ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

体調がいいだけに残念です。

2019-11-30 06:13:51 | 日記
これって、「やりたい放題」じゃないですか。
もちろん、「桜を見る会」・安倍政権のやり方に関してです。
もう たくさん、見たくも聞きたくもないニュースです、と言ってしまって事が済むわけで
はありません。
立憲民主党などの野党は29日午前、国会審議を欠席していましたが、与党から一定の回答
が得られたという事で審議復帰を決めたと、報じられました。
民主主義・議会政治が危ぶまれています。
安倍政権は、これまでも公文書の「廃棄」によって野党の追及をかわしてきました。
「森友」「加計学園」いずれも然りではないですか。
長期政権の奢りと、多数を占める与党の横暴以外の何ものでもありません。
11月29日、朝日新聞『朝日川柳』に掲載されていた川柳です。
   《筋書きが モリカケサクラ 瓜三つ   福島県 佐藤彰宏》

天気予報は「曇り」でしたが、朝から青空が広がっていました。
図書館へ予約しておいた本が一冊も入りませんので、読む本が無くなってしまいました。
何か文庫本でも買って来ようかと外出したのですが、ついでにと思って足を伸ばしたJA直
売所で、野菜などを買い込んでしまい、荷物が重たくなってしまい、書店へは寄れず終いに。
恥ずかしながら 私は、こんなことが多いのです。
若い頃からですから、年齢のせいではありません。
そんな自分に舌打ちしたくなります。

先に受けた高齢者の健康診断で「肺腺ガン」との診断を受け、いろいろと考えた結果、「緩
和ケア病棟」を持ち、地域では歴史があるT病院へ紹介してもらうことになったのですが、
T病院での問診は来月9日ということです。
何となく落ち着きません。

「大人の休日倶楽部パス」が発売されています。
   【JR東日本のフリーエリアで、4日間乗り降り自由
     2019年11月28日(木)~ 12月10日(火)】
このパスを利用して、『土門拳記念館』へ行き、第38回 土門拳賞を受賞した高橋智史氏
の写真展【RESISTNCE カンボジア 屈せざる人々の願い】を観にいく予定でした
が、何となく身の振り方が決まらない不安定さもあるので、行かないことにしました。
体調がいいだけに残念です。


【 『落選原稿』・・・メタボ的愛着・・・その37 】

【へー、そうなんですか】
               (2016・9・10 記)
 東京在住の甥のところへ梨を送りました。
 『家族全員の好物です。美味しくいただきました』
 とのメールが届きました。
 〈よかった〉と、こちらも嬉しくなります。

 甥の母親は私の姉に当たります。
 家事の「さ・し・す・せ・そ」、つまり、かつては、女性が成人までに身につけなければ
 いけないとされていた「裁縫・しつけ(しとやか)・炊事・洗濯・掃除」これが、何とも
 ダメな私でした。
 そんな私が結婚をし、子供を生む・・・・・・それを知った母は、
 “暮らしていけるんだろうか、子供を育てられるんだろうか”
 と、死ぬ間際まで案じていたそうです。
 それを知っている姉は、母亡き後、陰にも日向にもなって私を支えてくれました。

 その姉が逝って、この9月で6年となります。
 姉が他界した翌年の春、大震災がありました。
 姉が亡くなった時は、母親が死んだように悲しみました。
 もう少し生きていてほしかったと。
 でも、臥せりがちな病状だった姉が震災に会えば、本人も家族も大変だったような気がし
 ます。
 姉は、それを承知で少し早めに逝ってくれたものかも・・・・・・そんな風に思えるのは、
 6年という歳月が経ったからかもしれません。

 ですから、甥から、
 『おいしかったよ』
 のメールが届きますと、“良かった”と嬉しくなると同時に、亡姉の声も聴こえてくるので
 す。
 《送ってくれてありがとう うまかったよ》と。
 そんな時、姉は彼岸の人ではなく すぐ身近に感じられる存在です。

 今の若い方達に、「さしすせそ」(裁縫・しつけ・炊事・洗濯・掃除)なんて言っても、
 “えっ それって なーに?”
 と言われそうです。

 ちなみに、「ネット」で見つけた〈今様〉の「さ・し・す・せ・そ」です。
  「さ」     さすがですね!
  「し」     知らなかった!
  「す」     すごいですね!
  「せ」     センスいいですね!
  「そ」     そうなんですか!
 男性の心を掴むワザとしてとか。

 なるほど、なるほど 知らなかった!
 男性の自尊心を くすぐるわけですな。
 まあ、〈ばーば〉は、もう使うこともないでしょう。

 亡姉の声が、また聴こえます。
 《もう まったく まじめに やんなさいよ》

     ※ この原稿は、昨年、あるところへ応募した『落選原稿』です。
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「母なるものの言葉」

2019-11-29 06:21:35 | 日記
ひ孫のUちゃんが、『七五三』のお祝いで貰った飴を、私と連れ合いに持ってきてくれま
した。
赤と白の小さな飴、それぞれ二つずつです。
Uちゃんは、「食べる ?」と、私に訊ねました。
夕食前でしたが、せっかく持ってきてくれたので食べることに。
Uちゃんは、小さな指で飴の包装紙をむいてくれました。
私が飴を受け取ろうとしたら、
「バーバ、爪切りな」
と言われてしまいました。
Uちゃんの小さな手から飴を受け取る際に、私の指の爪が、Uちゃんの手の甲に触れたの
です。
私は爪にマニュキュアをしているわけでもなく、もちろん、爪を長く伸ばしているわけで
はありませんが、爪の先がUちゃんの柔らかな皮膚に触れてしまったのでしょう。
それにしても、三歳のひ孫から、
「バーバ 爪切りな」
と言われ、不思議な感覚に包まれてしまいました。
まるで、自分が幼子になっていて、母から そう言われた様な・・・・・・
不思議な感覚でした。
孫が幼かった頃の言葉には、こうした感覚を持たされたことはありません。
男の子、だったからかもしれませんが。
認知障害を持った高齢者が、介護に当たっている娘さんを自分の母だと思いこんでしまう、
という話を耳にします。
きっと、その方は、私の様に「母なるものの声」として聴いていたのかもしれません。
認知相違と言うのではなく「母なるものの言葉」を聴いているのでしょう。
何だか、胸が温かーいものに包まれた私でした。

宮城県の東北電力女川原発2号機が、再稼働に必要な原子力規制委員会の安全審査を通過
したそうです。
 《政府には、女川を突破口に、東北での他の沸騰水型の再稼働につなげたいとの
  思惑があるようだ。
  だが、合格で課題が解決されたわけではない。
  地元自治体の同意はこれからで、住民には事故時の避難など不安が根強い。
  安全確保に3400億円を投じたが、今後増える恐れもある。》
と、毎日新聞(11月28日)が伝えています。
〈火山噴火対策は十分か。
テロに狙われたり、原子炉建屋に飛行機が墜落したりしても原子炉を安全に運転できるか。〉
等の不安は尽きませんが、稼働によって生じる「高レベル放射性廃棄物」は、どうするの
でしょう。
「トイレの無いマンション」と言われる原子力発電所です。
女川に限らず、「脱原発」の議論をしっかりして行かなければならないと思っています。


【『落選原稿』・・・メタボ的愛着・・・その36 】

【待合室から。】
                 (2016・8・30 記)
 4週間に一度の割で 持病の診察と投薬を受けるために、掛かり付けの お医者さんへ行
 きます。
 もう、25年以上お世話になっている医院です。
 いつものように診察券と保険証を受付で提示して順番待ち。
 待合室にいる患者さんの お話が耳に入ってきます。
 今日は、市が行っている高齢者検診の方が多かった感じでした。

 たまたま、知り合いの方と待合室で遇ったものでしょうか、挨拶を交わし、簡単な近況報
 告などしている模様です。
  「ところでさぁ、あなた80越した? まだ?」
  『来年よ、来年なるわよ。あのさぁ、50の坂・60の坂・70・80の坂ってもんが
   あるのよ』
  「その坂の時って、けっこう体調に不具合が出てくるんじゃない」
  『でもさぁ、その坂 何とか乗り切ってしまえば、また それなりに やっていけるも
   んよ』
「そうかもねぇ、確かに」
 聞いている私も、心の中で肯いています。
 なるほど 言えるかも、と。
 やや間をおいて、
 『わたし、もう坂は無いのよ。在るっていえば あるし 道そのものが無いってこともあ
  るし』
 『とにかく、体のことで、痛いところが無ければ、くよくよしないで、面白そうなことだ
  け考えりゃいいのよ』

 私は、拍手をしたくなりました。
 いいね! いいね! いいね! と。
 自在に生きてらっしゃる。
 それって、知恵ですよね、と。

 私の名前が呼ばれました。
 何時ものように血圧を測って、問診があって、
 お薬を頂いて・・・。

 『とにかく、体のことで、痛いところが無ければ、
  くよくよしないで、面白そうなことだけ考えりゃいいのよ』

 こんな、知恵で生きている「高齢者」もいます。

 待合室からの報告でした。                         

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「クロ」は「クロ」です。「シロ」にしてはいけません。

2019-11-28 06:07:50 | 日記
高血圧、甲状腺機能低下症等の治療のため、4週間に1度の割合で医院へ通っています。
服用すべき薬は、まだ数日分は残っているのですが、いつもの検診と投薬を受けるために医
院へ行って来ました。
朝から どんよりとした雲に覆われていて気分まで暗くなりそうでしたし、洗濯もできない
し、というわけで、少し早めの投薬を受けるために外出したところです。
そんなわけで午前中を過ごし、セブンイレブンでサンドイッチを買い、家に戻って昼食とし
ました。
テレビでは「桜を見る会」に関するニュースが流されています。
面白い話題とは言えず、ウンザリしてはいますが、このまま済ませていいわけではありませ
ん。
政権の座に就いている者のモラルが疑われます。
議員の数で「多数」さえ保持していれば、何をしてもいいという事にはなりません。
「クロ」は「クロ」であって、「クロ」を多数の力で「シロ」とする様なことは、許されな
いことです。

「防災省」の設置等に係わるニュースも流れています。
地球温暖化に関しては、最近の気象現象を考えただけでも、その脅威に対する何らかの強い
政策が求められている所です。
人類だけに止まらず、生態系すらもその維持が危ぶまれるようになっていますのに、中々、
手が打てないでいる地球の国々です。
他人や、他の国に関しては、その非をあげつらうことは容易でも、我がこと、我が国の当面
の利益が損なわれることになりますと、中々一歩進み出すごとができないのが実情です。
悲しいことです。

今日は、「ゴミ」を出していい日ではありませんのに、割と大きな「燃えないゴミ」が集積
所に出ています。
こんなことすら守られないのです。
悲しいことです。


【 『落選原稿』・・・メタボ的愛着・・・その35 】

【怖かぁねぇや、女の腕まくりと おんなし(同じ)よ!】
                   (2016・8・28)
 朝、起きたら 雨。
 屋根も、庭の花木も地面も しっとりとしていました。
 夜中に降った雨は、地面が十分に潤った とまではいかなかったようです。

 昨夕、連れ合いが庭の花木に水やりをしました。
 今年は庭木の剪定時期が遅かったので、新しい葉が十分に出揃わないうちに盛夏となって
 しまったのです。
 切り落とされた小さな枝の先々が、まだ傷を負ったように痛々しく感じられます。

 先だって、いつも訪問させて頂いているブロガーさんの記事から、「高解像度降水ナウキ
 ャスト」というアプリがあることを知りました。
 テレビ等の予報よりも詳細に、地域の降水予報が5分単位で示されます。
 “なーんか おもしろそう”
 さっそくタブレットに入れておきました。

 「高解像度降水ナウキャスト」によれば、漸次1ミリ~5ミリほどの降水とのこと。
 水やりは、翌朝まで待ってみるか・・・と、思ったのですが、連れ合いも私同様、デジタ
 ルのものには弱い というか、ストレートには受け入れられない世代です。
 “降らないと、植木もかわいそうだから”
 との理由で、たっぷりの水やりをしました。

 はずれです。
 雨が降りました。
 水道代が惜しかった、などとチョッピリ主婦の顔が出ました。

 本日も、1~5ミリ程の降水量と、「高解像度降水ナウキャスト」は示しています。
 はす向かいの家では、屋根のついたベランダに洗濯物を干しています。
 子どもさんがいれば、少々の雨模様であっても洗濯物は外に出さなければいけないのでし
 ょう。
 数軒先のお宅のご主人は、郵便受けから新聞を取りがてら、空を見上げています。
 “今日は降るのかなぁ”という表情で。

 私も、空を観察しました。
 西の山並みは見えません。
 雲は厚くはありません。
 無風状態。
 〈降っても たいしたことはない〉
 が、私の予報です。
 でも、便利なものができたものだなぁ、と、しみじみ しみじみ。

 子どもの頃、遠足の前日の夕方、
 “あーした天気になーれ”
 と、下駄の片方を抛りなげて、天気占いをしたことが懐かしく思い出されます。

 明治27生まれの父は、夏の午後、空模様を眺めて こんなことを。
 『亥(い)の方角の入道雲なんて 怖かぁねぇや、女の腕まくりと おんなし(同じ)よ』
 『丁(ひのと)の雲だな。こりゃぁ 来るぜ。洗濯物、取り込んじゃいな』

懐かしいことを思い出させてくれた「高解像度降水ナウキャスト」でした

   ※ 丁(ひのと)・・・南南西微南
     亥(い)・・・・・北北西微西

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座敷もナシ。買えるお金もナシ。

2019-11-27 06:15:05 | 日記
市内のデパートで開かれている『四代 德田八十吉作陶展』を観てきました。
華やかで美しい作品群でした。
作家さんも美しい方ですから、作品の華やかさも、〈やっぱり〉、との心持で観てきました。
私の好みから言えば、お父さまに当たる三代徳田八十吉の作品が好きです。
深い藍色には宇宙の神秘と闇・昏さ・輝きを見ることが出来るような気がしますから。
でも、いい時間を過ごすことができました。
しっとりと落ち着いた日本間座敷の床の間に一点、飾ってみたい華やかな色合いの作品もあ
りましたが、そうした座敷もナシ。買える おカネもナシ。
帰りに寄ったティルームで想像だけの楽しみをして来ました。

ひ孫のUちゃんは今年三歳。
「七五三」に当たりますので、本日パパ・ママ・妹と一緒に写真やさんで記念写真を撮り、
神社へお参りしてきました。
晴れ着姿のUちゃんは大はしゃぎだった様ですが、私が遅ればせに到着した頃は疲れも出て
いた模様。
髪などもセットアップし、お化粧などもして貰いましたので、たいへん大人びた様子に見受
けられました。
こうして日々成長させて頂く姿をみますと、ありがたいことだと感謝の気持ちでいっぱいです。

 《立憲民主党などの野党議員は25日、内閣府を訪れ、「桜を見る会」を巡る疑惑の
  解明に向け、招待者名簿を処理したとされるシュレッダーを視察しようとした。
  だが、職員は「アポイントがない」などと拒否。
  ・・・・・・中略・・・・・・
  野党側は「稼働していない執務時間外なら見られるだろう」と食い下がったが、約2時
  間の押し問答の末に「官房長の判断でだめと決まった」と押し切られた。》
と毎日新聞(11月26日)が報じています。
視察した立憲の黒岩宇洋衆院議員は記者団に
「痛いところを突かれると、物理的な抵抗まで始める。非常に残念だ。」
と批判したそうです。
また、
 《菅義偉官房長官は26日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」に反社会的
  勢力が出席していたとの指摘について「出席は把握していなかったが、結果的
  には入ったのだろう」と述べた。》(11月26日 共同通信)
とも報じられています。
まったく、こうした安倍政権の姿勢に、私も怒りを覚えています。



【『落選原稿』・・・メタボ的愛着・・・その34 】

 【よし、カスタマイズで GO!】
                 (2016・8・23 記)
 〈ばーば〉の様な古―い世代は、買い物といえば、手に触れ 感触を確かめ、食品であれ
 ば新鮮さも確かめ、自身が求めるものと一致できれば買い求める・・・・・・。
 そうした買い方が身についているのです。
 スーパーが出来てからは、こうした買い方に変化が出てきましたが、基本的には以前から
 馴染み、身についている買い方で品物を求めています。

 数か月前、アマゾンから初めて書籍を買ってみました。
 孫から勧められても なかなか踏み切れずに、書物は書店で買っていたのですが、買って
 みたら、“あ これって便利”と思ったのです。
 書店へ行くまでの足代も時間も不要。
 そんなわけで、“食わず嫌いじゃダメだよ”との孫の言も、〈ハイ ハイ〉と甘受したとこ
 ろでした。
 その後、何冊かを購入しています。
 便利といえば確かに便利です。

 先だって、以前から行っていたデパート内の書店へ行きました。
 目的の書籍コーナー以外のあちこちをブラブラと歩き回りました。
 椅子にかけて、書籍のページをめくったり、
 解かりもしない科学専門書を開いてみたり、
 と、ドキドキする楽しさを味わいながら。

 そして決めました。
 急ぎでない時は、本は書店で買おうと。
 ここには、新たな発見もあったり、帰りに「コーヒー」というプレミアムも付けられるの
 ですから。
 パソコンで何かを設定する時に出てくる「カスタマイズ」という言葉を思い出しました。
 そして決めました。
 〈よし、カスタマイズで GO!〉と。

 ネットで宿泊を予約した後、不安になって、「もしもし、ネットで申し込んだ〇〇ですが
 と、ホテルへ確認の電話を入れることがあったとしても、ひとつのことに限定してしまわ
 ず、いろんな選択肢を持ち続けようと。

 スタートは、いつも今、79歳の今ですから。
 (もしかしたら、この考え方、世阿弥の「初心」に通じるかも?)
 と、少しばかり自賛してみました。

 世阿弥のあきれ顔と、孫の苦笑い顔が、アタマの端を横切りました。

    是非初心不可忘
    時々初心不可忘
    老後初心不可忘
        (世阿弥「花鏡」)から。

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〈あなたの上に 祝福を〉

2019-11-26 06:12:07 | 日記
「曇り」の天気予報でしたが、朝、カーテンを開けたら「晴れ」。
数日ぶりに西の山並みまで青空が広がっていました。
となると、やっぱり洗濯です。
昼過ぎには雲が広がって来ましたが、ラッキーでした。
洗濯物はカリッと乾いていましたから。

羽生結弦さん。
エキシビジョン、きれいでした。
『春よ、来い』のメロディーに乗って軽やかに舞ってくれました。
最後に右手を斜め上に上げたポーズに、いいね! いいね! いいね!
彼以外の方たちも素晴らしかったのでしょうが観ていませんから分かりません。

香港区議選は、民主派が圧勝。
確定投票率は71.2%で、返還後の全選挙で最も高い投票率とのこと。
〈投票所前は市民で長蛇の列になっていた〉そうです。
日本では見られない光景です。
「一国二制度」というのは、なかなか難しい制度の様に思えます。
中国共産党の「全面的統治権」強調、ということもあり、これからどう展開して行くものかと。

ニュース番組でフランシスコ教皇さまの姿が写されていました。
東京カテドラルの建物なども映りましたので、帰天されて5年以上になる井上洋治神父さま
のことなどを懐かしく思い出していました。
初めて井上神父さまにお会いしました折、私の姓を見て、「初めて見る姓です」と、言葉を
掛けて下さり、『あなたの為に 祈ります』と、仰って下さったのです。
〈あなたの上に 祝福を〉
と言う祈りは、どんなに力強く私を支えて下さったものか。
高校生代表の方の挨拶の後に祈られた教皇さまの姿に、そのことを思い出して胸がいっぱい
になりました。
『あなたの上に 祝福がありますように』
こうした「祈り」の輪で世界中が結ばれる・・・・・・そんな世界を夢見ます。


【『落選原稿』・・・メタボ的愛着・・・その33 】

【トン トン トン】
                     (2016・3・21 記)
 【ひるはぴ】、これはNHK仙台放送局で放送している東北ブロック向けの、地域情報番
 組です。
 ラジオやテレビ番組に、ニックネームで投稿、あるいは「お便り」などをするのは、よく
 見聞きしています。

 【ひるはぴ】、今週の テーマは『卒業』でした。
 どうした風の吹き回しでしょうか。
 “あぁ、「卒業」ならば、私も”
 などと思い立ち、ニックネームで次のようなメールをしたのです。

 『今から58年前、私は夜間の定時制高校を卒業しました。
 校舎を後にして見上げた夜空は、春の星座になっていたのです。
 夫は同級生で、ケンカ友達。
 今も、ケンカをし続けていますが、この頃、お互いに耳が遠くなりましたので、ケンカの
 内容が微妙にかみ合わなくなりました。
 でも、春の星座を見上げますと、卒業の日の感慨が、ふっと懐かしく甦って来るのです』

 翌日の放送時、
 『それでは、最後に』
 とアナウンサーが、私の住む町とニックネーム、そして投稿文を紹介して下さいました。
 ニックネームは、《トントントン》です。

 頬っぺたが、ぴくぴくしました。
 子どもの様に“やったー”と手を叩きました。

 番組終了後すぐに、放送局の番組担当係の方から、確認の電話が入りました。
 “はいはい、私でございます”
 と、丁寧に、お応えしました。

 そして翌日、「NHK」のロゴ入りのタオル3枚が送られて来たのです。
 孫たちに、自慢しながら一枚ずつ渡しました。

 子どもが、ご褒美をもらったように心が弾みました。
 でも、これって、老化による いわゆる『二度童子(わらし)』に還っただけだったのかも
 しれません。
 まっ、それでもいいか。
 嬉しかったのだから。

 もし、長男が、このことを聞いたら、
 “だいじょうぶ? ちょっと恥ずかしくない?”
 などと、言うかもしれません。
 でも、人さまに迷惑をかけない限り、
 〈やりたいことはする〉が、私のポリシーですから。

 近くに住む長女は、《トントントン》は『豚・豚・豚』かと、私をからかいました。
 「バーカ」と言ってやりました。
 白秋の詩からですよ。

   『お月夜』
                     北原白秋
    トントントン 開けてください どなたです
    わたしゃ木の葉よ トン コトリ

    トントントン 開けてください どなたです
    わたしゃ風です   トン コトリ

    トントントン 開けてください どなたです
    月の影です トン コトリ

        ※ この原稿は、昨年、あるところへ応募した『落選原稿』です。
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