ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『高齢者は生産性が劣り、政治献金もできませんが』

2014-11-30 06:44:03 | 日記
≪アベノミクスによる円安・株高などで業績を伸ばした大企業が、昨年1年間で
自民党の政治資金団体「国民政治協会」への献金額を軒並み増やした≫
と、報じられました。
証券大手・野村ホールディングスでは前年比で5・6倍。
重電も2〜3倍増。
自動車メーカー各社も一斉に増やしたそうです。

「マクロ経済スライド」(公的年金の支給額の伸びを物価上昇よりも低く抑える仕組み)が、
来年度初めて実施される情勢にあるとのこと。
年金生活者の暮らしは益々苦しくなりそうです。

☆平成25(2013)年10月1日現在、我が国の総人口は、1億2,730万人。
☆総人口に占める65歳以上人口の割合は、過去最高の25.1%
☆75歳以上の人口が総人口に占める割合は12.3%
☆「生産年齢人口」(15~64歳)は、32年ぶりに8,000万人を下回る
とのことです。

こうした年齢構成を考えますと、現役世代1.3人で1人の高齢者を支える社会の到来が
予測されるわけですから、高齢者のみが安泰を願うわけにはいきません。
と言って、高齢者の年金暮らしが、日々安穏と言える状態にないのが現実です。
私の周りには、老々介護で、ようやく日々を過ごしている高齢者の方が何人もいるのです。

「アベノミクス」の自民党さんに お訊ねします。
「アベノミクス」が、津々浦々まで行き届いた暁に、私たち高齢者は どうなるのでしょう。
〈津々浦々〉の中では、高齢者はバーチャルな存在なのでしょうか。

『高齢者は生産性に劣ります。
自民党への政治献金もできません。
“強いものが勝つ”
この理念が党是です。
高齢者は、ラジオ体操でもして、健康保持に努めましょう。
医療費をなるべく使わないのが、美徳です。
ガマンしましょう。』
とでも言うのでしょうか。

安倍首相は被災地で、復興を担ったのは自民党でもある様な自賛をしてみせました。
アベノミクスの実績を強調し、「経済再生・復興加速」、「地方創生」などの政策目標を
言うなら、高齢者のこれからについても、具体的にしっかり説明してほしいものです。
高齢者の問題は、日本人すべての、若い人にとっても、これからの問題ですから。

そして、安倍首相さま、お忘れなく。
高齢者の私、足腰は弱まっても、物忘れがあっても、『一票』保持者ですから。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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また、疲れが………

2014-11-29 06:34:59 | 日記
疲れた時には、気分転換が最良の お薬です。
家事を、そそくさと切り上げて、福島県いわき市立美術館へ行ってきました。
    鮭、来たる。『藝大に学んだ巨匠たち』
      ―――東京藝術大学大学美術館所蔵作品を中心に―――

美術館のチラシに、私の好きな作家・高橋由一の作品「鮭」が載っていたので、
作品に会いたくなったからです。
お天気も良く、高速バス 往復3時間も含めて いい一日でした。

巨匠と呼ばれた作家たちの若い頃の作品は、円熟した作品や遺作などと違った味わいがあり、
新鮮さを感じ取ってきました。

特に自画像。
 青木繁
 萬鉄五郎
 小出楢重
 佐伯祐三
じっくりと眺めてきました。

作家の描いた「自画像」を観ていますと、さまざまな想像が湧き上がってくるのです。
その時代、その年代、この作家は自分をどの様に見て・視て・見つめていたのであろうかと。
そして、どのように観られたかったのかと。
傲慢ともとれる自己顕示、自虐的、居直り、世間を俯瞰する ふてぶてしさ、やさしさ、
時にオドオドと………いずれも強烈な自己主張に裏打ちされていて、観る私も、作家から
観られていて………。
なかなか離れられなくなってしまうのです。

一応のケリをつけて会場を出てからは、いつものように、美術館のティルームでコーヒータイム。
疲れもとれて、とにかくいい一日でした。

新聞も読まずに出かけましたので、かなり遅い時間帯に新聞を広げました。
  【第一原発2号機 核燃料プール冷却一時停止】(福島民報11月28日)
幸いポンプの代替機を起動させて、約5時間後に冷却したとのこと。
またか、との思いと共に不安が過ります。

  御嶽山噴火
  長野県北部の地震
  阿蘇山噴火、灰が降り続いています。
  噴火や地震が続きます。
  地球は動いています。
自民党は公約で、再稼働への意欲を示しました。
リスクのあまりにも大きい原発は稼働させてはいけない、との思いがつのります。

≪自民党がNHKと在京民放テレビ局に対し、選挙報道の公平中立などを求める要望書を
渡していたことが27日分かった。
街頭インタビューの集め方など、番組の構成について細かに注意を求める内容は異例≫
などとのニュースにも不安を覚えます。

マスコミの捏造報道はいけませんが、
「公平中立」って何?
今、この時期に、自民党が、どうして?
また、疲れが溜まりそうです。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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安倍首相、『福島の復興なしに日本の未来はない』との約束を思い出して下さい。

2014-11-28 06:33:42 | 日記
26日、安倍首相の全国遊説は、東日本大震災で被災した岩手県からスタート。
『岩手の復興なくして、東北の復興なくして、日本の再生はありません』
と訴えました。

前回、2年前の衆院選挙で、真っ先に訪れたのは福島県でした。
安倍首相に思い出してほしいのです。
『福島の復興なしに日本の未来はない』
と、第一声を放ったことを。

岩手県での第一声は、
『岩手の復興なくして、日本の再生はない』
と、地名を「福島」から「岩手」に換えただけでした。

安倍首相の第一声は、票獲得のための、
被災者に寄り添うゼスチャー、
パフォーマンスに過ぎないのでしょうか。
福島原発の事故処理は、汚染水処理を含めて、未だに「泥縄式対処」の域を
出ていないのです。
もっとも、「原発再稼働」を公約に盛り込んだわけですから、福島の実態などには
触れたくなかったのでしょう。
(公示日の12月2日には、福島で第一声をあげるべく調整中とか)

いろいろな人が、様々な考え方を持って生きている日本社会です。
自分の思うように政治が決まるわけではないことは承知しています。
しかし、安倍政権に感じるのは「誠意」というものが感じられない、のひと言に尽きるのです。

陸前高田市で、仮設住宅の住民との対話集会では、
「私たちが政権を取った時には(高台移転の)計画すらなかった」
と述べて自賛、安倍政権で復興が進んだことを強調したとか。

安倍首相に伺いたいのです。
今の福島県の現状を、どのように把握し、今後の対策を考えているかということを。
2年前の約束は、検証する義務があるのではないでしょうか。

伊吹前衆議院議長が、自身のフェイスブックへの書き込みに、
〈消費増税先送りは“手続きも、法律に明記されており、
改めて民意を伺わねばならぬ性格のものではない”〉と述べ、衆院選の争点については、
〈アベノミクスの評価、2年間の安倍内閣、自公政権の評価を謙虚に伺い、改める点と
自信を持って進む点を主権者に判断頂くことになる〉
と説明したとのこと。

安倍首相、
「〈改める点〉の検証もしっかり行い、謙虚に 誠意をもって国民に「信」を問うて」下さい」。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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『この道しかない』。その道は、通りません。

2014-11-27 06:39:25 | 日記
長野県北部の地震では、善光寺さんも本堂や参道などにある石の灯籠などが、
多数倒壊したとのこと。
余震も続いていますが、早く復興出来ますことを お祈りいたします。

昨年7月に行われた参院選の時に記した記事の一部を再掲します。
  《牛に引かれたわけではありませんが、長野の善光寺へ行って来ました。
   善光寺と隣接した美術館・東山魁夷館所蔵の「緑響く」に会いにいったので、
   善光寺様にも ちょっとおじゃましてみたのです。

   本堂を抜けた右奥には、千人塚と呼ばれる供養塔が一基建っていました。
   これは慶長五年頃、百姓一揆が起こり、その時に処刑された人々の供養塔だそうです。
   また、この塚は 「二斗八塚」(延宝年間の二斗八騒動で処刑された人々の供養塔)とも
   伝えられているとのことです。
   塚には処刑された人たちの名前が沢山刻まれていました。
  「男二」とか「女一」とか刻まれているのは、処刑された家族やその他の親族なのでしょうか。
   一揆のもつ過酷さに胸がつまりました。

   一揆と切り離せないのは、「飢饉」であったことでしょう。
   哀しい歴史です。

   供養塔に合掌し、木陰で一休みしました。
   そして、こんな諺を思い起こしたのです。
  『七たびの、飢饉にあうとも、ひとたびの戦にあうなかれ』

   飢饉とは哀しい恐ろしい歴史です。
   数多くの人々が、飢えて死んでいきました。
   観光にはなりませんが、飢饉にまつわる供養碑は全国に数多く残されております。
   酸鼻を極めた言い伝えなども残されているのです。
   ………………………………………………………………。》

参院選を前にして、
『七たびの、飢饉にあうとも、ひとたびの戦にあうなかれ』
    (過酷な飢饉に七たびあったとしても、過酷で醜悪な、ひとたびの戦争にあうな)
という先人・ご先祖さまの この知恵を、私たちは肝に銘じるべきだとして、
私は「強い日本」のスローガンよりも、憲法九条を守りたい」
と訴えました。

いよいよ衆院選です。
自民党の公約では、
 △ 原子力は「重要なベースロード電源」と明確に。
 △「閣議決定で憲法解釈を変更した集団的自衛権・憲法改正についての政策集」
等は、踏み込んだ説明なし。
『景気回復、この道しかない。』
とのスローガンだけで行くつもりとしか思えません。
誠意が、感じられません。

来る衆院選挙では、
  〈日本は地震国。原発再稼働はすべきではない〉
  〈安倍政権の薦める『この道しかない』その道は、絶対に通らない〉
との意思表示を致します。
                                    〈ゴマメのばーば〉
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「ネーミング」で ごまかさないで。

2014-11-26 06:29:00 | 日記
「ネーミング」でごまかさないで下さい。
「〇〇解散」
「××解散」
「△△解散」

イメージは大切です。
ネーミングも、ズバリ その本質を捉えたものもあって、そのセンスの良さに舌を巻くほどの
キャラクターなども存在します。

《過去の衆院選では、印象的な呼び名が選挙の争点やイメージを左右してきた》
と言われているとかで、ネーミングで主導権を握ろうとしたい気持は分かりますが、
政党たるもの、まずは国民への誠実さをモットーしてほしいものです。

『この道しかない解散』なんていうのも、人を食ったネーミングです。
安倍政権にとっては『この道しかない解散』という自負でもありましょう。
民主党の枝野幸男幹事長は、「独りよがり解散」と断じました。
確かに、独りよがりで傲慢な解散です。
私は『この道しかない解散』の『この道』は行きません。
この道は いつか来た道、キケンな臭いがするからです。

当初は、「国民に信を問う解散」
次に、「アベノミクス解散」
さらに、「この道しかない解散」
などと、ことば遊びをしているのでしょうか。
国民に対して失礼ではありませんか。
もっとも、本音は出せないので「ことば遊び」に堕してしまうのかもしれませんが。

どんなネーミングをしようと、今回の解散劇は、納得いかない解散です。
他党の準備が出来ないうちに、そそくさと言葉だけを紡ぎ出して、自政権の安泰を
図ろうとする「自己中」な解散です。

私の好きなNHKのテレビ番組に『にほんごであそぼ』(Eテレ)という番組があります。
月~金まで、10分番組ですが、楽しんで観ています。
古今東西の名文や、落語・浄瑠璃・詩歌などが子ども向きに編纂されていて、
大人でも楽しめる番組です。
それに、幼いものたちが演じる様子が愛らしくて、これから始まる一日が明るくなる様な
気分にさせてくれるのです。

『にほんごであそぼ』の番組解説はさておき、
「美しい国」とか、「国民の平和と安全」などという言葉が お好きな安倍首相に、
【巧言令色、鮮矣仁】
ですよ、と申し上げましょう。
                                   〈ゴマメのばーば〉
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