安倍首相の、米議会上下両院合同会議での演説。
率直に言って、【巧言令色鮮し仁】の一言です。
アメリカへの出発に先立って、「未来志向で、日米同盟の強化に取り組む」とは述べていましたが、
この演説、何とも誠意が感じられませんでした。
見た目は美しく染め上げられた粗悪な繊維で拵えた訪問着としか言いようがありません。
国会の論議も踏まえないままに、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備を、
『この夏までに必ず実現する』
との約束。
アメリカにとっては、大きな 大きな「おみやげ」かもしれませんが、
日本国の議会制民主主義をも無視して仕立て上げた危険極まりない「おみやげ」でした。
アメリカ・オバマ氏にとっては、この「集団的自衛権の行使容認」というおみやげ、
異例なほどの歓待をして見せても充分すぎる価値ある「おみやげ」であったことでしょう。
まるで、浮かれた表情で、
お芝居の主役にでもなったつもりなのでしょうか、
アメリカ大統領と肩を並べる政治家になったとの自己撞着によるものでしょうか、
リンカーンの名演説や、オバマ氏の大統領就任演説と、肩を並べた名演説とでも
思っているのでしょうか、
あの、満面の笑み・はしゃぎ様。
品がありませんでした。
オバマ氏は、安倍首相の持参した おみやげが、国会の審議を経ていないことなど
百も承知での歓待であったでしょう。
この「舞いあがり はしゃぐ」安倍首相の姿。
私は恥ずかしいと感じました。
これが、「我が国の首相です」というのは、恥ずかしい限りです。
アメリカ国民の多くは、心中、安倍首相のこのハシャギぶりを冷笑していたのでは
ないでしょうか。
「おみやげ」は喜ぶとしても。
しかし、良くできた(よく、取り繕った)演説の文言でした。
真珠湾などの激戦地を挙げて
『歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものだ』
との表明。
対米開戦の過ちにも言及し、
『熾烈に戦い合った敵は心の紐帯が結ぶ友になった』
と述べました。
そして、
アジアに対する過去の植民地支配への「おわび」や慰安婦問題には直接触れず、
『紛争下、常に傷ついたのは女性だった。
わたしたちの時代にこそ、女性の人権が侵されない世の中を実現しなくてはいけない』
と述べたのです。
じつに、国語の作文なら「花まる」の文章でした。
おじい様・岸信介氏も、『良くできたねぇ』と、お喜びではないでしょうか。
沖縄では、「屈辱の日」と呼ばれているこの時期に、沖縄県民の民意を無視して、
よくもこうした演技をして見せられるものです。
でも、こうした安倍首相を、アメリカは、心底、どれだけ信頼しているのでしょうか。
まあ、「おみやげ」を持って来たのだから、アメリカ流の「おもてなし」をと、
俳句をつくっても見せ、演じてみせたのではないでしょうか。
演技力においては、オバマ大統領の足もとにも及ばないでしょう。
安倍首相の、この浮かれ様、とても、とても恥ずかしい限りです。
【巧言令色鮮し仁】のひと言です。
〈ゴマメのばーば〉
率直に言って、【巧言令色鮮し仁】の一言です。
アメリカへの出発に先立って、「未来志向で、日米同盟の強化に取り組む」とは述べていましたが、
この演説、何とも誠意が感じられませんでした。
見た目は美しく染め上げられた粗悪な繊維で拵えた訪問着としか言いようがありません。
国会の論議も踏まえないままに、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備を、
『この夏までに必ず実現する』
との約束。
アメリカにとっては、大きな 大きな「おみやげ」かもしれませんが、
日本国の議会制民主主義をも無視して仕立て上げた危険極まりない「おみやげ」でした。
アメリカ・オバマ氏にとっては、この「集団的自衛権の行使容認」というおみやげ、
異例なほどの歓待をして見せても充分すぎる価値ある「おみやげ」であったことでしょう。
まるで、浮かれた表情で、
お芝居の主役にでもなったつもりなのでしょうか、
アメリカ大統領と肩を並べる政治家になったとの自己撞着によるものでしょうか、
リンカーンの名演説や、オバマ氏の大統領就任演説と、肩を並べた名演説とでも
思っているのでしょうか、
あの、満面の笑み・はしゃぎ様。
品がありませんでした。
オバマ氏は、安倍首相の持参した おみやげが、国会の審議を経ていないことなど
百も承知での歓待であったでしょう。
この「舞いあがり はしゃぐ」安倍首相の姿。
私は恥ずかしいと感じました。
これが、「我が国の首相です」というのは、恥ずかしい限りです。
アメリカ国民の多くは、心中、安倍首相のこのハシャギぶりを冷笑していたのでは
ないでしょうか。
「おみやげ」は喜ぶとしても。
しかし、良くできた(よく、取り繕った)演説の文言でした。
真珠湾などの激戦地を挙げて
『歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものだ』
との表明。
対米開戦の過ちにも言及し、
『熾烈に戦い合った敵は心の紐帯が結ぶ友になった』
と述べました。
そして、
アジアに対する過去の植民地支配への「おわび」や慰安婦問題には直接触れず、
『紛争下、常に傷ついたのは女性だった。
わたしたちの時代にこそ、女性の人権が侵されない世の中を実現しなくてはいけない』
と述べたのです。
じつに、国語の作文なら「花まる」の文章でした。
おじい様・岸信介氏も、『良くできたねぇ』と、お喜びではないでしょうか。
沖縄では、「屈辱の日」と呼ばれているこの時期に、沖縄県民の民意を無視して、
よくもこうした演技をして見せられるものです。
でも、こうした安倍首相を、アメリカは、心底、どれだけ信頼しているのでしょうか。
まあ、「おみやげ」を持って来たのだから、アメリカ流の「おもてなし」をと、
俳句をつくっても見せ、演じてみせたのではないでしょうか。
演技力においては、オバマ大統領の足もとにも及ばないでしょう。
安倍首相の、この浮かれ様、とても、とても恥ずかしい限りです。
【巧言令色鮮し仁】のひと言です。
〈ゴマメのばーば〉