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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

地雷除去

2009年12月08日 | Weblog
Mannar中心部から、かつて戦闘激戦地であったManthai Westの現場に入る前に、まずは地雷についてのちょっとした講義をうける。どんな形のがあって、どんな風に破裂するか/被害を与えるか、等々。

犬とかがその上を踏んだ瞬間、回転しながら地上約1メートルまで飛び上がり、周囲に爆破片を撒き散らせる地雷もあるとのこと。こんな兵器を考え出し、実際に設置した奴等の気が知れない。

説明の後、ちょっとしたクイズをうける。

1)地雷除去が完了した地域を通行中、足元に何かしらそれらしきもを発見したとする。どうするか。

「もと来た道を戻る」は誤りで、
「電話や無線で助けを呼び、地雷処理班が来るまで、その場を動かない」が正解

2)同行していた同僚が重傷を負ったとする。苦痛にあえぎながら、水を乞うその同僚に、水を与えてよいかどうか。

「緊急手術等で助かる見込みがあるのなら、水は与えない」が正解。そういえば、手術前数時間は、絶飲絶食が常識だった。
ちなみに「もし助かる見込みがないのであれば、最後の望みとしてその人に水を与えてください」と付け加える講義官。そんな状況に遭遇しないことを願う。

列車でGO

2009年12月07日 | Weblog
今日から北部の復興支援の状況を見にMannar事務所に出張。朝5時45分と暗いうちからColomboの中央駅を出て、Vavuniya駅に昼前に到着、約6時間の旅。ガタンゴトンと結構にぎやかだが、気にせずこと熟睡。車で移動するより、2時間ほど早い。最近になって、列車で動いてもよい(テロの可能性がなくなった)と安全面での許可が出た。

Vavuniya事務所で、ちょこっと打ち合わせをしてから、迎えに来てもらった車でMannar事務所に到着。「1年3ヶ月ぶりの訪問だ」と、現場スタッフが教えてくれた。過去のブログを見たらそのとおりだった。

The Colombo Plan

2009年12月05日 | Weblog
家から歩いて5分もかからないところにあるコロンボ・プラン事務所(写真)。今日まで、気がつかなかった。2005年にコロンボ事務所に赴任することを告げられた時に、まず思い浮かんだのが「コロンボ・プラン」と「コロンボ警部」。この建物を見て赴任前のドキドキ感を久しぶりに思い出した。

”コロンボ・プランとは、戦後最も早期に組織された開発途上国援助のための国際機関。主に技術協力を通じてアジア太平洋地域諸国の経済・社会開発を促進し、その生活水準を向上させることを目的とする。正式名称は「アジア及び太平洋の共同的経済社会開発のためのコロンボ・プラン」”だそう。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

ちなみにコロンボ警部(Lt.Columbo)とスリランカは全く関係ないようだ。

夕立続き

2009年12月01日 | Weblog
このところコロンボでは、夕立が多い。日中、暑すぎるんちゃうの?と思っていたら、案の定、夕方5時ごろから雷をともなう大雨が1時間ほど続いて、そのうちカラッと晴れる。ほぼ毎日その繰り返し。

雨が降るのは全くかまわないのだが、雷がちょっとでも鳴ると、通っているプールが「利用者の安全のため」ということで、使用禁止になってしまう。確かに落雷は怖いが、天候が落ち着いたら再開してほしい。

仕事を切り上げた夜7時ごろから泳ぎたいのに、夕方に雷が鳴っていたから今日はもう営業終了と言われてしまう。それが1週間に4,5日も続くとこちらの不満が募る一方、プール監視員陣は、早く仕事を切り上げる理由ができて喜んでいるみたいだ。