ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

〈ばーば〉の意地悪発言でした。

2020-07-31 06:09:35 | 日記
朝9時ちょっと前、新聞を広げていましたら突然『ドーン』と言う音と共に、家屋に衝撃を感じました。
ムッ 地震? 何かの爆発?
と、身構えましたが、その後何も変わった事象は起こりません。
でも、かなり強い衝撃音でした。
近所でガス爆発でもあったものか、近くを走る国道4号線バイパスで、クルマの衝突事故でも?、と外に出てみましたが、視界に入る範囲の中では何事も起こった様子はナシ。
衝撃音が大きかっただけに、いぶかしさだけが残りました。
傍にいた連れ合い共々、「何だったろうね」と、アタマを傾げた次第です。

暫くしましたら、こんどは傍らのスマホが、けたたましく緊急地震速報を。
  強い地震が来ます。
  身の安全を確保してください。
  落下物に注意してください。
ビックリして外側の窓を開け、座布団を手に外に飛び出せる体制に入りました。
ところが、「揺れ」は来ませんでした。
気象庁の発表によりますと、鳥島近海で起きた地震をシステムが過大に評価したための緊急地震速報だったようです。
何事もなくホッとはしましたが、先に原因不明の衝撃音を耳にしたばかりでしたので、気持ちはかなり不穏になってしまいました。

その後、ニュースを見て分かったのですが、「衝撃音」は市内の飲食店で、ガス爆発が起き、家屋が吹き飛んでしまったことによる衝撃音だと知りました。
亡くなった方もあり、重傷者も含め18人ほどが事故に巻き込まれてしまったとのこと。
原因等はこれから究明されるのでしょうが、ご近所の家屋も被害を受けている模様です。
雨模様でもあり、お見舞い申し上げますと、言う他ありません。

〈新型コロナウイルスの感染者は29日、全国で新たに1261人が確認され、1日当たりの感染者が初めて1000人を超え、国内の感染者は計3万4159人、死者は4人増えて計1019人。〉
と、報じられました。
こちらも、なんとも、不穏な気分に。

  《首相は新型コロナ対応のために、今年1月26日から6月20日まで147日連続で出勤。
  「気持ちは元気だけど、体は疲れている」(官邸幹部)という。
  ・・・・・・中略・・・・・・
  首相は24日に官邸に出た以外は終日、東京・富ケ谷の私邸で来客もなく過ごした。
  一方で、休もうとしていた27~29日はいずれも午後から出勤した。
  今後、8月後半の別荘での静養を検討する。》
と、報じられています。(毎日新聞 7/30)
野党は、こうした状況について次の様に批判しています。
  《立憲民主党の枝野幸男代表は29日のラジオ日本の番組で、「豪雨とウイルスが重なった
  国難に国のトップがほとんど家にこもって出てこない。
  陣頭指揮をとる姿を見せるのがリーダーの役割だ」と批判。
  同党の安住淳国対委員長も記者団に「休んでいる暇があるなら、国会の委員会に来てほし
  い。
  国家的危機だから夏(休み)返上で連日議論した方がいい」と指摘した。》
と、同新聞は伝えています。
私も、そう思います。
安倍首相も、与党の皆さまも、そうしたことは政治家である限り、『先刻承知の助』のはずです。
ただ、ただ、何と評価されようが、ここは表に出ない方が「政権」の「権」にとっては何よりも重要との政治論理(倫理ではなく)に立って、官邸から世間を注視していらっしゃるのではないかと。
〈ゴマメのばーば〉の意地悪発言でした。
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マスク、欲しい?

2020-07-30 06:09:50 | 日記
歯の治療は終了。
もう一回、微調整のために来院を、との奨めですが行かなくともOKの様です。
眼の検診にも行かなければなりませんから、歯科は、ひとまず終了ということに。
それにしても、かかりつけの歯医者さんですが、丁寧に微調整をして下さったにも関わらず、治療費負担は50円でした。
治療費負担が安いことは有難いことですが、20分近くも関わって下さった先生の報酬を考えますと、安すぎる様な気がします。

昨日から雨が降り続いていましたが、午後になって雲が切れてきました。
お日さまが恋しいばかりではありません。
月や、星は、どうなってるの、と。
「おーい、雲の上では 元気に輝いてんの」と呼びかけたいくらいです。
当地でも大雨・洪水警報も出されましたが解除となりました。
被害はなかったようです。
良かった ホッ。

世の中の政(まつりごと)、どの党が主導権を握ったとしても、指導力のある政治家が舵を取ったとしても、非常事態とも言える〈ウイルスとの戦い〉では、100%満足が得られる施策が取られることなどは、まず無いと言っても過言ではないでしょう。
でも、でも、でも、やっぱり政権政党である自民党、そしてその「お頭」(かしら)には、もう少し国民の意に沿った施策を考えて欲しいものだと考えてしまいます。

〈マスクの再配布〉、介護施設のスタッフの方々も使い勝手が悪く、あまり歓迎していないというではありませんか。
街を歩いてみ手も、スーパーで、買い物客を眺めて見ても「アベ賜のマスク」をつけている方にはお会いしていません。
国会中継での議員さん、そして閣僚の皆々様、それぞれ個性的なマスクをしていらっしゃいますが、使用している閣僚さまは少ないようです。
にもかかわらず、どうして、またの配布となるのでしょう。
さっぱり私には分かりません。
もちろん、私、頂いたアベノマスクは、マスク入れの箱の中で眠っているだけ。

『Go to キャンペーン』
経済を回すことは大切です。
税収が減れば予算も組めません。
でも、この時期に?、と私は考えます。
国会を開いて、野党の意見もよく聞き、国民にとってより良き対策を練って頂けないでしょうか。
                             〈ゴマメのばーば〉
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あったかーい電話。

2020-07-29 06:06:14 | 日記
教会の先輩であるKさんから「本」を送っていただきましたので、お礼の手紙を昨日出しましたところ、本日、Kさんから「手紙のお礼」の電話がかかって来ました。
私が教会の礼拝を暫く休んでおりますので、お見舞いと言うか、私に〈元気になって、また会いたい〉とのエールだったと思います。
耳が遠くなって、腰も痛みが出て来て歩きにくくなった、目も・・・と、話されていましたが、電話の声はしっかりとした明るいトーンで彩られていました。
「じゃぁ、お元気で また会いましょう」
と、挨拶を交わして受話器を置きましたが、「お礼の手紙」へ、「お礼の電話」。
なんだか、心があったかーくなって来ました。
Kさんは、ご自分も読んで感動し、得るところがあった「本」(「コヘレトの言葉を読もう」小友 聡著)を私に送って下さったのですが、お年を召された分だけ深い「読み」をなされたことと、推測いたします。
以前、「読書コミュニティ―ネットワーク」主催の講演会で、講師の岡田淳氏から
《ひとは自分の掘った井戸の深さで本を読む》
と教えて頂きましたが、きっとKさんは、それを地で行ったことでしょう。

孫が夕方電話で、「これから夕食の買い出しに行く」と言っていました。
黒田三郎の詩が、ふっと心に浮かびました。
シングルファーザーではありませんが、共働きの夫婦です。
食事の支度も買い物も、パパも上手にこなしています。

     『夕方の三十分』
                  黒田三郎
     コンロから御飯をおろす
     卵を割ってかきまぜる
     合間にウィスキーをひと口飲む
     折紙で赤い鶴を折る
     ネギを切る
     一畳に足りない台所につっ立ったままで
     夕方の三十分

     僕は腕のいいコックで
     酒飲みで
     オトーチャマ
     小さなユリの御機嫌とりまで
     いっぺんにやらなきゃならん
     半日他人の家で暮したので
     小さなユリはいっぺんにいろんなことを言う

     「ホンヨンデェ オトーチャマ」
     「コノヒモホドイテェ オトーチャマ」
     「ココハサミデキッテェ オトーチャマ」
     卵焼をかえそうと
     一心不乱のところに
     あわててユリが駈けこんでくる
     「オシッコデルノー オトーチャマ」
     だんだん僕は不機嫌になってくる

     化学調味料をひとさじ
     フライパンをひとゆすり
     ウィスキーをがぶりとひと口
     だんだん小さなユリも不機嫌になってくる
     「ハヤクココキッテヨォ オトー」
     「ハヤクー」

     かんしゃくもちのおやじが怒鳴る
     「自分でしなさい 自分でェ」
     かんしゃくもちの娘がやりかえす
     「ヨッパライ グズ ジジイ」
     おやじが怒って娘のお尻をたたく
     小さなユリが泣く
     大きな大きな声で泣く

     それから
     やがて
     しずかで美しい時間が
     やってくる
     おやじは素直にやさしくなる
     小さなユリも素直にやさしくなる
     食卓に向かい合ってふたり坐る
                (詩集「小さなユリと」から)

私たち夫婦も共働き夫婦でした。
労働組合の役員をしていた連れ合いは忙し過ぎて留守がち。
年子で生まれた子供たちを、それぞれが負んぶしてデモにも参加。
カレーを沢山 たくさん作り置きして 子どもたちに食べさせたり・・・・・・
でも、忙しくはあっても、たしかに、
  《やがて/しずかで美しい時間が/やってくる》
のです。
                      〈ゴマメのばーば〉
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『三つ編みの糸はたやすくは切れない。』

2020-07-28 06:08:27 | 日記
昨日は少し疲労感を覚えていたのですが、今朝はスッキリ目覚めました。
朝、北西の空一面に青空が広がっていました。
薄雲は広がっていましたが薄日も漏れています。
天気予報では「雨」。
それも所によっては「雷雨」、という事でしたので、「予報ハズレ」かな、と喜んでいましたが、じきに雲が厚さを増してきて昼前から雨が降り出しました。
なかなか明けない梅雨です。
関西方面は、そろそろの模様ですが、私の暮らしている東北南部は、8月も7~8日位になるみたいです。
お日さまを仰いで「アチッー」と声に出す日は来るには来るのでしょうが、まだまだ、というところ。

小中学校も今月いっぱいは登校日。夏休みは8月からとのことです。
散歩の時に小学校脇を通りますと児童たちの声が道路まで漏れて来ます。
子ども達の声を聞きますと元気になれる私です。
歩きながら校舎に向かって、「ありがとう」と、言ってみました。

教会員の先輩の方から本が送られて来ました。
小友聡 著 『コヘレトの言葉を読もう』 ――「生きよ」と呼びかける書――
            日本キリスト教団出版局(2019.3.20)刊
暫く教会の礼拝を休んでいます私に、お見舞いのエールを送って下さったのだと思います。
90歳を超えられても、まだまだしっかりなさっている先輩のKさんには心から「ありがとうございます」と申し上げましょう。
著者の小友聡氏は、
    NHKこころの時代 
        それでも生きる  旧約聖書「コヘレトの言葉」

の番組を4月~9月まで講師として担当して下さる予定でしたが、コロナによる番組変更のせいでしょうか、第一回のみの講座で、次回は秋まで持ち越しとなっています。
番組のテキストは既に買い求めてありますが、単行本も買う予定でいたところでしたので、ありがたく頂戴いたしました。
さっそく、読み始めたところです。
本の帯には、
  《すべては空しい。そんな、一見、聖書らしからぬ言葉に満ちたコヘレト書。
  第一人者が鮮やかに読み解き、その主題を浮き彫りにする。
  「虚しいから、あきらめる、のではない。
  空しく、先が見えない、だからこそ、今、最善を尽くせ!」》
と付記されています。

     見よ、虐げられる者の涙を。
       彼らには慰める者がいなかった。
     また、彼らを虐げる者の手には力があった。
       彼らには慰める者がいなかった。

     一人より二人の方が幸せだ。
     共に労苦すれば、彼らには幸せな報いがある。
     たとえ一人が倒れても
     もう一人がその友を起こしてくれる。
     一人は不幸だ。倒れても起こしてくれる友がいない。
     また、二人で寝れば暖かいが、一人ではどうして暖まれよう。
     たとえ一人が襲われても
     二人でこれに立ち向かう。
     三つ編みの糸はたやすくは切れない。
                 (旧約聖書「コヘレトの言葉」4章より)


いつの時代にも虐げられる者の涙は尽きることがありません。
「一人」が、不幸だとは思いません。
それに、友が助けてくれるとは限りません。
裏切られることも、けっこう多くて。
また、二人、或いは徒党を組んで立ち向かったとしても、必ず幸福になれるものでもありません。
でも、暗い世情ではあっても、ほんのチョッピリ、誰かに手を差し伸べたり、手を貸してもらったりすることができれば、立ち上れることも多い様な気がいたします。
                         〈ゴマメのばーば〉


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「親は子を育て、子は親を育てる」・・・そんな絆。

2020-07-27 06:03:57 | 日記
昨晩11時半近くに「テレビ電話」が入りました。
この時刻に、なに?
画面には、ひ孫のUちゃんと、Tちゃんの ひ孫二人と、そのパパが映っていました。
「どうしたの、こんな時刻に?」
と訊ねましたら、お昼寝をし過ぎて、お風呂に入ったのに眠れず、はしゃいでいての電話とのことでした。
私は、久々にテレビでのドラマスペシャル『とんび』(重松清 原作・堤真一主演 初回放送2012年)を観ていたところだったのです。
以前も観た作品ですが、重松清氏は私の好きな作家ですし、この作品も好みに合う作品でした。
また、堤真一さんも、好きな俳優さんですから、最後まで観たかったのですが、テレビ電話の「ひ孫劇場」に取って代わられてしまいました。
「もう切るからね。止める時は どこを押すんだっけ?」
と、まだ慣れない私が、パパ(孫)に訊いたところ、この質問を耳に挟んだ4歳のUちゃんが、
「上の バツ(×) 押して」と、すかさず応えたのです。
4歳に教えられるようになったか・・・ひい婆は、苦笑いをしました。

  《全身の筋力が徐々に低下する難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を発症した女性に頼ま
  れ、薬物を投与して殺害したとして、京都府警は23日、嘱託殺人の疑いで、仙台市泉区の医
  師、大久保愉一(よしかず)(42)と東京都港区の医師、山本直樹(43)の両容疑者を逮
  捕した。》   (毎日新聞 7/24)
何とも、暗く重たいニュースでした。
安藤泰至・鳥取大准教授が、同新聞(7/26)で次の様に語られていましたが、私もそう思います。
少し長くなりますが、引用させていただきました。
  《重い病者や障害者、高齢者などに対し、不幸と決めつけるような考えが進んでいるような
  感じがします。
  これは、生きる価値を、仕事がどれだけできるかというような生産的な能力でばかり考え、
  自分のモノというよりは、私たちがそれによって生かされている「いのち」の本質的な価値
  を考えることが少なくなっているためではないでしょうか。
  ・・・・・・中略・・・・・・自己責任による生き残り競争にさらされた人たちが、より弱
  い人を探して攻撃するような社会になっているのかもしれません。
  私は今回の事件が、安楽死の法制化ではなく、どんな人も生きやすくなる社会について考え
  るきっかけになってほしいと切に願っています。》 と。
また、
  《妊婦の血液から胎児の染色体異常を推定する新型出生前診断(NIPT)が拡大の一途を
  たどっている。
  「命の選別につながる」との懸念をよそに、美容クリニックなどに検査ビジネスとして売り
  込む企業も暗躍。
  対抗して、実施施設を絞ってきた関連学会も拡大にかじを切った。》 (毎日新聞7/24)
こんな、ニュースも伝えられています。
嘱託殺人の疑いで逮捕された医師たちを糾弾したり、安楽死の法制化等を考えるより先に、まず、私たち、ひとり一人が、「いのちの選別」について、しっかり考えてみなければいけないのではないかと思います。

そんなニュースに暗い気分に落ち込んだ私に、前述のテレビドラマ『とんび』の父親の言葉が身に沁みました。
「親は子を育て、子は親を育てる」・・・そんな絆。
妻が、息子の身をかばって、事故死。
残された息子、旭を、ゲンコツと涙で不器用に育て上げていく父親、シングルファーザーの生きざまが、とてつもなく新鮮にうつったのです。
                    〈ゴマメのばーば〉
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