冬に戻った様な昨日でしたが、今日は一転、晴れ。
薄雲はたなびいていましたが、穏やかな日差しは暖かく、散歩の私を、ずっと包ん
でくれていました。
今日は、往復共に国道4号線バイバスの土手道を歩きました。
遠くの山並みは薄い雲に覆われてはいましたが、所々に蒼みがかった山肌が見え隠
れしていました。
ゆっくり ゆっくり、歩いて、立ち止まって、ゆっくり ゆっくり、と。
クルマは通りませんから安全です。
すれ違った人もいませんでした。
空を見上げ、刺すような冷たさなど全く失った春の風を身に受けながらの歩き。
上空も風が無いのでしょう。
飛行機雲は、のんびりと時間をかけて空に溶け出していました。
♪ はるがきた はるがきた どこにこきた
空にきた 雲にきた 土手にきた
と、適当にコトバを変えて歌いながら、2キロほど歩きました。
「健康の為に〇〇をする」となりますと、ヘソ曲がりの私は、チョッピリ引いてし
まうことが多いのですが、けっこう、散歩を楽しんでいます。
『よく見れば なずな花咲く 垣根かな』
芭蕉のことなど思い出して、足元を眺めたり、耳を済ませたり・・・・・・
バイバスの土手ですので、クルマは下を走りますが、走行音は、かなり聞こえます。
でも、済ませた耳に響いてきたのは雪解けの水の音でした。
歩行者道路となっている土手道の端を流れていく雪解け水の音です。
ああ、春の音だと。
ほぼ40分程度の散歩でしたが、コロナウイルスの「コロ」さえ頭に浮かびません
でした。
〈ウイルスとの戦いは、長期戦を覚悟していただく必要がある〉
と安倍首相が言ったからではありませんが、どの時点を終結とするかにもよります
が、長期化は避けられない様な気がします。
毎日新聞(3月30日)の【風知草】欄に次のような山中伸弥・京都大教授の、見
解が紹介されていました。
《新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではありません。
1年は続く可能性のある長いマラソンです。
・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・
「ウイルスとの闘いは、有効なワクチンや治療薬が開発されるまで手を抜く
ことなく続ける必要があります。
(中略)
社会崩壊も、医療崩壊も起こらない形で、(新しい現実を)ゆっくりと受け
入れる必要があります」 》と。
確かに、そうなんでしょう。
恐がってばかりで体調を崩してしまっては元も子もありません。
専門家の話に耳を傾けながら、自分なりの対処戦略を練らなければ、と思っていま
す。
まずは、しっかり食べる・体を動かす・コロナ関連のテレビは、一日2回に限定し
て確かな情報を得る、等々。
家に戻りましたら、孫から電話がありました。
「買い物ある?」
「感染者が増えて来たから、いっそうの注意を怠らないように」
と、医療業務従事者の孫は、きっと私よりも多くの情報を持っていて心配してくれ
るのでしょう。
ありがとうです。
と、申します私、古―い人間でございます。
軍国主義的教育を叩き込まれた世代です。
とっさに思い浮かんだコトバは、
「皇国ノ興廃、此ノ一戦ニアリ。各員一層奮励努力セヨ。」(※)
でした。
自分でも、びっくり。
敵は、新型コロナウイルス。
(※)ロシア・バルチック艦隊との日本海海戦にあたり、全軍の士気を鼓舞する
ために掲げたZ旗に書かれた檄
薄雲はたなびいていましたが、穏やかな日差しは暖かく、散歩の私を、ずっと包ん
でくれていました。
今日は、往復共に国道4号線バイバスの土手道を歩きました。
遠くの山並みは薄い雲に覆われてはいましたが、所々に蒼みがかった山肌が見え隠
れしていました。
ゆっくり ゆっくり、歩いて、立ち止まって、ゆっくり ゆっくり、と。
クルマは通りませんから安全です。
すれ違った人もいませんでした。
空を見上げ、刺すような冷たさなど全く失った春の風を身に受けながらの歩き。
上空も風が無いのでしょう。
飛行機雲は、のんびりと時間をかけて空に溶け出していました。
♪ はるがきた はるがきた どこにこきた
空にきた 雲にきた 土手にきた
と、適当にコトバを変えて歌いながら、2キロほど歩きました。
「健康の為に〇〇をする」となりますと、ヘソ曲がりの私は、チョッピリ引いてし
まうことが多いのですが、けっこう、散歩を楽しんでいます。
『よく見れば なずな花咲く 垣根かな』
芭蕉のことなど思い出して、足元を眺めたり、耳を済ませたり・・・・・・
バイバスの土手ですので、クルマは下を走りますが、走行音は、かなり聞こえます。
でも、済ませた耳に響いてきたのは雪解けの水の音でした。
歩行者道路となっている土手道の端を流れていく雪解け水の音です。
ああ、春の音だと。
ほぼ40分程度の散歩でしたが、コロナウイルスの「コロ」さえ頭に浮かびません
でした。
〈ウイルスとの戦いは、長期戦を覚悟していただく必要がある〉
と安倍首相が言ったからではありませんが、どの時点を終結とするかにもよります
が、長期化は避けられない様な気がします。
毎日新聞(3月30日)の【風知草】欄に次のような山中伸弥・京都大教授の、見
解が紹介されていました。
《新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではありません。
1年は続く可能性のある長いマラソンです。
・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・
「ウイルスとの闘いは、有効なワクチンや治療薬が開発されるまで手を抜く
ことなく続ける必要があります。
(中略)
社会崩壊も、医療崩壊も起こらない形で、(新しい現実を)ゆっくりと受け
入れる必要があります」 》と。
確かに、そうなんでしょう。
恐がってばかりで体調を崩してしまっては元も子もありません。
専門家の話に耳を傾けながら、自分なりの対処戦略を練らなければ、と思っていま
す。
まずは、しっかり食べる・体を動かす・コロナ関連のテレビは、一日2回に限定し
て確かな情報を得る、等々。
家に戻りましたら、孫から電話がありました。
「買い物ある?」
「感染者が増えて来たから、いっそうの注意を怠らないように」
と、医療業務従事者の孫は、きっと私よりも多くの情報を持っていて心配してくれ
るのでしょう。
ありがとうです。
と、申します私、古―い人間でございます。
軍国主義的教育を叩き込まれた世代です。
とっさに思い浮かんだコトバは、
「皇国ノ興廃、此ノ一戦ニアリ。各員一層奮励努力セヨ。」(※)
でした。
自分でも、びっくり。
敵は、新型コロナウイルス。
(※)ロシア・バルチック艦隊との日本海海戦にあたり、全軍の士気を鼓舞する
ために掲げたZ旗に書かれた檄