どもの けろでした》
と、お話は はじまります。
夏の間、楽しく暮らしていたカエルの親子は、あるとき気がつくと、辺りは すっかり秋の景色に変わっていたのです。
田んぼの稲は黄色に、山並みは紅葉に、空には、あかとんぼが沢山飛んでいました。
あわてたカエルの お父さんは、毎日 朝から晩まで、冬ごもりのための穴を探しまわりますが、見つかりません。
とうとうカエルの親子は、今まで住んでいた田んぼを出て、みんなで探しに出かけます。遠くまで探し回りますが、見つかりません。
どこの穴にも、トカゲや、ガマガエルなどが、先に入ってしまっていたのです。
けろが、ようやく穴を見つけました。
「おまえは めがいい!」
けろは、おとうさんに ほめられます。
でも、穴から顔を出したのは大きなヘビ。
びっくり仰天。
でも、逃げようとするカエルの親子に、大きなヘビは言うのです。
『あつい なつならば、おまえたちを とってもくおう。
だが、いまは おれも ねむい。
ふゆのあいだは、へびも かえるも いっしょに つちのなかで ねむるのだ。
らいねんの ひがんまで、みんなで なかよく ねむるとしよう』
穴の奥には、アリ・トカゲ・ガマガエルなどが、肩を寄せ合って気持ちよさそうに眠っていました。
そこで、カエルの親子たちも、その間の すきまを 見つけて、穴に入ります。
《・・・・・・3びき まるく かたまると、はるまでつづく ふかいふかい ねむりに、はいっていきました。》
と、お話は終わります。
大きなヘビ、アリ、トカゲたち、そして、カエルの親子、みんな、みんな気持ちよさそうに眠っています。
やさしい色づかい。
田植えの済んだ青緑のたんぼ、黄色に実った稲穂。
私も、子ども達も好きな絵本の一冊でした。
孫の代まで読まれた絵本は、すっかり黄ばんでいます。
「ぬくもり」、そして、生きることの「怖さ」も含んでいて。