ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

♬ あなたの過去など知りたくないの

2017-03-31 06:20:54 | 日記
平成29年度予算は成立。
政府与党には ひとまず一段落との思いもあるのでしょうか。
予算内容そのものは、もっと審議して欲しいことが沢山ありました。
何ともわけが分からないのは、「森友学園」の国有地払い下げに関する一連の疑問です。

安倍首相の答弁は、ますます感情的になってきました。
自分の妻が国会の場で取り沙汰されていて、総理大臣としての立場からも
回答を迫られるわけですから、難儀と言えば難儀なハナシではあることでしょう。
気の毒といえば、お気の毒なハナシです。

27日・参院予算委員会、 森ゆう子氏の、
「………堂々と証人喚問に応じるべきではないか」
との質問に対して、
「その必要はありません」
素っ気なく突っぱねましたが、「夫」としての、やり切れない思いが、
答弁に滲み出ていた様にも感じられました。

菅幹事長をはじめ、取り巻きの ご面々が、あれこれと知恵を絞って首相夫妻の
応援団を務めているもようです。
『4月解散』などとの声も聞こえてきます。

安倍昭恵氏の生い立ちや、性格、ましてご夫婦仲、お姑様との関係など、
興味もなく、知りたいとも思いません。
ただ「公人」部分としての昭恵氏が、森友学園・国有地払い下げに、
関わっていたのかいないのか、そこを糺してほしいだけです。

とにかく、問題の根幹である国有地の売却が、正常かつ適切に行われたのか
どうかについて、しっかりと調査して下さい。
安倍首相夫妻の「名誉」を守るために、国家予算を使っての解散など 
真っ平なハナシです。
でも、安倍首相、この方 何をするのか ちょっと分からない大胆さをお持ちですから、
「まさか」の解散も無い、とは言い切れない気もいたします。

昨日は、朝から気温が上がって暖かい日でした。
うす雲が かかっていましたので、日ざしも柔らか。
冬の間 室内に置いた鉢植えの花木たちを外に出して、春の陽光に当ててやりました。
最低気温が、零下にならなくなったら、外へ出したいと思います。
頂いたシンビジュームは、3か月も立派に咲き続けています。
シクラメンもまだまだ立派。
君子欄は花芽を5つ付けました。
うす緑の花茎がすくっと伸び始めています。

昼の時間帯に、「昭恵夫人」に関わるテレビなど見たせいでしょうか。
花木を室内に取りこみながら、
  ♬ あなたの過去など知りたくないの
などと、鼻唄まじりで。
でも、歌詞にあるように
  ♬ 済んでしまったことは 仕方ないじゃないの
というわけには参りません。
                            〈ゴマメのばーば〉
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『パンと共に去りぬ』

2017-03-30 06:21:22 | 日記
しばらく会っていなかったSさんに、街でバッタリ会いました。
ロゴマーク入りの黄色のジャンバーを着こんでいます。
「あーら しばらく」
と、二人同時に ご挨拶。

私より10歳くらい若いSさんです。
と言っても、もう70歳ちょっと。
おしゃべりパワーでは人後に落ちない私も、Kさんとの勝負では、私の負け。
よくて引き分け、というところのSさんです。

    これから、猪苗代湖方面へ行くの
    バスで 50人位かな
    うんうん、復興行事のアレ、アレよ
    歌手の○○さんも来るんだ

と、一方的な おしゃべり。
分かったような、分からないような。
でも、分かりました。
Sさんは、多分ボランティア活動で これから出かけるところだ、と。

若い頃から、何事にも喜んで手伝って下さる性格のSさんなのです。
どうやら、震災復興事業としてのイベントに、スタッフとして出場する模様です。
    「駅まで早くいかないと」
と、気が急いているみたい。
集合場所は、どうやら駅前広場らしいのです。

ご挨拶というか、おしゃべりというか、解説というか が、一方的に進行、そして終了。
    「じゃぁ またね」
    「これ食べて」
と言って、別れしなに 何と、大きなブドウパン1個を私の手に渡したのです。

私はパンを手にしたまま、
「気をつけて いってらっしゃい!」
と後姿に声をかけました。

Sさんは、振り向かずに片手を挙げ 小走りに駅方面へ去って行きました。
「風と共に去りぬ」ではなく、幾つものパンが入った大きな袋と共に去って行ったのです。
私は、手にブドウパンをもったまま、ウフフ、と笑ってしまいました。
「元気印」と呼ばれていたSさんです。
「元気印」は健在でした。

一昨日、びっくりするほど降った雪は、ビルや塀の陰に、まだ こじんまりと残っていますが、
あったかな一日でした。
夕方、お日様が西に傾いても寒さは感じられません。
今度こそ、春がやって来るのでしょう。

この時間、Sさんは、多分まだ戻らないでしょう。
イベントの後片付けを終えて、
「ごくろうさん」
などと言いながら、缶ビールを配っているのかもしれません。

Sさんとの久々の出会いは、私も缶ビールを一個貰ったような、
ほんわかした気分を残してくれたのです。

ブドウパンは、カバンの中で つぶれて、おもしろい形に。
                           〈ゴマメのばーば〉
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『まわり道』

2017-03-29 06:24:57 | 日記
ひ孫が 数日前から保育園へ行きました。
ひ孫と同居しているわけではありませんが、近くに住んでいます。
暫くの間、短時間保育をしていたのですが、
母親が通常の勤務に復帰しましたので、全一日の保育となったのです。

保育園は、我が家から200メートルほどの場所にあります。
朝 起きますと、
  〈Yちゃん、おりこうに 園に行ったかしら〉
などと気にかかります。
自分が子育てしていた頃と違って、自宅からクルマで送迎するわけですから、
天候のことなど さして気に掛ける必要もないのですが、やっぱり気になるのです。
  〈泣かなかったかしら〉
  〈離乳食は、食べられたかしら〉
  〈夜、よく眠ったかしら〉
などなど、まるで「かしら病」みたいに。

ここにきて 私たち ひい爺さんと、ひい婆さん は、
一つの決めごとをしました。
『クルマで保育園の脇の道は通らない』
と。

保育園脇の道は、私どもが普段よく通る道です。
以前から、庭で遊ぶ子どもたちの姿を眺めたり、先生の甲高い声などを耳にしながら、
ほほえましい思いで眺めながら通っている道なのです。

ところが、ひ孫が、この室内、あの窓 辺りにいるのかと思うと、
気になって仕方がないのです。
心配しているわけでもないのに、
不自然にゆっくり歩いたり、立ち止まったり、
耳を澄ませてみたり、
果ては、園内を伺ってみたり、と。
まるで、ジュリエットを訪ねるロミオさながらに。

そこで、決心したのです。
クルマで、よそ見(園内を伺う)をして、注意力が疎かになり、
事故ったりしてはいけないと。
まして、高齢者ドライバーで、もうすぐ免許証を返納する身です。
安全第一ですから。

そして、歩いて園の前を通る時にも、園内を覗きこんだりすれば、
不審者と疑われることは必至です。
そうなれば、孫たち夫婦にも迷惑がかかるというもの。

戊辰戦争の時に生まれた私の祖父は、
オシャレな着流し姿で、よく、江戸都々逸を呟くように唄っていました。
  ≪女房にゃ言えない仏が出来て 秋の彼岸のまわり道≫

祖父が他界して70数年になります。
脳梗塞で肢体に不自由さはありましたが、生活臭が感じられない人でした。
祖父より長生きしている私は、今日、「まわり道」をしました。
唄うことも、呟くこともなく。
でも しっかり歩いて。
こんな私を、祖父が あの世から見たら、なんと呟くのでしょう。
                           〈ゴマメのばーば〉
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「日常」という土俵の一つ。

2017-03-28 06:34:54 | 日記
相撲ファンではありません。
でも、若・貴時代と言われた頃は、結構楽しんで観ていました。
当時、長男が、両国国技館 五月場所の升席を用意してくれたので、
私ども夫婦と、義兄・長男の4人で観戦しました。
何だか、席が きつまらしかったこと と、焼き鳥の味などを覚えています。
お土産に頂いた大皿は、先の大地震で壊れてしまいましたが。

さて、「稀勢の里」関。
19年ぶりの日本人横綱誕生という事もあって、今場所は応援しながらテレビを
観てましただけに、日馬富士との対戦で土がつき、ケガをしたときは思わず「あっ!」と
声を上げてしまったのでした。
休場か?と危ぶまれたにもかかわらずの出場。
優勝の賜杯を手にする姿に涙がこぼれました。

「日本人横綱誕生」という期待と喜びの声援は、かなりの精神的ストレスを
心身にもたらしたことでしょうに、初日から連勝。
そして、対日馬富士戦で土俵下へ転落。

人生には、「まさかの坂」があるものと、思わされました。
でも逆転優勝できました。
その、気力に おめでとう を。

『今日のことは忘れて、また明日からやりたい』
との、言葉に、
いいね!いいね!いいね! を。

昨日は、朝から雪。
それもボタン雪になったりして。
積もった雪が溶けだして、道路はぐちゃぐちゃです。
図書館から予約の本が入ったとのメールが届きました。
受け取りに行きたいのですが、この天候では、ちょっとためらってしまいます。

那須のスキー場で高校生たちが、雪崩事故に遭いました。
辛いニュースです。
これも、「まさかの坂」なのでしょう。
合掌いたします。

ゆっくり昼食をして、外を眺めるともなく眺めていましたら、ウトウトと。
あら、もう3時を回って…………。

さぁ、これからの居場所は台所。
まずは、モヤシのヒゲ取りから。
これは、私の「日常」という土俵の一つ。
土俵に登れることに、感謝を。
                          〈ゴマメのばーば〉
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「証人喚問」に踏み切ったのは、あなたの党ではありませんか。

2017-03-27 06:36:20 | 日記
26日のNHK日曜討論『論戦激化 与野党政防の行方は』
を観ました。
いわゆる森友学園を巡っての討論ですが、自民党幹事長代行・下村博文の発言には、
驚いてしまいました。
あきれたハナシです。

籠池氏が昭恵氏から寄付されたという100万円。
〈夫人が出していないといったのだから、籠池氏の発言は虚偽〉
などと断定するのは、無理というより誤りです。
判明したのは、
〈籠池氏が、寄付を受けたと証人喚問で証言した〉
ということだけで、真偽については分からない、それのみの筈です。

安倍首相夫人・昭恵氏の証人喚問についても、
《そもそも、証人喚問とは刑事罰の恐れのある その人に偽証罪が問われる中で、
証人喚問がなされるもの。
昭恵夫人は犯罪行為をしていないのだから、証人喚問などさせるべきではない》
とも発言。

共産党の小池氏は、
「あきれたハナシ」
と、述べましたが、全く同感です。

国会招致に乗り気でなかった自民党さんが、〈安倍首相が侮辱されたから云々〉で
一方的に、「証人喚問」に踏み切ったのは、あなたの党ではありませんか。
〈バカも休み休み言え〉と、
言いたくなります。

それに、
籠池氏の要請を受けて、財務省に問い合わせをしたとされる一連の行為を、
〈夫人付の政府職員・谷査恵子氏の個人的な紹介だ〉、などとすることも、
まったく無体な もの言いとしか思われません。
かつて、私も下級公務員の端くれでした。
断じてそんなことなど できる筈はありません。
私的に、谷氏が財務省とやり取りしたとするなら、「越権行為」、職務規範違反で
処分ものでしょう。

私は、証人喚問の席に立たされる首相夫人の姿など見たくはありません。
でも、経過を知るための文書も残されていないというのでは、国民の知る権利は
どうなってしまうのでしょうか。
与党が籠池氏を証人喚問したのですから、やはり、同じ土俵での関係者の喚問を
するのが真っ当なやり方だと思います。

自民党幹事長代行・下村博文の発言に代表される一連のもの言いは、
総裁・安倍晋三氏への、ビッグ忖度かも。

朝起きましたら、何と雪が積もっていました。
そんなに寒くは感じませんが、庭の水仙もクロッカスも埋もれて。
                            〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
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