ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

参加しました。

2015-08-31 06:23:19 | 日記
各地で安保法案に対する反対集会が開かれています。
昨日(30日)、私もJR駅前での集会へ参加しました。
「国会10万人・全国100万人大行動」の地方集会です。
あいにくの小雨模様、集会中央の広場に傘をさしての参加は、
じわっと 湿気が身体全体に滲み通りました。

私は〈ゴマメの一尾〉に過ぎません。
“参加してもしなくても、大勢への影響などあるまい”
天候も、いまいちだし、風邪でも引いたら…………。
朝起きてそんなことを考えました。
でも、後になって後悔するのが嫌で、出かけました。
そんなところがホンネです。

知人の一人で障害を持っていらっしゃるHさんも車イスでの参加。
挨拶に立ち、法案の反対を訴えました。
私などより、雨の影響は強く身体に受けたはずです。
「ご苦労さま 良くやってるね」
と、ご挨拶をしましたら、
『アッ、ハッ、ハッ、いやぁ しばらく』
と、元気な声が返ってきました。

Hさんは、昔から豪快な笑い方を なさる方です。
指導者としての気質を十二分に保持していて、周囲を明るくさせる男性なのです。

私は若い頃、かなりヘビースモーカーでした。
どこへ行ってもタバコが手離せません。
(嫌煙に関しては、現在ほど厳しく言われていませんでした)
とある集会で、私が、タバコの入ったバックを、室外に置き忘れてしまったのです。
取りに行きようもない混雑さの状況でした。
彼は、さっと手と目で仲間の方たちに指示して、
順送りで私に灰皿を添えてバックを届けてくれたのです。
その時、
“あぁ、障害者は私だ”
と実感したことを覚えています。

他人が欲していることを素早くキャッチし、行動に移す…………。
なかなか出来ないことです。
私などは、見ないふりをしてしまうことが多いのです。

そんな彼に出会えて、嬉しい「集会参加」となりました。
『がんばろうね またね』
と言って“さようなら”をしました。

私は、デモには不参加。
彼は、車イスで参加。

私の負けです。
「安保法案」には負けたくありません。
でも、彼に負けたことは、心地よい負けでした。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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「やり手」感が滲み出て。

2015-08-30 06:22:10 | 日記
この時期、維新の党での離党劇は、残念に思います。
「安保関連法案」の参院審議が、重要な さなかにある状況です。
党内外での路線の相違はあることでしょうが、
ここは、野党が手を結べるところで連携して、法案に反対の戦いをしてほしいところでした。

27日、橋下氏は
「国政政党から離れ、大阪の地方政治に軸足を移す」
として、同党を離党しました。
また、
「今、安保法制は重大局面だ。党内で内紛やっている場合じゃない」
とも、述べていました。
維新幹部には、
「即、党を割るなどせず、安全保障関連法案審議に集中してほしい」
などとも伝えていたとか。

そうした発言から僅か1日での方針転換。
「大阪維新の会で国政政党をやる。年内には道筋を付けたい」
と述べ、新党を結成する構想を明らかにしたのです。

「今度は大阪維新というブランドでしっかりした野党をつくる」
などとの発言も、思い上がりではないでしょうか。
先に橋元氏は大阪都構想が否決された際、「政治家引退」を表明していたはずでした。
「有権者をばかにしている」と非難を受けても仕方がないでしょう。

まさに政治の世界は戦いです。
きれいごとでは済まされないことは理解できますが、
総理官邸の動き方もまた“なんだかなぁ”という思いに駆られます。

菅官房長官、穏やかな口調で語る方ですが、この頃の会見での姿をみていますと、
「やり手」感が滲み出ているように思われてなりません。

渡辺崋山は
『眼前の繰り回しに 百年の計を忘する勿れ』
と言っています。
〈安倍首相と その仲間たち〉も、
『戦争を抑止するための法案』とか言って、
百年の計を担っているような もの言いはしていますが、その様には考えられません。
だいたい、信奉者の若手議員の言動からしても、その見識が疑われます。

私は、国民の一人として、「安保関連法案」の廃案を求めます。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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『ならんで座って、楽しげに』

2015-08-29 06:24:42 | 日記
比較的軽微な詐欺罪や窃盗罪で実刑判決を受け、刑務所に送られる高齢者が
増えているとのこと。
こうした高齢者の再犯率は高くて、刑務所に入れることが矯正になっていない面が
あるそうです。

こうした話を聞きますと、自分も高齢者であるだけに悲しくなります。
以前も、近くのコンビニからパック入りのお握りを盗んで、警察に訴えられた高齢者のことなどを
聞いています。
前科といわれる程ではないにしろ、何回か店員に目撃されていたとか。

すべての人が住みやすい世の中などは ある筈がないのですが、悲しい現実です。
何だか、妙にブルーな気分に陥ったのは、
盛夏から一挙に10月中旬の気温に心が付いて行けなくなったせいかもしれません。

「詩」の、とある一部分のフレーズを抜き出して紹介するなどということは、
「詩」にとっても、作者にとっても失礼であることは承知しております。
でも、ふっと思い出した長田 弘さんの『空色の街を歩く』からのフレーズを。

   ………………………………
   ………………………………
   失ったものの総量が、
   人の人生とよばれるものの
   たぶん全部なのではないだろうか。
   それがこの世の掟だと、
   時を共にした人を喪って知った。
   死は素(す)なのである。
   日の光が薄柿色に降ってくる
   秋の日の午後三時。
   街の公園のベンチに、
   幼女のような老女が二人、
   ならんで座って、楽しげに、
   ラッパを吹く小天使みたいに
   空に、シャボン玉を飛ばしていた。
   天までとどけシャボン玉。
   悲しみは窮まるほど明るくなる。
   秋の空はそのことを教える。

愛するものや、時を共にしたものを失っていく「老」の日々が訪れようとも、
  〈街の公園のベンチに、
   幼女のような老女が二人、
   ならんで座って、楽しげに、
   ……………………〉

そんな姿が見られれば嬉しいのですが。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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秋の気配。怖い世の中の気配。

2015-08-28 06:24:28 | 日記
安倍首相の、「安保関連法案」審議中の態度が問題になって、民主党から抗議を受けたとか。
中継を見ていますと確かにそう感じます。

目を閉じていることも多いのは、やっぱり体調不良ではないのでしょうか。
中継画面では映像がストレートに流されますので、気にかかります。
でも、その人の素顔というか「ホンネ」は見えてきます。

審議中の安保関連法案、政府が目標としている9月11日までは、日程的に厳しくなってきました。
自民党・谷垣幹事長は、来月の党総裁選について
「無理に争いをつくる必要は必ずしもない」
と言っていますし、無投票の公算が高まっています。

党員でもない私が憂慮することでもありませんが、
対立候補が誰も手を挙げない状況は、いかがなものでしょう。
無投票で安倍首相が総裁に再選されることになれば、
ますます自民党は「安倍の党」になってしまうのかもしれません。
議員さまも、「強い人」の前には、モノを言わなくなってしまうようです。
政治家としての戦略とも言えるでしょうが。

こうした政治・社会状況を、
『いつか来た道』
と評する方もいらっしゃいます。
安倍首相が、体調不良に加え、日々「法案」への反対の声が広がっているなかで、
「いちかばちか」の暴挙に出はしまいかと不安です。
怖い世の中になりそうです。

政治面でのゴタゴタをよそに、私の住んでいる辺りは、一足も、ふた足も早い秋の気配。
最高気温が20度を下回ってしまいました。
日足も短くなり、夏至のあたりから比べると、日没時刻は1時間も短くなってしまったのです。

つい先だってまでは、照りつける太陽を恨めしげに見上げたりしていましたが、
このところの「曇り時々雨」続きに、お日さまの顔が見たくなりました。

洗濯物もパリ!としないし。
青空が見たいなぁ。
何よりも、安保法案『廃案』になってほしいなぁ。
などと、〈ゴマメのばーば〉は、今朝 窓を開けて呟きました。
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「こうのとり」と鶴(ツル)とサギ(詐欺)と。

2015-08-27 06:23:51 | 日記
何とも凄い台風でした。
このあたりへの影響はありませんでしたが、風速70メートルの風など、想像もできません。

雲の隙間から月が顔をのぞかせていましたので、
『こんばんは』
と挨拶しましたら、
《「こうのとり」、良かったね》
ですって。
同じく天空に「在る」ので、お月さまも関心を持たれたのでしょうか。

油井飛行士がロボットアームを操作して「こうのとり」をつかまえましたが、
ISSと「こうのとり」の速度は双方、東京~大阪間を1分で走る速度とか。
「へー!」
と、思いましたが、双方が同じ速度ならば、静止しているのと同じでしょう。
良く分かりませんが。

ウサイン・ボルトが、北京での陸上の世界選手権大会で、
100メートル「9秒79」、2連覇を達成したとのこと。
“私が、時速37キロのクルマで並走すれば、私の勝だな。”
などと、くだらないことを考え、そんな光景を想像して、一人ほくそ笑んだりしました。

こんなニュース、大好きです。
こんなこと考えるのも大好き。

コウノトリは その姿がツルに似ているとのことです。
あまり見ることもないので、私には判別できません。

ツルと言えば、木下順二作の戯曲『夕鶴』を思い出します。
全国各地に広まっている民話「鶴女房・鶴の恩返し」を題材としていますが、
この民話から派生的に生まれた「サギ女房」の話しもあります。

  《むかし、ある男が鶴だと思ってサギを助ける。
   そのサギが男を訪ねてきて女房となる。
   ここまでは、「鶴女房」と同じ。
   この女房、朝寝で、大喰らい。
   ツルの様に恩返しのための「綾錦」など織りはしない。
   食っちゃぁ寝、食っちゃぁ寝の自堕落ぶり。
   呆れる、亭主に女房が告げる。
   「私はサギ(詐欺)」だと。》

ISSに長期滞在中の油井宇宙飛行士にも、交信役のリーダーを務めた若田光一宇宙飛行士にも、
その他のスタッフにも
『おめでとうございます』
と、申し上げます。

高度400キロに在る国際宇宙ステーション。
大変にお金のかかる施設のこと、世界の平和に役立ってほしいと思います。
『軍事』に利用されれば、「サギ(詐欺)女房」まがいになりかねませんから。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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