ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

4回目の3.11という日

2015-03-11 06:47:32 | 日記
4回目を迎えました。
私は原発の災禍に遭った福島県に住んでいます。
3.11。
とんでもない地震の揺れ、家具が倒れ、食器戸棚から食器が飛び出し落ちる すさまじい音、
等々、恐かったことを覚えています。
そして、原発事故・放射能への不安・閉ざされた窓。
幸い家族に けが人もなく、家屋は、室内の壁のクロスに亀裂が入った程度で済みました。

現在、自宅敷地の除染による廃棄物を、所定の容器に入れて裏庭に保管しています。
昨年3月、市の原子力災害対策課から、「電子式積算線量計」の貸出しを受け、
一カ月間着用してみました。
結果、1年間の累積被ばく量の推計値は、0.77mSv。
1mSvより下回った数値でした。
また、WBC(ホールボディカウンター)での検査も受け、預託実効線量は、
こちらも1mSv未満との検査結果でした。
食品のほとんどは地産のものを食しています。
こんな状況で現在、日々を暮らしています。

でも、同じ「福島県」といっても広いのです。
地域によって放射線値も異なりますし、同地域であっても、結構高い放射線量を
しめすホットスポットなども存在しています。

避難を余儀なくされている方々、そしてまた、居住地域、年齢、家族構成等、によっても、
どのように日々を生き、何を望み、何に不満と憤りを覚えているのかは、人それぞれです。
「福島県の住人」と、一つに括ってしまうわけにはいかないのです。

どの様な暮らし方が正しく
何が、間違いなのか、
答えは複数、人の数だけあるのでしょう。
私は、原発事故の修復の過程を注視しながら、この地で暮らすつもりです。

自民党大会で、
《積極的平和主義の旗を掲げ、日本の領土、領空、領海は断固として守り抜く》
と挨拶した安倍首相へ、もの言いをしたいのです

「福島県」も、《日本国の領土》です。
避難者は12万人を数え、うち5万人近くが県外避難をしています。
まずは、ふるさと帰還ができる対策と、帰還困難ということであれば、その方たちの
新しい生活が成り立つような政治の方策を、速やかに講じて下さい。

福島県近隣の海も《日本国の領海》です。
首相が力強く宣言したように、海を、福島県近隣の「領海」を、放射能の汚染から、
《断固として守り》抜いて下さい。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント
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