ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『忘れないで………沖縄を、その基地問題を』

2015-03-14 06:36:37 | 日記
《日本国土の0.6%の沖縄県に、在日米軍の74%の基地があり、
陸上の基地よりも はるかに広い海と空が米軍に提供されていて、
基地の日常的な騒音・爆音による健康被害、
数多い飛行機墜落事故、
オスプレイの強行配備、》
こうした状況下の沖縄県の方々に、
「これほどの、お荷物を背負わせてしまっていて、申し訳ありません」
と、まずは申し上げなければなりません。

福島県に住んでいて、
『福島を忘れないで』
と、発信している者の一人として、沖縄の基地問題を、重く感じ、受け止めています。

政府は、米軍普天間飛行場の移転先とする辺野古で、
埋め立ての前提となる海底ボーリング調査を半年ぶりに再開したとのこと。
何ともやりきれない思いです。
辺野古移設に反対する翁長知事の、作業停止要求が無視された形となりました。
強く反発、徹底抗戦の構えになるのは当然です。

安倍首相や菅官房長官、中谷防衛相は、翁長知事が、昨年12月の就任後、
一度も面会していません。
菅官房長官は、記者会見で、
「粛々と許可に基づいて工事を行うのは当然だ」
と強調しました。
何とも冷たいあしらい様です。

太平洋戦争末期、沖縄を戦場とさせてしまったことを、私たちは忘れてはいけないのです。
あれほど過酷な辛酸をなめさせておいて、70年経った今、時の内閣・政府が、
『会わない』
は無いでしょう。
失礼です。
沖縄の住民は、沖縄の戦火で斃れた多くの住民の遺族とも言える方々です。
安倍首相も、靖国に参拝するなら、まずは、沖縄住民の意思とも、きちんと向かいあって
「語り合う」それが、為すべき責任ではないでしょうか。
こうした、国と県との「断絶」状態が続いていて良いはずがありません。

私の住んでいる福島県も、原発事故の災禍に、今も、これからも悩ましい付き合いを
しなければなりません。
でも、私たちの県は、「原発の安全神話」が、あったにせよ、
「原発施設」を自らが受け入れてしまったのです。
福島県人が、どこかから強制連行されて、原発のある地に住まわせられたわけではないのです。

沖縄はちがいます。
自らの意思で基地を提供したわけではありませんでした。
太平洋戦争の犠牲を、今なお背負わされているのです。

政府の方々、とにかく、翁長雄志知事と会って、話をして下さい。
沖縄の様子がテレビに映される度に、胸が痛みます。
私たちも、《沖縄を・その基地問題を》忘れてはいけないのです。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
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