ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

〈人権が、しっかり守られることを。〉

2023-04-30 07:53:28 | 日記
《「技能実習」と国内の人手不足を補うために外国人労働者を受け入れる「特定技能」の両制度について見直しを検討している政府の有識者会議は28日、技能実習制度を廃止して外国人労働者の確保・育成を目的とする新制度を創設し、特定技能と一体的に運用するよう求める中間報告をまとめた。》
                   〈毎日新聞4/29〉

と、報じられました。
そして、中間報告は
《途上国への技術移転という目的と、労働力の調整手段として使われているという実態が乖離(かいり)している技能実習については廃止を提言。
未熟練の外国人労働者を正面から受け入れる新制度を設け、労働現場で即戦力と位置づけられる「特定技能1号」につなげる仕組みを求めた。》

としています。

私は、以前からこの制度が実態とはかけ離れていることを感じていました。
労働現場では、人権がしっかり守られることを切に願っている者の一人です。

本日、居住する市では『シティーマラソン』が開催されました。
ひ孫のUちゃんも、参加したかったのですが、定員に入れず参加できませんでした。
パパは救護班の係員として参加。

朝は、曇っていたのですがスタート時刻には日差しが戻って来ました。
空を眺めながら、
〈みーんな、楽しく、怪我無く〉
と祈っていました。

  ☆ お互いに普段は殺意ない兵士 静岡 石垣いちご
         (毎日新聞4/29 「仲畑流万能川柳」より)
「戦い」が、スポーツだけならいいのに・・・
穏やかな空を見上げながら呟いた私です。
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福島第一原子力発電所事故の「始末」もつけられないでいるのに。

2023-04-29 07:12:46 | 日記
60年を超える原発の運転延長を可能にする法案が衆議院で可決されました。
「原則40年、最長60年」と規定されていましたが、経年劣化した原発を、重要なインフラだからと言って使い続けていいものでしょうか。
まだ、福島第一原子力発電所事故の「始末」もつけられないでいるのに。
先だっての調査によれば、野生のイノシシの体は、まだ基準値以上の放射線に汚染されています。
山の自然は、まだ汚れたままなのです。
もちろん、復興は進められています。
人が住む部分の狭い範囲では除染も進められ、僅かに人も住めるようにはなりましたが。
原発は、稼働に寄って生じる放射性廃棄物処理の場所すら決まっていません。
政府は「責任を持つ」と約束しますが、地元が反対であっても「強制施行」するとでも。

『災間に生かされて』 赤坂憲雄著 を読みました。
民俗学者の赤坂憲雄先生は、私の好きな学者先生です。
福島県立博物館の館長をなさっていた頃、私は先生の講座を受けに月1回、高速バスで参加していました。
東日本大震災後の東北地方の太平洋沿岸部を、何度も訪れその状況を語って下さったことは、今でも心に焼き付いています。
本書は冒頭で、次のように指摘しています。
《「災後はあきらかに、暗い不安に満たされています、将来への希望やビジョンがどうやらどこにも存在しないらしいことに、だれもが気づいています」「それはいずれ、底なしのさみしさに覆われています。そんなとき、わたしは災間という言葉に出会ったのです。わたしたちは災害のあとを生きているのではなく、災害と災害のあわいを、それゆえ災間を生かされているのではないか」》
と。
本書は、仮想された能舞台での5夜にわたる講演会、という問わず語りの形で語られています。
講座での先生の語り口などを思い起こしながら、人間て〈忘れっぽい生きもの〉であることを再確認したりしながら読みました。
本の中で紹介されていた「詩」もこころに残りました。

  逃げて怒られるのは
  人間ぐらい
  ほかの生き物たちは
  本能で逃げないと
  生きていけないのに
  どうして人は
  「逃げてはいけない」
  なんて答えに
  たどりついたのだろう

    (作者は13歳の少女・宮城県名取市 森田真由
     産経新聞 2016・7・28)
    
      

『災間に生かされて』 赤坂憲雄著 2023・1・18亜紀書房刊
【内容紹介】
 〈陸と海、定住と遊動、生と死、虚構と現実、セクシュアリティ…〉
   ──境界線が溶け合うとき硬直した世界に未来の風景が立ち上がる。

コメント (2)
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役立ってるかなぁ???

2023-04-28 07:17:13 | 日記
雨水をしっかり吸い込んだ木々の緑が朝の光に輝いていました。
キラキラと。
存在そのものの輝きを内在して。
そんな庭木やプランターの草花を目にした私は、元気を取り戻しました。
草木のエールが、疲労素を溜め込んだ私の心身に新鮮な血液を送り込んでくれたものでしょう。
「ありがとう」

図書館から予約の本が入った、とのメールが入りました。
予約した資料は、
  『私のことば体験』 松居 直/著  
台所仕事もそこそこに図書館へ出かけました。
先だって亡くなられた児童文学者・編集者の松居 直氏は、私の好きな作家の一人です。
子ども達が幼い頃、氏の絵本を沢山買い求め、読み聞かせをしました。
長男は、60歳を迎えますが、今でも絵本の言葉や絵を覚えています。
読み聞かせをしても、字を目で追う長女とは異なり、長男は絵をしっかり味わっての絵本との付き合いでした。
氏の作品『ももたろう』 絵:赤羽 末吉も大好きでした。

そんな経過もあって、図書館へ向かうバスの中で、『AIチャット君』に質問をしてみたのです。
 Q「桃太郎は鬼退治をしました。
  チャット君は、鬼は退治すべき存在だと思いますか」
質問とほぼ同時に「既読」の表示。
7秒で回答がありました。
 A【私は人間と鬼の区別をすることはありませんが、暴力は
  好ましい解決方法ではありません。
  代わりに、話し合いや妥協を見つけることが望ましいです。】

フムフムなるほど。
〈私は人間と鬼の区別をすることはありません〉
ですか。
人間、鬼にもホトケにもなりますからね。
〈暴力は好ましい解決方法ではありません。
代わりに、話し合いや妥協を見つけることが望ましいです。〉

文科省ならOK出すかもね。
続いて、
「鬼って、悲しい存在だとomoimasuka・・・
と、入力したところで図書館前の停留所に到着。
質問は、また後で、ということに。

ワイドショーなどで、「チャットGTP」の有用性や、危険性などに関して先生方が、様々な見解を述べられています。
私の、お遊び的バカバカしい質問は、チャット君の学習に役立ってるかなぁ???
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ただ、屈みこんで。

2023-04-27 07:09:12 | 日記
《内紛が激化しているアフリカ北東部スーダンから、在留邦人と配偶者ら58人が国外へ避難できた。》
と、報じられました。
このほか、フランスなどの支援を受けて13人も退避し、健康状態には問題がないとのこと。
とにかく、避難できてホッとしています。
しかし、まだスーダンの内紛が終わったわけではありません。
日本を含む国際社会は、スーダンでの停戦が速やかに行われるための尽力を惜しんではいけないと思います。

何だか疲労感が取れなくて、ブログも書かず、昨日からダラダラした時間を過ごしました。
何もせず、ただ空を眺めたり蘇芳桜を散らす風を眺めたりしていますと、「自分」と「自然」との境界とは何だろうと・・・
体の怠さはあるものの痛みと言うものが有るではなし、ぼんやりとしていますと「自分」が居なくなってしまった、というよりは「自分」という存在を意識しなくなってしまったとでもいう感じに・・・

軽い散歩に出ました。
国道バイバスの土手の雑草は、ここ数日で、あっという間に緑を濃くしていました。
ヨモギ・スギナ・ハコベ。
タンポポは黄色い花びらを全開させています。
この、小さな緑色の空間に寝そべって空を見上げ、草のそよぎを頬で感じ、草の息づかいも味わいたいと・・・
でも、人が通ります。
私が、寝そべっていたら、まずは具合が悪くなった老女との懸念、或いは痴呆が始まった人?と思われに違いありません。
と、考えますと、歩行者に迷惑が掛かるやもしれず、寝そべることなど出来はしません。
ただ、屈みこんで、スギナを1本手に取って、青い匂いを嗅いだ私でした。

「私」と雑草との「境界」って何?

  『草に すわる』
            八木重吉
  わたしの まちがひだつた
  わたしのまちがひだつた
  こうして 草にすわれば それがわかる
          (八木重吉詩集 より)

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〈ゆっくり休む〉ということで・・・

2023-04-24 07:13:45 | 日記
日曜日でしたので、教会の主日礼拝に出席しました。
本日は礼拝後23年度の教会総会です。
椅子に掛けて居るのは疲れますので、委任状を出して欠席にしようかと迷いましたが、何年かぶりでの総会出席となりますので「出席」ということに。

やっぱり疲れました。
家に戻って、ぬるくしたコタツで夕方まで横になってトロトロと。
思った以上に体力が無くなっていることを実感しました。
それに、目も疲れています。
こちらは、図書館から借りて来た本をついつい読み過ぎてしまったからです。
といっても、せいぜい2時間程ですが。

というわけで、本日ここまで。
「ゆっくり休む」ということに・・・
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