ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「焚くほどは・・・・・・

2018-10-18 06:11:44 | 日記
暖房器具に使用する灯油を買いに行きました。
高い 高い。
1リッター ¥147円
ガソリンが高値であることはニュースや、ガソリンスタンドでの価額表示で知ってはいましたが、
クルマの免許証を返納してからは買うこともなかったので、値段高騰の実感はありませんでした。
これからやって来る本番の暖房の季節。
我が家の暖房器具のメインは灯油使用ですので、今冬は支出が増えそうです。

孫たちの言うことには、「電気」に切り替えた方が得かも・・・という事ですが、言外に高齢者の
火の取り扱いに対する危惧の念が混じっているようです。
しかし、灯油は外のタンクにストックし、外機で燃焼させ温風で室内を温めるという器具ですから、
「火」の取り扱いに不安はありません。
不安は、高騰する灯油代のみ。

 《九州電力は13日、九州域内の一部の太陽光発電を一時的に止める「出力制御」を
  離島以外で初めて実施した。
  九州の幅広い地域で晴天となったため、太陽光の発電量が増えて需給バランスが崩れ、
  大規模停電(ブラックアウト)に陥るのを防ぐのが狙い。》
                       (毎日新聞2018年10月14日 )
と、報じられています。

政府は、エネルギー基本計画で再生エネを「主力電源化」する方針を打ち出しました。
 《九電は4基の原発を稼働している。
  政府のルールは、原発は出力調整が難しいとして太陽光の出力制限を優先させている。
  原発依存度低減という政策目標との整合性が問われそうだ。》
と、同新聞(10月16日 社説)は論じています。
私も、そう思います。
政府は、展望を持ったエネルギー政策に、しっかり取り組んでほしいと思います。

我が家の狭い床の間ですが、掛け軸をかけ替えました。
  「焚くほどは風がもてくる落葉かな」    良寛

 《防衛省沖縄防衛局は17日、名護市辺野古の新基地建設に伴う沖縄県の埋め立て
  承認撤回を受け、石井啓一国土交通相に対して行政不服審査法に基づく審査請求と、
  処分が出るまで撤回の効果を止める執行停止を申し立てた。
  国交相が執行停止を認める可能性は高く、現在止まっている辺野古の工事が月内にも
  再開される見通しが出てきた。》(10/17(水) 13:54配信 琉球新報)
と、報じられました。

予想はしていたものの、口惜しい限りです。
 〈おーい マドリードの安倍首相さま さま。
   沖縄知事選の結果を受けて「真摯に受け止める」とは、こういうことでしたか。〉
コメント (10)
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生徒が傷つきますから。

2018-10-17 06:29:39 | 日記
世の中、完全な「公平」など まず無いことは確かです。
だいたい「公平」とは何かと考えてみても抽象的ですし、〈法の下の平等とか公平〉とか
言っても、具体的な事象に当てはめれば、これまた複雑な状況などが絡んできますから、
明確な輪郭は描ききれません。

時代や価値観が移り変わって行っても、おおよその人達は、世の中に100%の公平が
存在しているなどとは考えていないことは確かです。
私自身、そう思っています。
ただし、社会通念として受領し得る範囲ではありますが。

学校の入試試験などは、稀にみる「公正・平等」を地で行っている制度だと思っていました。
ところがどうして、そうではないことが、東京医科大を始めとした一連のニュースで分かって
来ました。
昭和大関係者の記者会見などを見ますと、受験生側からみた「公平」とは隔たりがあることが
よく分かります。
受験生にしてみれば、何ともやり切れない思いなのではないでしょうか。

私ごとですが、私は学校と言う存在を特別に正義とか信義でオブラートされた存在などとは
幼い頃から思ってもいませんでした。
先生は、依怙贔屓もしますし、感情で理不尽に怒ることも しばしばでした。
でも、だからと言って学校や先生方を許せないと思っていたわけではありません。
いい教師にも出会い、沢山大切なことを教えて頂きましたし、たいへんお世話にもなって
来ました。
家が貧しくて学校を休みがちな生徒が、学期末の試験(テスト)が及第点に及ばなくとも、
「今度、ガンバレや」のひと言を添えて、点数を水増した先生も知っています。
不正と言えば不正行為です。
でもその不正を包む大きな愛情を、私は その教師から学びました。
私の育った時代環境は、そんなところだった様な気がします。

でも、「平成」も、もうすぐ終わりとなるこの ご時世です。
制度としての「入試試験」は、平等かつ公平に行ってほしいと思います。
何よりも、受験生という生徒が傷つきますから。

 (PS)
  明治生まれ、亡くなって50数年になる私の父の言です。
  『おまわり(巡査)と、学校の先生が青臭―く見える様になったら、大人になった証拠さね』
  『葬式へ出て、遺族の心に届く挨拶ができれば、それで、人間 一人前(めぇ)よ。
   あとは、覚えておいて損なことは なんも無ぇや、勉強もして置きな。』
   あまり教育的とは申せませんが、「勉強、しっかりやれ」などと、言われたことがありません。
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《ひとりひとりふるさとは同じこの地球》

2018-10-16 06:12:33 | 日記
 《陸上自衛隊の離島防衛の専門部隊「水陸機動団」は14日、鹿児島県・種子島で
  米海兵隊第3海兵師団と、島しょ奪還に向けた共同訓練を実施し、報道陣に公開した。
  共同訓練は5~19日の日程。
  尖閣諸島を巡る緊張の高まりを背景に、中国に対し日米の連携強化をアピールする
  狙いもあるとみられる。》

 《防衛省は羽根付きの弾頭を滑空させて目標を狙う新型ミサイル「高速滑空弾」を
  装備化する方針を固めた。
  開発を2段階に分けて進め、2026年度の装備化を目指す。
  同省関係者によると、陸上自衛隊による運用を想定。
  「離島防衛用」と位置づけて射程を300~500キロ程度にする見込みだが、
  自衛隊の装備の長射程化が進むことになり、専守防衛との整合性を問う声が上がる
  可能性もある。》

上記のニュースは、いずれも「毎日新聞10月15日」からの引用です。
テレビのニュースでは映像も観ましたが、何だか他の国のニュースの様に私の目には
映りました。
でも、これは紛れもない日本の実像であることは確かです。
北朝鮮が国の記念日等にデモする あの行列と同じニオイがします。
『日本国憲法』は、もう過去のモノになってしまっているのでしょうか。

天候も どんよりして気温も低く、とは言っても、これが平均気温らしいのですが、
いつまでもあの暑さが続いていましたから、夏から一挙に冬が来た感じです。
大慌てで、ストーブを出しました。
政治も冬の季節を迎えるのでしょうか。

下校時なのでしょう。
子ども達が道路を おしゃべりと一緒に通って行きます。
この幼い子ども達の未来に、「冬の政治」などにあわせてなるものか、と、
ばーばは、小さなゴマメの歯ぎしりを一つした午後のひと時でした。

    『ひとりひとり』
                      谷川俊太郎
     ひとりひとり違う目と鼻と口をもち
     ひとりひとり同じ青空を見上げる
     ひとりひとり違う顔と名前をもち
     ひとりひとりよく似たため息をつく

     ひとりひとり違う小さな物語を生きて
     ひとりひとり大きな物語に呑みこまれる
     ひとりひとりひとりぼっちで考えている
     ひとりひとりひとでいたくないと

     ひとりひとり簡単にふたりにならない
     ひとりひとりだから手がつなげる
     ひとりひとりたがいに出会うとき
     ひとりひとりそれぞれの自分を見つける

     ひとりひとりひとり始まる明日は
     ひとりひとり違う昨日から生まれる
     ひとりひとり違う夢の話をして
     ひとりひとりいっしょに笑う

     ひとりひとりどんなに違っていても
     ひとりひとりふるさとは同じこの地球

《ひとりひとりどんなに違っていても /ひとりひとりふるさとは同じこの地球》
この子ども達、自国であれ 敵国であれ、戦争で殺されてたまるか!!

    
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『てきの こどもが ころされる / みかたの こどもも ころされる 』

2018-10-15 05:58:01 | 日記
気温も低く、朝から どんよりとしたお天気でした。
日曜日でしたので いつもの様に教会へ行って、帰りは時々行くデパートの地下にある
パン屋さんでトーストセットを食べて帰って来ました。
本当は買い物もしたかったのですが目が、いまいち面白からぬ状態でしたので、まっすぐ
戻って来ました。

安倍首相は、
 《陸上自衛隊の朝霞駐屯地で行われた観閲式で訓示し、憲法に自衛隊を明記する憲法
  改正に、あらためて意欲を示した。》   (10/14(日) 12:16配信 FNN)
とのことです。
とにかく、安倍首相の悲願なのでしょう。
NHKニュース7(14日)で観閲式の模様を観ました。
あ、これが私たちの国の実像なのだ、と、複雑な気持ちで眺めていました。

谷川俊太郎さんの詩を二つ。

   『せんそうしない』

    ちょうちょと  ちょうちょは  せんそうしない
    きんぎょと  きんぎょも  せんそうしない
    くじらと  くじらは  せんそうしない
    すずめと  かもめは  せんそうしない
    すみれと  ひまわり  せんそうしない
    まつの  き  かしの  き  せんそうしない
    こどもと  こどもは  せんそうしない
    けんかは  するけど  せんそうしない
    せんそうするのは  おとなと  おとな
    じぶんの  くにを  まもる  ため
    じぶんの  こども  まもる  ため
    でも  せんそうすれば  ころされる
    てきの  こどもが  ころされる
    みかたの  こどもも  ころされる
    ひとが  ひとに  ころされる
    しぬより  さきに  ころされる
    ごはんと  ぱんは  せんそうしない
    わいんと  にほんしゅ  せんそうしない
    うみと  かわは  せんそうしない
    つきと  ほしも  せんそうしない


   『くり返す』

    くり返すことができる
    あやまちをくり返すことができる
    くり返すことができる
    後悔をくり返すことができる
    だがくり返すことはできない
    人の命をくり返すことはできない
    けれどもくり返さねばならない
    人の命は大事だとくり返さねばならない
    命はくり返せないとくり返さねばならない

    私たちはくり返すことができる
    他人の死なら
    私たちはくり返すことはできない
    自分の死を

上記二つの詩は、
【『そんなとき 隣に詩がいます』 鴻上尚史が選ぶ谷川俊太郎の詩】
から選ばせて頂きました。

  
コメント (2)
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バカの「こだわり」

2018-10-14 06:17:58 | 日記
 《「差し込み口の穴は、よく見ると大きさが違い、通常左側の方が大きい。
  小さい方は電気が来る側であり、「ホット」と呼ばれていて、大きい穴の方が電気が
  帰る側であり、「コールド」と呼ばれている。」
  わたしは心底驚き、家中のコンセント、じゃない「配線用差込接続器」を見た。
  その通りだった・・・・・・。いろいろな方面で訊いてみたが、知ってる人も
  けっこういたので、またショック。
  すごいな、みんな。とにかく、今日からは、コンセントじゃなく右の穴を「ホット」、
  左の穴を「コールド」と呼んでください。》

上記は高橋源一郎 著 『お釈迦さま以外はみんなバカ』に書かれている一節です。
高橋源一郎氏は私の好きな作家の一人です。
本のタイトルの面白さにつられて読みました。
アハハ と笑ったり、フンフン肯いたりしながら読みました。
上記の様に、高橋氏はコンセントの穴の大きさが違うことなど想像もしていなかった様です。
私も然り。
つぶさに見たことなどありません。
コードを差し込む際に穴の大小・左右など、まったく不都合はありませんでしたから。
そして、私も、家中のコンセントで可視できる部分のそれを見て回ったのです。
なるほど、と納得。
(見て回ったのは、夜中でした)

翌朝、早々娘に電話。
コンセントの左右の穴の相違について訊いてみました。
「しらない」
やや不機嫌な対応。言外に〈朝っぱら、何くだらないこと聞いてくるのよ〉の感、濃厚。

息子、こちらは勤務中の職場に電話でもすれば叱られそうでしたので、夜分に電話で
訊いて見ました。
息子は〈わからないだろう〉、そう思っていましたのに、何と、よく知っていました。
「あんた、学校の時 電気 弱かったわよね」
と言いましたら、
『学校の成績と、関係ないんじゃねぇか』
との応えが返ってきました。

孫に訊いたり、友人にも・・・・・・。
そして数日後、換気扇を直しに来てくれた電気屋さんにも訊ねました。
しっかり、お手本通りの答えが返って来ました。
さすがですねぇ。
でも 私のこのこだわり方、高橋源一郎氏に やや似ているかも。
タップまで見ましたから。

安倍晋三首相が沖縄県知事に就任した玉城デニー氏と首相官邸で会談しました。
菅義偉官房長官も同席。
4年前、首相は翁長氏が知事に就任した時には、4カ月も会談しませんでした。
今回、選挙から1週間ちょっとで会談の運びとなったのは良かったと思います。
沖縄の民意を、安倍首相の好きな言葉『しっかり、真摯に』受け止めてほしいと思います。
                             〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
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