ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

耳を澄ませば。

2020-08-31 06:16:26 | 日記
日曜日でしたので、先週に倣って一人での家庭礼拝を致しました。
慣れては来ましたが、やっぱり淋しい思いがいたします。

自分の部屋の電燈の具合が悪くなりました。
チカチカしていたのですが、点いたり消えたりの状態に。
やや高い天井に付けられていますので、三脚に上って連れ合いが取り換えるには危険が多すぎます。
若い頃ならともかく、80歳を超えてからは本人が大丈夫と言っても、バランスを崩しやすく危険度は高いはず。
転倒でもすれば、命にさえ係わります。
そんなこんなで、ちょっとした諍いが生じました。
そのうち、孫にでも来てもらうことに決めて一件落着。
でも、暗いままではいられません。
パソコン脇のスタンドを外して、少し高い本棚のうえに置いて暫く間に合わせることにしました。

安倍首相が、その任を降りて、どなたが後任となることやら、テレビニュースでは様々な憶測、推測が語られています。
私の支持する政党ではありませんから、特別な関心はありません。
とにかく、多数による横暴などをせず、真摯に野党の意見も取り上げ論議して下さる方であれば、と。

コロナの新規感染者も増加するばかりで不安を覚えることも多くなりました。
不安なことや、嫌なことが日々の暮らしを荒ませてしまう日があっても、優しさに渇きを覚える日が訪れても、やっぱり聞こえるものがあります。
耳を澄ませば。

     『聞こえる』
                       晴佐久昌英 
     音が聞こえる
     乾きをうるおす かすかなせせらぎが聞こえる
     夜明けを知らせる 澄んださえずりが聞こえる
     あやまちをゆるす はるかな鐘の音が聞こえる

     うたが聞こえる
     ふるさとへかえる たびびとの口笛が聞こえる
     ゆめをかなでる たてごとのしらべが聞こえる
     平和をねがう ひとびとのうたごえが聞こえる

     ずっと聞きたかった
     ほんとうの音を
     清らかなうたを
     かなしくてうれしい
     いのちのわけを

     聞こえる 聞こえる
     世界を変える 赤ちゃんのうぶごえが聞こえる
     ほしぞらにひびく 天使のほめうたが聞こえる
     いま 新しい時代を告げる
     よろこびのしらせが聞こえる
                (晴佐久昌英 著 『だいじょうぶだよ』より
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風が、涼しい風が・・・

2020-08-30 06:09:35 | 日記
今日も暑い日でした。
昨日は、暑さの全国ランキング1位と2位が私の住む福島県でした。
とにかく、戸外へ出ることに恐怖を覚えてしまいます。

安倍首相の辞任には、かなり驚かされもしましたし、病気という事であれば政治家としては残念と言うか無念の思いも強いのであろう、「お気の毒に」などと思っていましたが、政治家たる者、他者から〈お気の毒〉などと称されることは不本意なことかもしれません。
昨日の記者会見では、「後継指名」等はせず、
『私は総裁を辞めていく立場です。私から何か次の総裁に影響を行使しようとは全く考えていません』
と、明言しました。
とは言え、不慮の事故等に遭い物理的に辞任をせざるを得ない・・・などという状況ではありません。
熟慮し、今後のことも考えなかったなどと言うことはあり得ないことです。
ただ、〈表明はしない〉という事だけなのでしょう。
自民党の中で、どなたが選出されるのかは分かりませんが、一国民としては、忖度がはびこる政権であってほしくない、という事です。
それに、森友・加計・桜を見る会、の真相も解明されないままで幕引きになる、ということも納得しかねます。

連れ合いが、お陰様で無事病院を本日退院することができました。
ホッとしました。
退院当日からの飲酒はいかがなものか、と案じてもみましたが医師からOKが出たとのことなので、お出しすることに。
近隣に住む長女が、お酒と、「留守番ご苦労さま」と言って私にもお菓子を届けてくれましたので、嬉しく頂戴したところです。

形のしっかりした入道雲も出てはいるのですが、当地方での降雨は望めません。
それにしても、ムクムクと湧き昇る様な雲の姿に見とれていた私です。
でも、風が、涼しい風が・・・・・・

     『とおりすがりに』
                    かぜみつる
     やあ げんきかい?

     おれ? ちょっとでかけるとこなんだ
     だれかがよんだきがして、ね
     どこだか わかんない
     けど、 いかなきゃなんない
     いつまでか わかんない
     けど いかなきゃなんない

     おれが みんなをゆすったように
     なにかが おれを
     ゆすってゆすって おしていく

     げんきでいろよ うたっていなよ
     こわいゆめみても あんまりなくなよ
     いつかまた きっと あうさ

     やあ げんきかい? って、ね
                (くどうなおこ著『あっぱれ のはらうた』から)

かぜみつる)君が私の脇を通ったのかな ?
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少なからず驚きました。

2020-08-29 06:06:19 | 日記
手紙を書くにしても『残暑お見舞い』の文字には違和感を覚えてしまいます。
「猛暑」「炎暑」の文字がピッタリの連日の暑さです。
でも、青い空は、やや深みのある色を交えていますし、夕方の佇まいは、秋の到来を忍ばせている気配が濃厚になりました。
とにかく、日が短くなっていますので夕空を眺めることも多くなっています。

連れ合いの入院加療も、お陰様で順調な経過をみましたので、本日退院できる運びとなりました。
手術のあった日に主治医に伺いましたところ、「お酒」はOKとのこと。
ただし暴飲は×とのことでした。
でも、退院当日からの飲酒はどうしたものか? そこは本人が聞いて来ることでしょうが。
用意すべきかどうか迷っています。
とにかくの酒好きです。
「お酒を飲むと薬の効用が無くなってしまうから」
と、私が言いますと、
「じゃぁ、薬を止める・・・」
こんな風ですから。
水ナスを買ってきましたので、色よいナス漬けも明日は出来上がります。

 《新型コロナウイルス感染症を巡り、感染症法に基づく措置が見直されることとなった。》
と報じられました。
現場の医療体制整備を担う地方自治体からは、感染症法に基づいて実施している現在の措置を見直すとの議論について、疑問視する声も上がっている様ですが、国際医療福祉大の松本哲哉教授(感染症学)は、
 《どのような感染症か分からなかった当初は『指定感染症』と位置づけたことは正しかった。
  ただ、病気の実態が分かってきて、現状に合わない措置も多くなってきた。
  見直しは妥当だ」と評価する。
  一方で「感染者への行動制限や療養、入院の強制力が全く無くなると、感染拡大の防止が難
  しくなる。
  新型コロナ感染症の実態にあった扱いができるよう専門家の間で議論してほしい」
  と指摘しています。》 (毎日新聞 8/28)
この松本哲也教授の論説に、私も概ね賛同できますが、はっきりは、「わからない」としか言いようがありません。
ニュースや専門家の論説から学ぶことはあっても専門知識には乏しい私です。
とにかく、私は高齢者且つ持病在りの人間ですから、極力人との直接的な接触を避けていく、これしかありません。
そして、健康を保つために、しっかり食べる、身体を動かす、・・・これを守ろうと。

安倍総理大臣が健康状態を理由に辞任する意向を表明しました。
体調が良くないとのことですが少なからず驚きました。
政治理念からすれば私の好むところではありませんが、病気という事であればしっかり静養して欲しいと願っています。
                 〈ゴマメのばーば〉
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「・・・お母さんの腹の中へ 忘れておんであんした」

2020-08-28 06:05:27 | 日記
朝、5時をちょっと回った時刻に雨戸を開け、郵便受けから新聞を取り込んだ時は、どんよりと曇っていました。
でも、時間が過ぎるのに比例して空の覆いも薄れて来て暑い日に。
割と容量の大きい白い雲が空のあちこちに浮かんで流れて行きます。
台風の影響なのでしょうか。
雨戸を開けたり新聞を取り入れたりするのは、普段なら連れ合いが毎日している仕事です。
でも、入院中ですから私がしなければいけません。
掃除などは、身の回りだけチャチャっと済ませるだけ。
台所の後片付けも使用する食器が少ない上に、さほど手のかかる調理もしませんから、自分が使う時間は結構あるような気がします。
が、何だか落ち着かないというか、ゆっくり物思う事もできずに中途半端な気持ちで過ごしています。

朝、9時頃から本を読み始めました。
本当は、以前購入したまま「積読本」(つんどくぼん)になっている長編小説を読みたかったのですが、こちらは止めて三浦哲郎著『盆土産と十七の短篇』(中公文庫)にしました。
心のどこかに、〈連れ合いが入院中〉という事への〈気がかり〉が存在していて、時間に任せての長編小説の熟読が成りません。
歩行中に石ころにつまずき、たたらを踏む感じに陥ってしまうからです。

三浦哲郎氏は好きな作家の一人です。
毎日新聞の書評欄で、現代詩作家の荒川洋治氏(この方も私の好きな詩人)が「評」を書いていましたので、アマゾンで取り寄せました。
高等学校の教科書に載ったり、新聞、または紙誌『波』・『群像』等に載せられていたりした作品ですので、読んだ記憶のあるものも幾つかありました。
どの篇も、どこか懐かしく、暗さや怖さも覚える作品です。
また、方言ならではの「ぬくもり」も。

『ジャスミンと恋文』の中の記述に、幼い頃を思い出した私でした。
主人公の「私」に長女が生まれます。
妻が産気づいたので産婆の家へ自転車を飛ばしてからは、台所の「かまど」の前にうずくまって産湯を沸かすしかなかった彼でしたが、やがて産声が聞えて来て・・・・・・長女誕生。
彼の母親は、
 「女の子だえ。産婆さんがな、
  忘れてきたって。
  ま、いいせ。女の子だって、いいせ。」

そう、父親になった彼に言ったのです。
産婆が〈忘れてきた〉とは、どういう意味なのか、何を忘れて来たのかと、訳がわからないでいる私に、産婆さんは生まれたばかりの長女をふろしきに包んで秤で目方を計りながら、
 「女のお子さんでやんす。
  大事なものを、お母さんの腹の中へ忘れておんであんした。」

と言って高笑いしたと記されています。

いまのご時世でしたら、「男女差別」とか何とかの発言で顰蹙を買うところでしょう。
でも、私が幼かった頃には、こうした会話が普通になされていました。
まずは、嫁いできた嫁には、家を継ぐべき男の子の誕生を願うのが一般的でしたから。
何だか、懐かしくて、思わず笑ってしまった私でした。
                       〈ゴマメのばーば〉

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栄養素を優先した「食い物」の感じ、

2020-08-27 06:01:15 | 日記
今日も、とにかくアツイ一日でした。
昨日、病院で胆嚢摘出手術を受けた連れ合いの容態が気にかかってはいますが、相手側の状態が分かりませんので、こちらからのメール・電話等は控えていました。
AM9時を回った頃、先方から電話があり、点滴等は続けているが大分楽になったとの連絡が入りましたのでホッとしました。
今夕は、おかゆ程度の食事になる模様です。

一人分の食事の準備は楽ではありますが、やっぱり何となく素っ気ない感じがしています。
栄養素を優先した「食い物」の感じでしょうか。
でも、自分に使える時間はたっぷり。
暑いので散歩へは出かけませんが、本を読んだり、テレビを眺めたり・・・・・・と。
生鮮野菜を買いにJA即売所へ出かけるつもりでいたのですが、風も無く、ジリジリ照りつける炎天に恐れをなして、買い物は近所に住む長女に依頼してしまいました。
新鮮な、トマト・ピーマン・モロヘイヤ、頼んだのはそれだけでしたが、「カボチャがおいしそうだから」と言って四半分のカボチャも買って来てくれました。
またまた昔のハナシになりますが、私が育ち盛りの頃は、八百屋さんから買い求めて来たカボチャに当たりはずれがありました。
おいしいカボチャは「栗カボチャ」と称し、お菓子の様に美味しく頂いたものです。
ハズレのカボチャは大根みたいで、変に水っぽさが混じっていて美味しくありませんでした。

コロナ関連の自粛で、以前と比べますと外出が滅法少なくなった私です。
親子であっても居を別にしていますから、しっかり「ソーシャルディスタンス」を保っています。
以前は、煮もの等を持って行ったりもしたのですが、今はそうしたことも無くなりました。
やっぱり、さびしい限りです。
私たち夫婦の状態を見守る、ということから、長女は毎日一回は顔をだしてくれますが、以前の様に茶の間に上がり込んだりは皆無。
長女は児童を相手にする仕事をしていますので、「感染」に関しては、かなりシビアな姿勢を保っているからです。
居住する福島県では10日間連続でコロナ感染者が出ています。
早くコロナ禍が去って欲しいと願っているのですが。

安倍首相は、28日に記者会見を開くとのこと。
ご自身の健康状態にも言及すると見られています。
テレビは、どの局も安倍首相の健康問題を取り上げています。
病気は、全くプライバシーにかかるものであることは確かですが、一国の首相ですし、政権の継続に絡む問題ですから、真摯に説明してほしいと思います。
潰瘍性大腸炎が難病であることが良く分かりました。
しかし、政治家はタフでなければ務まらないものだとしみじみ思ったところです。
                  〈ゴマメのばーば〉
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