一日中雨が降っていました、夕方からは雨脚が強まるとの予報でしたが、さほどの事はありませんでした。
日毎に緑の体積を増す庭の若葉が、しっとりと雨を含んで、ツツジの紅色や淡いピンクと、穏やかなハーモニーを成しています。
何かメロディーが聞こえはしないかと耳を澄ませましたが、聴こえませんでした。
聴きとる内なる共鳴版も加齢と共に劣化して来たのでしょう。
連れ合いは、このところ、やや耳が遠くなって来ましたので、私も大きい声で話さなければならなくなりました。
私と同じ84歳ですから仕方のないことではあります。
外出から帰って、「ただいま」と玄関で言っても、なかなか一発では届かなくなりました。
「ただいま」「ただいま」「ただいま」・・・
発声が、だんだん不機嫌な声音(こわね)になる自分も嫌になって来たりして。
「原則40年」と規定された原発の運転期間、例外として原子力規制委員会に認可されれば、最長で20年間延長できると規定されています。
関西電力高浜1、2号機と美浜3号機の再稼働に、杉本達治知事が同意したことから、運転開始から40年を超えた原発が初めて再稼働する見通しとなりました。
10年前、そうしたことはあり得ないと言われ続けて来た福島第一原発の事故に遭遇した県民の一人としては、危惧の念を持たざるを得ません。
「地方の事情」と言うものが分かりますだけに、「これ、キケンな道よ」と言いたいのです。
毎日新聞の社説(4/29)も、
《原発依存には弊害が多い。
全国の原発には使用済み核燃料がたまり続けている。
それらを再利用する核燃料サイクル政策は事実上、破綻している。
高浜1号機など3基が再稼働すれば、5~9年で保管場所の容量を超える。
福井県は関電に対し県外に貯蔵施設を確保するよう求めているが、めどは立っていない。
事故発生時の避難計画などに地域住民の不安の声も強く、・・・・・・》
と、論じています。
『原発は、トイレの無いマンションです。』
「脱炭素」を口実に40年ルールを骨抜きにしてはいけないと思います。
今年の、この季節も、私の住む町では地元産のタケノコは放射線のベクレルが国の規定を超えていますので食べることができません。
自然は、まだまだ汚染から快復してはいないのです。
他県産のタケノコはスーパー等で売ってはいますが、朝採れて、切り口から水分が沁み出しているタケノコが食べたいのです。
それが「ふるさと」ですから。
〈ゴマメのばーば〉
日毎に緑の体積を増す庭の若葉が、しっとりと雨を含んで、ツツジの紅色や淡いピンクと、穏やかなハーモニーを成しています。
何かメロディーが聞こえはしないかと耳を澄ませましたが、聴こえませんでした。
聴きとる内なる共鳴版も加齢と共に劣化して来たのでしょう。
連れ合いは、このところ、やや耳が遠くなって来ましたので、私も大きい声で話さなければならなくなりました。
私と同じ84歳ですから仕方のないことではあります。
外出から帰って、「ただいま」と玄関で言っても、なかなか一発では届かなくなりました。
「ただいま」「ただいま」「ただいま」・・・
発声が、だんだん不機嫌な声音(こわね)になる自分も嫌になって来たりして。
「原則40年」と規定された原発の運転期間、例外として原子力規制委員会に認可されれば、最長で20年間延長できると規定されています。
関西電力高浜1、2号機と美浜3号機の再稼働に、杉本達治知事が同意したことから、運転開始から40年を超えた原発が初めて再稼働する見通しとなりました。
10年前、そうしたことはあり得ないと言われ続けて来た福島第一原発の事故に遭遇した県民の一人としては、危惧の念を持たざるを得ません。
「地方の事情」と言うものが分かりますだけに、「これ、キケンな道よ」と言いたいのです。
毎日新聞の社説(4/29)も、
《原発依存には弊害が多い。
全国の原発には使用済み核燃料がたまり続けている。
それらを再利用する核燃料サイクル政策は事実上、破綻している。
高浜1号機など3基が再稼働すれば、5~9年で保管場所の容量を超える。
福井県は関電に対し県外に貯蔵施設を確保するよう求めているが、めどは立っていない。
事故発生時の避難計画などに地域住民の不安の声も強く、・・・・・・》
と、論じています。
『原発は、トイレの無いマンションです。』
「脱炭素」を口実に40年ルールを骨抜きにしてはいけないと思います。
今年の、この季節も、私の住む町では地元産のタケノコは放射線のベクレルが国の規定を超えていますので食べることができません。
自然は、まだまだ汚染から快復してはいないのです。
他県産のタケノコはスーパー等で売ってはいますが、朝採れて、切り口から水分が沁み出しているタケノコが食べたいのです。
それが「ふるさと」ですから。
〈ゴマメのばーば〉