ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

言い続ける………

2015-03-04 06:33:47 | 日記
  ≪人質事件以降、政府批判を「自粛する」空気が社会に広がっているとして、
   ジャーナリストや作家らが2月25日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、
  『自身の良心にのみ従い、批判すべきだと感じ、考えることがあれば、臆さずに書き、
   話し、描くことを宣言する』
   とした声明を読み上げた≫
と、報じられています。

賛同者は2500人を越えたそうですが、あぁ、我が国も、ここまで来たのかと
暗澹たる思いに駆られます。
  『報道が機能を失えば、民主主義の大前提である知る権利が失われ、国民は正しい判断が
   できなくなる』
と述べた 元経済産業官僚の古賀茂明さん。
  『日本の劇作家たちには、戦前、大政翼賛に協力したという不幸な歴史や反省がある。
   追い込まれる前に声を上げたい』
と、話した平田オリザさん。
それぞれに勇気ある発言だと思います。

  『署名したいが、春の番組改編の時にポストを失ってしまうので できない』
と言う方もあるとか。
古賀茂明さんには、4月以降の出演依頼がないとのこと。
何か不安な世の中の到来が感じられてしまいます。

ある方のブログの一部です。
  ≪………また、どなたかの言葉に、「老人よ 大志を抱け。最大の悲劇は、
  悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は暴力の陰に隠れて、同罪者である」
  というのがあった。
  やはり、沈黙していてはいけないのだと思う。
  老骨に鞭を入れてみようと………そして真剣に考えてみようと………
  そして発信し続けなければ………。≫
と、書かれていました。

≪老人よ 大志を抱け≫
大志とまでは行かなくとも、黙してしまってはいけないのでしょう。
たとえ、「ゴマメの歯ぎしり」であっても。
コメント (4)
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