ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「ニーバーの祈り」に合わせて、

2021-12-31 06:58:29 | 日記
2021年最後の日です。
肺腺ガンと言う持病と併せて、今夏から自律神経系の不調も出てしまいましたが大分改善されました。
コロナ禍により、暮らしの中での行動にはかなりのセーブや変化を余儀なくさせられはしましたが、無事、大晦日を迎えることができ感謝です。

一日一日、必要な物が与えられて過ごすことができました。
ありがたいことだと感謝しております。
今年最後のブログは、昨年同様、「ニーバーの祈り」に私の祈りを合わせて新年を迎えたい私の思いを記させていただきました。

ブログに訪問下さった皆さま、コメントを下さった方々、ありがとうございました。
皆さまには、ご家族様共々、いいお年をお迎えくださいますように。
お正月は、当ブログへのアップはお休みいたします。
来年、1月8日からアップしていく所存です。
その時は、またよろしくお付き合いくださいませ。

   主よ、変えられないものを
   受け入れる心の静けさと
   変えられるものを
   変える勇気と
   その両者を見分ける
   英知を与えたまえ
        (ラインホールド・ニーバー)


     2021年12月31日 〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈青い空の波の音〉の中に溶け込んでいくのでしょう。

2021-12-30 06:52:28 | 日記
「朝、青い空にお日さまが輝いていました・・・」
小学生の作文みたいな私の書き出しです。
それも、低学年の日記並みの。
昨日、一昨日は共に雪が飛び交い、重たい雲が暗く広がる日でしたので、今日のお日さまは格別でした。
昨晩は、眠りが良好とは言えず、いや朝まで「眠った」感のない就眠タイムだったのです。
でも、この空模様に、モヤモヤ感が一挙に吹き飛んだような気分になれました。

朝食を済ませ、新聞に目を通してから散歩に出ました。
青空こそ広がってはいますが、気温はまだ上がっていません。
風も差し込むような鋭さを持っています。
襟元を暖かいウールのマフラーで被い、手袋もつけて出かけました。
私の好きな「田んぼの在る」散歩コースではなく、4号国道バイパスの土手の上を歩いてきました。
西の山並みは、真っ白な衣を頭からすっぽりかぶっています。
青い空とのコントラストは最高でした。
寒くても、この山並みの景色を見ますと、遠いご先祖様にでも遇ったような懐かしさが身の内からフツフツとわき上がって来る私です。
思わず、
「おはようございます」
と、ご挨拶をしました。
空を見上げて深呼吸も数回。
昨夜来のモヤモヤ感は大分薄れていきました。
まさに、「お天気屋」そのものを地で行く私であることを再確認。

「青い空」と言えば、やっぱり、谷川俊太郎さんの詩『かなしみ』が思い出されます。
もう、幾度となくこのブログにアップさせて頂いていますが、やっぱり今日も。
「青い空」、その深みには悲しみの色を忍ばせています。

   『かなしみ』
               谷川俊太郎
   あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
   何かとんでもないおとし物を
   僕はしてきてしまつたらしい
   透明な過去の駅で
   遺失物係の前に立つたら
   僕は余計に悲しくなつてしまつた


「今」と言うこの時も、いつか、〈青い空の波の音〉の中に溶け込んでいくのでしょう、きっと。
先ほど、郵便受けに配達員の方が、配達物を入れて行きました。
多分、昨日アマゾンで注文した谷川俊太郎さんの詩集『どこからか言葉が』だと思います。

         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残すところ、あと3日。

2021-12-29 07:45:58 | 日記
この冬一番の寒波で、各地から積雪の映像が届いています。
〈滋賀県彦根市では27日朝、気象庁が観測する積雪の平年比が3550%に達した。〉
とか。
聞いただけでもびっくりします。

当地、今朝も数センチの降雪はありましたが、大雪とはなりませんでした。
でも、昨日に引き続いて寒い一日。
ただ、家に閉じこもっているだけでした。
日射しがありましたので洗濯をしましたが乾きません。
室内に取り込み、暖房の設定温度を高くして乾かしました。
室内は乾燥していますので、少しは湿度計の数値が上昇するかと思いましたが、さほどの事はありませんでした。
冬の時期、乾燥に弱い私は、すぐに喉がイガイガしたり、鼻づまりを引き起こすため、布製(ガーゼ)のマスクを家の中で着用しています。
マスクの着脱の際に、「アベノマスク」を思い起こします。
「必要ですから、頂きます」と言って、10枚ほど頂いたとしても、在庫の数は減りませんが・・・

年の瀬も押し迫って来ました。
出費も増える時期です。
一概にコロナ禍といっても、仕事を失ったり、品物が売れなくなったりしているお店の方々には、つらい年の瀬だと思います。
クリスマスは終わりましたが、
喜びをもって迎えることができる人、
悲しみや痛みを秘めながら、御子の降誕を切に祈る人・・・
たくさんの数えきれないクリスマスがあったのでしょう。
そして、今年も残すところ、あと3日となりました。

昨日は、私の好きな批評家で随筆家の若松英輔氏の詩をお借りしてアップいたしました。
今日は、「御用納めの日」だったなぁ、と26年も前に退職した職場のことなど思い出しながら、今日も氏の「詩集」などを紐解いていましたので、紹介させていただきます。

   『天使の使者』
            若松英輔
   大切なことは
   ひとりのときに
   誰も聞いてくれない
   そう感じながら
   銀色に光る
   虚空に向かって
   語るがいい

   天使が記録するのは
   いつも
   孤独なつぶやき

   生者だけでなく
   亡き者たちの胸を
   烈しく
   ゆるがすような
   熱き言葉を
   空高く
   放つがいい
         (若松英輔詩集・「見えない涙」から)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『人が/何かを語るのは』

2021-12-28 06:52:18 | 日記
やっぱりの寒波でした。
朝の気温、マイナス6度。
室内でも比較的低い台所はプラスですが2度を示していました。

昨晩はよく眠れてラッキーでした。
11時近くに横になって何と、朝6時に目を覚ましたのです。
その間、トイレにさえ一度も起きません。
最近にない快挙。
思わず朝から拍手、誰に?

快挙と言えば羽生結弦選手、フィギュアスケートの全日本選手権で2年連続6回目の優勝を果たしました。
4回転半ジャンプこそ両足での着氷となりましたが、おめでとう、です。
(私のトイレの回数で思い起こしたりして失礼いたしました。)

いつでもそうなるのですが、パソコンに向かってブログへ「これ書こうかな」と、アタマの中で考えても、キーを打ち始めますと、別なことを記してしまいがちな私です。
まったく無関係ではなくとも、ある言葉に触発されて浮上してきた「思い」が文字を叩き出してしまうのです。
こうした性格の傾向は幼い頃からでした。
授業中に教師の発した、とある言葉から連想された思いが脳裏に広がり、かつ増殖(オミクロンの感染力以上の即刻)してしまいます。
結果、「先生のハナシ」を聴いていないことがバレてしまい、
『T、今、先生が言ったところ復唱して!』
などと言う叱責の言葉と共に、チョークが飛んできたりしました。
ほら、もう今も「ハナシ」は脱線です。
今日、書きたかったことは、私の好きな批評家で随筆家でもある若松英輔氏の詩「風の電話」(詩集・見えない涙)の中に記されている「言葉」だったのです。

  『人が
   何かを語るのは
   伝えたいことがあるからでではなく
   伝えきれないことがあるからだ
   言葉とは
   言葉たり得ないものの
   顕(あら)われなのである』

PS
この詩を思い出したのは、昨夜、連れ合いとくだらないことからクチ喧嘩となった時に連想したものでした。
耳の遠くなった連れ合いとの諍いなどから若松英輔氏の「言葉」など思い起こしてしまって、こちらも「ごめんなさい」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆ 歩数 227歩

2021-12-27 07:07:34 | 日記
日曜日でしたので、先週に倣って一人での主日礼拝をいたしました。
今年最後の主日ですから、一年の締めくくりという事でも教会へ出かけたかったのですが、行けませんでした。
このところ少し動き回り過ぎた感もあるのです。
失敗によるアクシデントも疲れの大きな要因。
昨夜は疲れもあってか寝つかれず、夜中の2時ごろ起き出して、茶の間のコタツに朝まで潜って過ごしました。
「猫はコタツで丸くなる」ならぬ「ばーばはコタツでまるくなる」
というわけで、朝の体調は良好とは言えません。
体のあちこちがギスギス言ってます。
それに、今朝は寒波到来。4~5センチほどの積雪もあった上に、冷たい風もやや強く吹いています。
近くに住む長女に送迎を頼むのもちょっとためらってしまい、タクシーとも考えましたが、ふらつき感もあり、道路で滑って転倒したりしてもいけませんので結果、お休みにさせていただきました。

一日中、ダラダラ過ごした感じ。
スマホのデータによれば、
 ☆ ウォーキングの距離 0.14㎞ 
 ☆ 歩数 227歩
アララララ。歩き始めの赤ちゃんか。
午後になってから、ゆっくり新聞を読みました。
知人(といっても、さほど懇意にしていた方ではありません。)の名前が訃報欄に載っていました。
淋しくなります。
そっと、掌を合わせて新聞を閉じました。

   『そのあと』

   そのあとがある
   大切なひとを失ったあと
   もうあとはないと思ったあと
   すべてが終わったと知ったあとにも
   終わらないそのあとがある

   そのあとは一筋に
   霧の中へ消えている
   そのあとは限りなく
   青くひろがっている

   そのあとがある
   世界に そして
   ひとりひとりの心に
   (『悼む詩』谷川俊太郎 詩 正津 勉 編(東洋出版)より)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする