ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

情熱という熱を加えて。

2018-08-31 06:26:59 | 日記
自民党総裁選挙。
石破茂元幹事長は、表明した際に掲げた「正直、公正」のキャッチフレーズを
変更するとかしないとか。
支持者ではありませんが、様々な圧力は掛かるのでしょうが、あんまりブレナイ方が、
心象的には信頼を得るのでは・・・などと、余計なおせっかいです。

《安倍晋三首相が総裁選(9月20日投開票)での連続3選を目指して正式に出馬表明
して以降、国会議員や地方議員、支持団体などによる「官邸詣で」が続いている。》
  (8/29 23:16配信 産経新聞)
と報じられています。
《首相側も総裁選圧勝のカギを握る党員・党友票のさらなる獲得に向け、訪問者を
積極的に受け入れている。》とも。
別に、違法な行為をしているわけではありませんが、「勝利」の目途が立っている者に
詣でる・・・心情的には好みではありませんが、政治の世界ではやむを得ない選択、
「背に腹は代えられぬ」選択なのかもしれません。

こんなことが繰り返されますと、ますます多数と言う数の前に、議会制民主主義を
破壊する様な国会運営が罷り通ってしまう政情を呼び込んでしまうのでしょう。
〈権力は腐敗します〉
それを防ぐ知恵が総裁の任期を2期としていたのでしょうが、そこが崩れ去ってしまったことに、
不安と、恐怖を覚えています。

「党総裁選管理委員会」も、かなりの高姿勢。
《党総裁選について新聞・通信各社に「公平・公正な報道」を求める文書を配った。》
と、報じられています。
一体、何を持って公正・公平とするのか、何かトランプ氏の口調に似て来たようです。
狙いは、「石破氏の言動やメディア露出を封じる」ことだとすれば何とも姑息で、強権的
ではないでしょうか。
党員ではありませんが、総裁選のニュースにはイライラさせられています。

NHK Eテレ『100分 de 名著』
8月は、夏休みスペシャルでした。
27日放送の 『百人一首』、指南役として、木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一氏が出演。
古典は、難しいとのハナシに応えた次の言葉が光っていました。
 《古典は、冷凍食品と思えばいい。
  食べるには、情熱という熱を加えて丁寧に読んで行く》

当地の「文学の森資料館」での講座、
 『太宰治 「富嶽百景」
          「富士」と「月見草」と「私」
に出たばかりの私でした。
「読んだ」、かつて「読んだ」という事で、作品を「知った」という錯覚に陥っていたことを、
痛感させられたばかりでしたので、
《食べるには、情熱という熱を加えて丁寧に読んで行く》
という助言は、実に私にとっては時宜を得た読書へのサプリメントでした。

民主主義を守り、政治の腐敗を防ぐためのサプリメントなどは、ないようです。
ただただ、憲法第12条にも記されていますように、
  『この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
   国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。』
以外にはないのだと思います。
議員のアホウどもが!
などと、悪態を放つだけで留飲を下げてしまってはいけないと。
                         〈ゴマメのばーば〉
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障害者に入るのかしら。

2018-08-30 06:14:43 | 日記
中央省庁による障害者雇用の水増し問題で、厚生労働省の調査結果によれば、
〈約8割にあたる27機関で計3460人の不適切な算入があった。〉
そうです。
〈厚労省のガイドラインによると、雇用率に算入できるのは障害者手帳を持っている人か、
指定医らの診断書で障害が認められた人に限られる。〉
とのことですが、
 『毎日新聞の取材に対し、ある省の幹部は「水増しは法定雇用率を満たすためだった。
  死者を算入した以外にも、強度近視の職員を算入したり、健常者の管理職が(担当者に)
  自分も障害者に含めるよう指示したりしたケースもあった」と証言した。』
                        (毎日新聞2018年8月29日)
とも報じられています。

何だか納得できないハナシです。
〈重要な記憶を失ってしまったり、ウソを平気で証言してしまう官僚は、障害者に入るのかしら〉
などと、言ってみたくなります。
加藤勝信厚労相は閣議後の記者会見で、
《それぞれの政府機関で今年中に法定雇用率を達成してもらう。それが難しければ計画を
出してもらい、来年中に達成を目指して取り組んでもらう》
と述べましたが、しっかり誠意をもってやってほしいと思います。
自民党の総裁選への立候補を表明した石破茂元幹事長は、表明した際に掲げた「正直、
公正」のキャッチフレーズを変更するとかしないとか。
総裁選のみに拘わらず、何事も政治は「正直・公正」であるべきです。

テレビを観ていましたら、「垂涎三尺」の文字が映りました。
番組の内容は見ていませんでしたが、この文字が目に留まったのです。
熟語っておもしろいな、ふとそんなことを感じましたのは、ひ孫のUちゃんが時々ヨダレを
たらすからです。
まさか、三尺は流しませんが。

『白髪三千丈』
などと言う言葉もありますが、日常の会話として耳にすることは滅多にありません。
くだらない連想癖がある私は、三千丈の白髪を染めるには、どれくらいの量の
ヘアカラーリング剤が欲しいのかしら、などと考えてしまいます。
次々にゲームみたいに連想が続いて、最初のスタートが何だったのか分からなくなったり
してしまうことも度々で。

「連想癖」も障害者にカウントされるかなぁ。
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背中にイモがゴロゴロ当たって痛い・・・

2018-08-29 06:17:32 | 日記
ひと月に一度の割で通院している医院へ、検査と投薬を受けに行って来ました。
今日は気温も昨日に比して そう高くはありませんでしたので気楽に家を出ました。
ところが、ところが蒸し暑い日でした。

特段痛いところがあるわけではありません。
血圧その他、先月並み。
医院からの帰りにJA即売所に寄って果物や野菜などを買いました。
トマト(中玉6個入り)・リンゴ(4個入り)・キュウリ(5本入り一袋)、その他いろいろ。
結構な重さになりました。
手に提げて持つには重すぎます。

カバン(リュック兼)をリュック風にして背負って来ましたが、暑い あつい アツイ。
日差しは無いのに湿度が高いせいか汗が帽子の下から顔にまで流れ出します。
リンゴやトマトの ごろごろ感が、背中にフィットしないので、落ち着きません。
フウフウ言って歩きました。

70数年前、戦争末期の頃、母に連れられて農家に食料の買い出しに行った時のことを
思い出しました。
国民学校3年生の私は、体が大きい方ではありませんでしたから、大人用のカゴなど
背負うことができませんでした。
母が粗い布地で拵えた小振りな袋を当てがわれ、お芋などを分けて貰いますと、その袋に
入れて背負ったのです。
あの頃は、やっぱり暑い夏。お腹を空かせていた夏。
重い・アツい・背中にイモがゴロゴロ当たって痛い・・・・・・、
グズグズ言って母に叱られながら、およそ一里半の帰路は、とてもとても辛かったのです。
昔のことを体で思い出しながら、家に戻りました。

冷たい水をコープ2杯、ガブガブと。
エアコンを強にして、暫く休養、あぁしんど。

落ち着いてから、買って来た新ショウガを薄く切ってハチミツと お酢に漬け込みました。
いい香りが、台所に広がり、疲れも 暑さも、きれいさっぱり失せていました。

パソコンを開いてブログへ頂いたコメントへ返信を書きました。
夕方まで暫し横になって休むことにします。
昨晩、図書館から借りて来た本を読んでいましたら真夜中・1時を回ってしまいました。
少し、眠い。
明日の日程のことなど頭の中で確認していましたら、ウトウトから本眠りへ移行。
およそ1時間後、慌てて目覚め、夕飯の支度にとりかかりました。
2018・08・28の夕刻でした。
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「寄らば大樹」

2018-08-28 06:24:47 | 日記
結論から言えば、「寄らば大樹」。
保身のためには力ある者へ付くのが一番、ということなのでしょうか。
もちろん 自民党の総裁選挙に関してです。
議員でも党員でもなく、支持者でもありませんから、選挙に関してとやかく批判してみても
何も変わりはしないのですが。

安倍首相は出馬表明に臨んで、
『子供、孫の世代に美しい伝統あるふるさと、誇りある日本を引き渡すため、あと3年、
党総裁、首相として日本のかじ取りを担う決意』
『昨年の衆院選で大きな支持をいただいたのはわずか11カ月前で、国民の負託に
応えるのは私の責任だ』
と述べられました。
NHKドラマ『西郷どん』にあやかって、
〈出身地の山口県と、薩長で力を合わせて新たな時代を切り開いていきたい〉
と挨拶したとか。

確かに選挙では自民党が勝ちましたし、その自民党が選ぶ総裁ではありますが、
国民が総裁を選ぶわけではありません。
天皇陛下のご退位、G20首脳会議の日本開催、東京五輪・パラリンピック等で、
単に、目立ちたいだけなんじゃない、などと言ってみたくなります。
もちろん、悲願は憲法改正でしょうが。
「美しい伝統あるふるさと」とか、「誇りある日本」とか、抽象的な言葉には「誠意」が
感じられません。

NNNと読売新聞がこの週末に行った世論調査によりますと、
〈安倍内閣を「支持する」と答えた人は、前月より5ポイント上がり50%、
「支持しない」は、前月より5ポイント下がり40%だった。〉(8/26日22:23配信)
とのことです。
支持率がアップしたのでは安倍首相も強気になるはず、残念ですが。
「森友学園」「加計学園」のことなど、もう遠い過去になってしまったのでしょうか。
誠意を持った説明など、まだ聞いてはいない気がいたします。

今日は、不安定な空模様でした。
関東方面では激しい雷雨に襲われたようですが当方は曇り、時折ザーッと降って来たり、
乱れた雲のその上にホウキ雲がかかっていたりでした。

小中学校の2学期も始まりました。
可愛い孫たちが返って行って淋しくなる おじいちゃん おばあちゃんも沢山目にします。
でも、ホッと疲れを癒している祖父母も多いのがホンネかと。
「孫は来て良し 帰って良し」は、本当です。
                           〈ゴマメのばーば〉
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ぼんやり眺めていました。

2018-08-27 06:13:38 | 日記
日曜日でしたので教会へ行きました。
今日は当番に当たっていますので、いつもより早く行って受付その他のお手伝いを、
しなければいけません。
幸い、今日は近所に住む長女がクルマで送って行ってくれましたので助かりました。
ひとバス早く行くとなりますと、通常より1時間はやく家を出なければなりません。
朝の1時間は同じ時間であっても忙しさの密度が高く、気が急きますので送ってくれた
娘にありがとうです。

礼拝説教の中で、牧師先生が懐かしい詩を紹介して下さいました。
八木重吉の詩です。

    『ああちゃん』
     
     ああちゃん!
     むやみと
     はらっぱをあるきながら
     ああちゃん と
     よんでみた
     こいびとの名でもない
     ははの名でもない
     だれのでもない

私も大好きな詩です。
「ああちゃん」、なんとやさしい響きでしょう。
多分、赤ちゃんが、初めて口にする言葉ではないでしょうか。
懐かしい言葉です。
口にしただけで安らぎを覚える言葉です。
涙が出て来そうな響きです。

バス停でバスを降り、我が家までの道をゆっくり歩きました。
片側が、まだ畑になっている場所で、私は「ああちゃん」と呟いてみました。
何だか、自分が小さな子供になったみたいな気がして懐かしいものに包まれた様な・・・

急に八木重吉の詩が読みたくなって、家に帰って着替えを済ませてすぐ、詩集のページを
めくりました。

     『万象』
                八木重吉
     人は人であり
     草は草であり
     松は松であり
     椎は椎であり
     おのおの栄えあるすがたをみせる
     進歩というような言葉にだまされない
     懸命に 無意識になるほど懸命に
     各各自らを生きている
     木と草と人と栄えを異にする
     木と草はうごかず 人間はうごく
     しかし うごかぬところへ行くためにうごくのだ
     木と草には天国のおもかげがある
     もううごかなくてもいいという
     その事だけでも天国のおもかげをあらわしているといえる

〈木と草はうごかず 人間はうごく〉
人間は、動きすぎて大切なものが見えなくなってしまったり、失ってしまうのかもしれません。
他人はともかく、自分にはそう言えるような気がします。

暑い日でしたが、秋の色をした空を、ぼんやり眺めていました。
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