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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

避難民キャンプの人々の苦悶

2009年05月24日 | Weblog
昨日の国連総長の訪問について、今日も事務所内はその話で盛り上がる。

好意的な感想が多いものと思っていたら、昨日国連総長との質疑応答が無かったことについて、「避難民キャンプにいる親戚家族を連れ出すために、直談判したかったのに」という残念を通り越して怒っているスリランカ人スタッフが7,8名いて、浮かれ気味だった自分を反省した。

潘基文氏がどんな感想を残していたかは気になるところで、ニュースでは"I'm humbled"という表現が使われていた。「くじかれた」ということだが、国連機関の力の及ばなさ(避難民を思うように支援できない状況)に言及したのだろうか。彼は、"It was a very sobering visit, very sad and very moving"(今回の訪問は、非常に酷くて悲しい、とても考えさせるものでした)とも述べている。

同時期に取材に来られたBBCの記者が以下のように表現している。
Agony in Sri Lanka's refugee camp
Agonyとは、(精神又は肉体の)苦しみ, 苦悶を意味する(グローバル英和辞典より)。それをみて、あー、自分はこういう表現がしたかったんやと気がつく。語彙が限られていると、自分の置かれた状況や心情をうまく表現できない。あたり前やけど、そのことに気がついた。