ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

退行でしょうか。

2021-08-31 07:51:39 | 日記
今日は気温が30度はありましたが、風もあり比較的過ごしやすい日でした。
体調不良は、まだ続いています。
食欲が出ないのは困ったことです。
大好きな間食の甘いものも食べたくはありません。
食べ物を食べないと気が弱くなりがち。
そして、想いは幼い頃の母への思いなどにウトウトしながら繋がって行くのです。
こうした現象は退行でしょうか。
それとも大きな「いのち」への還元でしょうか。
目覚めた時、涙が出ていました。

《幼い私は、母と歩いています。
「ねぇ、あの木なんの木?」
と母に尋ねました。
『さるすべりよ』
「へんな名前ね」
『幹がつるつるしていて、サルも滑るから』
「あんな木で滑ってしまったら、サルは お山で暮らせないんじゃない」
「ほんとに、サルは滑ったのかなぁ」

いつもの、あれなーに、どうして、だから・・・に、母もうんざり。
掴んでいた私の手をぐいっと引いたので、引きずられて転びそうになりました。
『まったく、理屈っぽくて』
と言いながら、母はぐんぐん歩きます。
私は、引きずられながら歩きます。
母のさす黒い日傘の蔭になりながら。
母は繋いだ私の手を、きつく握って歩きます。
ずーっと、ずーっと。
暑くて埃っぽい道を》

ぼんやりしたアタマの隅で、まだ考えています。
「百日紅」って、100日も咲くのかしらん、と。
        〈ゴマメのばーば〉
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自国民や協力者の保護は政府の責務

2021-08-30 06:28:36 | 日記
涼しい朝でした。
心身がホッとします。
一昨晩は殆ど寝ていなくて、昨日はかなり体調不良でした。
〈眠れなかった〉という身体的な負荷よりも、〈この暑さを乗り切らなくてはいけないのに、眠れないのでは体が持つまい・・・〉と言う心の負荷・思い煩いに捉われていたのかもしれません。
昨晩は、先だって医院から頂いてきた「入眠剤」を服用しました。
朝まで、しっかり、トイレにも起きずに休めました。
薬って、スゴイ。
日中も気温は30度を越さず、北側の窓からの風だけで十分に過ごせてラッキーでした。
エアコンが無ければ最近の夏を過ごすことできませんが、エアコンと私の体の相性が悪いというのは困ったことです。

日曜日でしたので先週に倣って一人での礼拝を自室でいたしました。
何だか一週間が短い様に思えてなりません。
教会での礼拝を休ませていただき、自宅での家庭礼拝になってから1年と6ヵ月になります。
教会での礼拝はきちんと予防対策を講じていますから、ワクチン接種が終われば出席しようと考えていたのですが、デルタ株等のウイルスが蔓延していますので、やっぱり今のところバス等に乗っての移動外出は避ける様にしています。

アフガニスタンに残った日本人や大使館の現地スタッフらを国外に退避させる政府の取り組みが難航しているそうです。
《難航した理由とみられるのが、派遣判断の遅れだ。
欧米諸国などは、イスラム主義組織タリバンが15日にカブールを制圧したことを受け、軍用機を現地に送って退避作戦を始めた。各国が自国民とアフガン人協力者らを多数退避させた。》
(毎日新聞8/29)
とも、報じられています。
自国民や協力者の保護は政府の責務です。
残された人たちが退避できるよう全力を尽くすべきだと思います。
菅内閣支持率最低26%。
コロナウイルス対策に対して評価しない人が多いとのことですが私も、そう思っています。

ちょっとだけ散歩へ出たかったのですが、今日は止めにして置きました。
きっと田んぼでは稲穂が風に揺らいでいることでしょう。
        〈ゴマメのばーば〉
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『沖合1キロ』と『アンダーコントロール』

2021-08-29 06:16:14 | 日記
夜明けと共に青空が広がっていました。
青空は大好きですが、今日の予想気温は33度と聞きますと、ちょっと恨めし気に空を見上げた私です。
昨晩は、熱帯夜でしたのでエアコンをつけて休んだのですが、冷たい風の流れが体に沁みて寝付かれず、朝までウトウトしたり、起き出してタブレットで、ひ孫達の動画を観て気を紛らわせたりしていました。
でも、新しい今日が始まります。
そう、自身に言い聞かせての起床。

政府と東京電力が、福島第1原発の処理水について、海洋放出の具体策をまとめました。
福島原発では、溶け落ちた燃料に地下水が触れて汚染水が生じていますが、大半の放射性物質を除去した処理水を保管するタンクは1000基を超えて、老朽化の懸念も指摘されています。
今回示されたのは、沖合1キロからの放出計画。
海底の岩盤をくりぬいてトンネルを建設すると、言う案です。
〈沿岸漁業や観光への影響を心配する地元の声に配慮した〉
とのことですが、沿岸漁業者でなくとも、不愉快な提案です。
1キロ先から流すんだから、沿岸への影響は少ないでしょう、とでも。
《タンクの水は、放出前に再処理する。
除去できないトリチウムは、海水を加えて国の基準を大幅に下回る濃度に薄める。
事前に濃度を測定して環境に影響がないことを確認する。
重要なのは、事前の処理や検査が計画通りに実施されていることを客観的に担保する仕組みだ。》(毎日新聞8/27)

と、報じられていますが、 政府と東電は、放出の際に第三者のチェックを受けるなど、誰が見ても納得できる安全性を確保すべきだと思います。
『沖合1キロ』という言葉に、かつて2020東京オリンピックの招致を決めた際の、元安倍首相のコトバを思い出してしまいました。
『アンダーコントロール』と。
安倍首相のいうところの、
「Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you, the situation is under control.」
元首相様に、現在の処理水の状況等について、お出ましを願って私たちも納得いくように説明いただきたいものです。
         〈ゴマメのばーば〉
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『穏やかな日』を、

2021-08-28 06:46:00 | 日記
コロナ感染者数に一喜一憂ばかりしているわけではありませんが、居住地でも連日増え続ける新規感染者数には、やっぱり不安を覚えずにはいられません。
在宅医療の方も、かなりの人数に上っています。
市中には濃厚接触者に当たる方も、かなりの人数がいらっしゃるのではないでしょうか。
日常的な買い物はメモをして置き、スーパー等へ出かける回数は極力減らしています。
菅首相は、「明かりが見え始めている・・・」などとの発言をなさっていますが、「明るさ」とは何を指しているのでしょうか、よく理解できません。
モデルナ社ワクチンに異物の混入が見つかり、当該ワクチンの接種は一時中断となっています。
折角、接種しようとしている若者たちの出ばながくじかれてしまいそうな事態発生です。
異物の混入自体は菅首相の責任ということではありません。
でも、こうした状況下で「明るい・・・」などと言う表現には違和感を覚えずにはいられないのです。

今日も、残暑の厳しい日でした。
北側の窓から入って来る風は、やや秋の涼しさを伴ってはいますが、まだまだ本番とは言えません。
心に穏やかさを欠く時は、好きな詩人の「詩」に接するのが、私にとっての即効性のある安定剤です。

  『穏やかな日』
                長田 弘
  やわらかな日差しが 道に
  ひろがっている 疎らな木の影が
  静けさのなかに落ちている 時間が
  遠くから 澄んでくる 空が
  おおきな視線のように感じられる
  何もかもが はっきりと
  すぐ近くに見えてくるような
  ありありとした感覚に
  立ちどまる
  それから 気づく
  何かに 語りかけられている
  つよくとらえられて
  目のまえの風景を 深くしている
  声 耳を被ってしか 聴こえない
  ことば 目を覆ってしか
  見えないもの いたるところにいて
  どこにもいない 誰か
  いままで 気づかれなかった
  そこにずっと 存在していたもの
  それは 外側から聴こえてくるようで
  ほんとうは 内側から聴こえてくる
  いま、ここに在ることが
  痛切に しきりに 思われる
  穏やかな日
        (長田弘詩集『一日の終わりの詩集』から)


心が鎮まらないと聴こえないもの。
穏やかさとは、きっと鎮まった心に訪れるものなのでしょう。

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         〈ゴマメのばーば〉
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「あーした涼しくなーれ」

2021-08-27 07:46:38 | 日記
梅雨の様な日が続いていましたが、今日は真夏日。
エアコンは体にきついので、つけたくないのですが、暑い部屋にこもっていて熱中症にでも罹ってはこれまた大変です。
エアコンをONにし、風力は弱に設定、部屋の一部の窓を開けたり閉めたりして温度や風を調節しながら過ごしました。
でも、午後からは雲が広がってきて日射しが少し弱められたので、南側の窓から入り込む熱気は少なくなりました。
あと数日は暑さが続くとの予報です。
「あーした天気になーれ」ならぬ「あーした涼しくなーれ」と。

8月と言う月は「平和」に関する催し物が多い月です。
今年は昨年同様、コロナの関連で少なめになってはいますが。
後、数日で8月も終わります。
あの太平洋戦争を指導したのは、政府であり軍部でした。
でも、僅かな人たちを除いて、私たち国民も、あの時代を生きのびるためとはいいながら、大なり小なり戦争に加担したことも忘れてはいけないと思います。
「防空演習」や、「国防婦人会」に出席しない人へ、「国賊」「非国民」などと口にしたことを。

今夏は、体調不良におそわれたということもあって、いくつかの計画を断念せざるを得ませんでした。
夕方、空を眺めていました。
空・風・雲・クルマの走行音。
ふーっと、ため息が出てくるのは、断念となってしまった「目的」が、心の中で、ぶつぶつと愚痴っているせいなのでしょう。

夕飯時のフルーツにリンゴを添えました。
皮を剥きながら、まだ未練たらしく、行けなかった美術館のことなどを思い出しています。
宮城県美術館の庭に、『リンゴをもつ少年』という像が展示されています。
舟越保武さんの作品で、高さ75㎝の優美な少年像。
私は、この少年に会いに、美術館を時々訪れます。
人(アダムとイブ)は、「知識の木の実」を食べ、エデンの園を追われた。と、旧約聖書には記されています。
私は時々考えます。人間の知識は、「両刃の剣」で、人々を救うことだけではなく、とてつもない悪を及ぼすことも。
知識には、疒(やまいだれ)が付くことも多いのではないかと。

人間の作りだした「核」の脅威に自らがさらされてしまったり。
戦争の恐怖に逃げ惑ったり。
何万年も管理しなければならない「放射性廃棄物」をつくりだしてしまったり。
私は、願いを込めて考えます。
『リンゴをもつ少年』像の持っているリンゴは、新しい「知恵の木の実」なのではないかと。
新しい「いのちの木の実」なのではないかと。
そうあって欲しいと。
           〈ゴマメのばーば〉
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