ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

〈原発は、トイレの無いマンションです〉から。

2021-04-30 06:17:11 | 日記
一日中雨が降っていました、夕方からは雨脚が強まるとの予報でしたが、さほどの事はありませんでした。
日毎に緑の体積を増す庭の若葉が、しっとりと雨を含んで、ツツジの紅色や淡いピンクと、穏やかなハーモニーを成しています。
何かメロディーが聞こえはしないかと耳を澄ませましたが、聴こえませんでした。
聴きとる内なる共鳴版も加齢と共に劣化して来たのでしょう。

連れ合いは、このところ、やや耳が遠くなって来ましたので、私も大きい声で話さなければならなくなりました。
私と同じ84歳ですから仕方のないことではあります。
外出から帰って、「ただいま」と玄関で言っても、なかなか一発では届かなくなりました。
「ただいま」「ただいま」「ただいま」・・・
発声が、だんだん不機嫌な声音(こわね)になる自分も嫌になって来たりして。

「原則40年」と規定された原発の運転期間、例外として原子力規制委員会に認可されれば、最長で20年間延長できると規定されています。
関西電力高浜1、2号機と美浜3号機の再稼働に、杉本達治知事が同意したことから、運転開始から40年を超えた原発が初めて再稼働する見通しとなりました。
10年前、そうしたことはあり得ないと言われ続けて来た福島第一原発の事故に遭遇した県民の一人としては、危惧の念を持たざるを得ません。
「地方の事情」と言うものが分かりますだけに、「これ、キケンな道よ」と言いたいのです。
毎日新聞の社説(4/29)も、
  《原発依存には弊害が多い。
   全国の原発には使用済み核燃料がたまり続けている。
   それらを再利用する核燃料サイクル政策は事実上、破綻している。
   高浜1号機など3基が再稼働すれば、5~9年で保管場所の容量を超える。
   福井県は関電に対し県外に貯蔵施設を確保するよう求めているが、めどは立っていない。
   事故発生時の避難計画などに地域住民の不安の声も強く、・・・・・・》
と、論じています。
『原発は、トイレの無いマンションです。』
「脱炭素」を口実に40年ルールを骨抜きにしてはいけないと思います。
今年の、この季節も、私の住む町では地元産のタケノコは放射線のベクレルが国の規定を超えていますので食べることができません。
自然は、まだまだ汚染から快復してはいないのです。
他県産のタケノコはスーパー等で売ってはいますが、朝採れて、切り口から水分が沁み出しているタケノコが食べたいのです。
それが「ふるさと」ですから。
              〈ゴマメのばーば〉
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ばーば、ワクチン予約顛末の記

2021-04-29 06:40:22 | 日記
コロナワクチン予約の最終日でした。
昨日も、一昨日も電話予約を試みましたが空振り。
最終日でもある今日は、「ネット」での予約も可となっています。
連れ合いは、定期的な診断と治療のために病院へ出かけました。
というわけで、私一人、予約受け付け開始の時刻から何回もの電話を試みました。
昨日同様、
『ただいま、電話が込み入っていますから後ほど・・・』
の音声オンリー。
連れ合いが、出かけるのを待ってネットでの申し込みを試みました。
前もってログイン方法についての記事は読んでいましたので、入力に必要なパスワード等も作成して置きましたから、比較的スムースに入力が進み、「予約」「送信」のところで、どこかオカシナところをクリックしてしまったのです。
デジタル弱者の私です。
一度トラブりますと焦りと不安が高じて来て新たなミスの繰り返しが発生してしまいます。
前の場面に戻ってのやり直しが5回となりましたら、入力作業にストップがかかってしまいました。
60分後にならなければ、再度の「申し込み」の操作はできなくなったのです。
よくあることで、仕方がありません。

昼食を取り、その間も電話での予約を試み続けましたが、やっぱり
『ただいま、電話が込み入っていますから後ほど・・・』
の音声のみ。

そして、60分後にパソコンを開きましたら、
市の防災メールマガジン に、下記のメールが入っていました。
   【新型コロナウイルスワクチン第2回接種予約受付については、予約件数に
    達したため、4月28日(水)午後12時56分に終了しました。】

予約数に制限のあることとて、こうした事を予想はしていましたが不意の幕引きに出会った様で、心が納得してくれません。
今回の予約に用意された枠は8785人分。
 〈電話のみで受け付けた27日までの2日間には、およそ20万9千件の申し込みが殺到。
  ネットも加えた28日は、およそ5万5千件の申し込みがあり、3日間とも受け付け開始
  から数時間で用意した枠が埋まりました。
   接種の定員に対する申し込みは30倍を超えました。〉
と、報じられました。
これでは、繋がらないはずです。

台所で水仕事をしながら私が口ずさんでいたのは大正時代に流行った「コロッケの歌」の替え歌でした。
幼い頃、父が私を負んぶしてくれて、お尻をポンポンと叩いてリズムを取りながら歌ってくれた懐かしい唄です。
今日の私の唄には、嫌味と多少の自嘲が交っていました。
  
   ♬ ・・・・・・
     ・・・・・・
     昨日(きのう)も電話 今日も電話
     これじゃ 年がら年中 電話
     アハハハ アハハハ
     こりゃ可笑し(おかし)

本歌は以下です。
   『コロッケの唄』  
          作詞:益田太郎冠者
   ワイフもらって 嬉しかったが
   何時も出てくる 副食物(おかず)はコロッケ
   今日もコロッケ 明日もコロッケ
   これじゃ年がら年中コロッケ
   アハハハ アハハハ
   こりゃ可笑し(おかし)

コロッケの唄
   
                     YouTubeからお借りしました。
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1万人の死者たちは、

2021-04-28 06:20:57 | 日記
「とにかく「ダメ元」だから」、そう自身に言いきかせながらも、午前中に10数回電話をしました。
もちろん、コロナワクチン接種の申し込みです。
やっぱり、予想通りダメ。
クジ運が無いことは分かっていましたが、「電話運」も無しの様です。
繋がらない電話をし続けますと、イライラが高じます。
早々に諦めて散歩へ行きました。

こちらは、good!
青い空、初夏を思わせる日差しと、そよと吹く風。
ゆっくり、のんびり、小一時間ほど歩きました。

家に戻り昼食を取っていましたら、外出していた連れ合いが帰って来ました。
知人のSさんが、ワクチンの予約(奥さまの分も)を取った、との情報を持ってきたのです。
朝、一番に電話して、取れたとのことでした。
「申し込みは、ムリ」と諦めかけていた私ですが、連れ合いの報告を聞いて、また挑戦とは相成りました。
しかし、結果は、
〈ただいま電話が混んでいます。後ほど・・・〉
の機械音の連続。
夕刻になって、市の防災メールマガジンに、
  『4月27日(火)の新型コロナウイルスワクチン接種の電話予約受付は15:58に終了しまし
   た。』
とのメールが入っていました。
市のメールには、
  『5月24日の週からは、個別接種を開始しますので、慌てずにご予約をお願いします。
   個別接種の予約につきましては、各医療機関において5月10日から受付を開始します。』
との文言も付されていますが、「慌てて」いるわけではありません。
各医療機関での接種も、果たしてスムースに受けられるかどうか不安だからです。
河野ワクチン担当大臣は、「だいじょうぶ」と言ってはいますが、接種時期の遅れが心配です。
地方自治体も、「大わらわ」な状態なのでしょう。
ご苦労さまです。

コロナによる国内の死者は、26日で1万人を超しました。
世界の国々に比しますと少ないことは確かです。
しかし、国内で初めて死者が確認されてから1年足らずで5000人に達し、そこから3カ月で死者は倍増しました。
これからの感染者の増加が心配です。
と言うわけで、早い時期にワクチン接種を受けたいと思う気持ちが募るばかりです。

コロナによる死者数もさることながら、毎日発表される感染者の「数」に一喜一憂してしまう私です。
1万人の死者たちは、その最後を家族に会う事も叶わず亡くなりました。
遺族の嘆き、悲しみは如何ばかりかと。
「数」のことから、私はレマルクの『西部戦線異状なし』を思い起こしています。

        

   【1918年夏、焼け爛れた戦場には砲弾、毒ガス、戦車、疫病がたけり狂い、苦熱にうめ
    く兵士が全戦場を埋め尽す中にあって、冷然たる軍司令部の報告はただ「西部戦線異状
    なし、報告すべき件なし」。自己の体験をもとに第一次大戦における一兵士ボイメルと
    その戦友たちの愛と死を描いた本書は、人類がはじめて直面した大量殺戮の前で戦慄す
    る様を、リアルに文学にとどめたものとして、世界的反響を呼び起こした】
                     (新潮社、販売ネットからお借りしました)

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繋がりませーん。

2021-04-27 06:24:28 | 日記
『衆参3選挙で自民全敗』
新聞のトップニュースです。
さもあろう、当然、という思いの私です。
毎日新聞の社説では
 《今は、コロナの感染爆発を抑えられるかどうかの瀬戸際である。
  衆院解散をちらつかせたり、政権延命を画策したりするような状況ではない。
  首相はまず喫緊の課題であるコロナの収束に全力で取り組み、有権者の不安や不信に応える
  責任がある。》
と、論説を締めくくっていますが、同感です。
自民党の大御所さま・N氏は、この選挙結果に対して、まさか、
『「他山の石」といたします。』などとは言わないでしょう。

居住地では65歳以上の高齢者の第二回の予約が本日・26日から始まりました。
前回はワクチンの数そのものが僅かでしたから、電話は繋がらない上、およそ50分で規定数の予約は埋まってしまったそうです。
市民からの苦情もあったりしたせいで、今回は予約受付電話の回線数を増やしての受け付け開始となりました。
〈予約が取れたら幸運。宝くじでも買おう。〉
そんな会話を連れ合いと交わしてから、ダメ元覚悟で二人一緒に受け付け開始時間ピッタリに電話。
繋がりません。
「ただいま電話が込み入っていますので、後ほど・・・」
の機械的な対応音声。
「やっぱり、宝くじは買えないね」と、苦笑しました。
私は家事の合間、連れ合いも1時間に1本程度の割で電話をしましたが、
「ただいま電話が込み入っていますので、後ほど・・・」
の連続でした。
今日は予約受付の初日でもあり、電話が繋がることは、まずあるまいと思っていましたから、「やっぱりねー」と、午前中でアタックは中止。

午後になって、パソコンを開きましたら
 《現在、新型コロナウイルスワクチン接種の電話予約受付が大変混み合い、電話がかかりにく
  い状況となっております。
  本日、正午現在で2,200件の受付分に対し916件の受付となっております。
  受付予約件数にまだ余裕がありますので、もうしばらく経ってからおかけ直しください。》
と、市の「防災こおりやま:防災メールマガジン」
からメールが入っていました。
夕刻、申し込み終了時刻近くに、再度電話を試みましたら、
「本日の予約は定数に達しましたので終了いたしました。」
の音声が。
明日も電話のみの予約受付日で、28〈水〉日からはネットでの受け付けも開始されます。
ワクチンを早く受けたいのは山々ですが、一日中電話にかかずらわってもいられません。
明日も数回試みることにし、ネット予約の日になったら、こちらからもアタックしてみるつもりです。

一日中電話に関わっていたわけではありませんが、疲れました。
                         〈ゴマメのばーば〉
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少しウトウトと。

2021-04-26 06:21:09 | 日記
予報では「晴れ」に向かうとのことでしたが、朝は雲が広がっていました。
日曜日でしたので、先週に倣って一人での主日礼拝を自室でいたしました。
慣れてきましたので進行もスムースに行くようにはなりましたが、やっぱり教会へ行きたい思いは募ります。
本日は、教会の総会も行われるはず。
配布されている「教会総会資料」を読み、先に委任状を提出しておいたところです。
コロナ関連で、教会の礼拝を始め各種の集会等も、未だ経験しなかったような制約を受けています。
その間、牧師先生をはじめ役員の方々のご苦労は大変だったと思います。
役立たずな私などは、お恥ずかしい限りです。
実りある総会になります様にと祈りました。

午後から青空が覗き始めたので散歩へ。
風が思ったより強くて歩きにくいほどでした。
いつもより早く切り上げて帰って来ましたら、いつになく疲労感を覚え、1時間ほど横になり柿の樹の柔らかい新芽の緑を眺めながら、少しウトウトと。

一昨日の晩、トイレの水が流れない、というアクシデントがあって、修理の業者さんを呼ぶ手配はしたのですが、キャンセルして暫く様子を見ることにしました。
近所に住む長女に、
「ヘンな物を流したわけではないのに、詰まったのよ」
と話しましたら、
〈異物でなくともペーパーを多く流し過ぎると、詰まることもある、暫く、あまり紙を
 流さないようにして様子を見たら。
 それに、災害用の簡易トイレがあるから、夜中に使用できなくなった時は、それを使
 えばいい。〉
との助言があり、取りあえず長女の家に備えてあるモノを、貸しておいてくれることに話が決まりました。
気分的に楽になり、ホッとしました。
長女が近くに住んでいてくれますと、やっぱり安心です。
ありがとうです。

お月さまが出ていました。
今日のお月さまは幾つ(月齢)かしら、と眺め、くしゃみをひとつしました。
夕方になって、冷えて来たようです。

    『春の月』
              高田敏子
     友を門に見送って
     夜道に立つと
     きれいな月
     きれいな満月
     友は気づかずに行ってしまって
     ひとりで見るには惜しい月
     ちょうど
     形のよいうす雲も
     かたわらにあって
     おぼろに月をかくして
     すぎてゆく
     ひとりで見るには
     惜しい思いを両袖に抱いて
     私 ニャゴーと
     ネコの声をまねてみた
              (高田敏子詩集Ⅱ より)

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