Kオジサンの気の向くまま

日々のあれこれ・・・・・思いつくまま

秋の乗り放題バスで、山陽へ  そして山陰へ。 (第3日)

2017年10月17日 23時04分18秒 | 秋の乗り放題パス

(第3日)
第3日は岐阜に帰るだけの日でした。それでも、朝は松江の街を散策し松江城や宍道湖辺りを歩きました。
松江の駅を08時03分の列車に乗車しました。そして、私の最寄り駅である那加駅に着いたのが19時17分です。12時間近い列車の旅でした。長時間列車に乗車していましたが、列車に乗ることが好きです。それで、苦痛に感じません。見たいと思っていた餘部鉄橋を見ることが出来ました。
それにサプライズな出来事は瑞風に遭えた事です。私は瑞風の鉄仮面のような顔が好きでは有りません。でも、京都駅の0番ホームに停車する瑞風は、車体の色と言いデザインと言い、アノ姿は憧れの気持ちを掻き立てる列車だと思います。
米子駅と鳥取駅で女子高生の(女子高生と決め付けていますが、書道甲子園みたいなものが有るのではと想像しています)「瑞風の書」を目にしました。これは、これから起きる事の序曲的な出来事だったのかも知れません。

乗車した列車の時刻表示です。ほぼ、定時に運行していました。
松江(08:03) - 米子(08:37) 米子(08:39) - 鳥取(10:25) 鳥取(11:09) - 浜坂(11:52) 浜坂(12:07) 
- 豊岡(13:16) 豊岡(13:19) - 福知山(14:35) 福知山(14:55) - 園部(16:13) 園部(16:17)
 - 京都(16:53) 京都(17:01) - 米原(17:58) 米原(18:18) - 岐阜(19:05) 岐阜(19:09) - 那加(19:17) 
列車の接続で、米子駅、豊岡駅と園部駅は列車がホームに着くと向かい側に列車が待っていると言った状況でした。それに米子から園部まで、全てがワンマンカーである事を発見しました。

松江城へ

(6:27)
6時過ぎに、ホテル・クヌートを出て松江城に向かいました。
ホテルから北に歩いて来ると大橋川の河畔へ来ました。
ここは宍道湖への遊覧船の発着場となっているところでした。
川を漁船が次々と宍道湖に向かって行きました。



行き交う漁船。
漁船同士の朝の挨拶を目にしました。
声を出して挨拶するのでなく、お互いの顔を見て手を挙げていたのです。
漁業に携わるもの同士。
手を挙げて挨拶を交わす。
その姿がカッコ好いと思いました。




魚場へ急ぐ漁船。
ジョレンと言うのではなかろうか。
長い竿の先にシジミ採りの道具が着いています。





新大橋の上から。
向こうに見える橋が大橋で、その向こう側が宍道湖大橋です。
宍道湖に向かう船が何隻も通過して行きました。




松江は水の都と言うイメージがします。
縦横に水路が発達しています。
松江のサイトを開いたら実際に、「水の都」と表現していました。





水面に木陰が写っています。
この川は松江城のお堀に繋がっています。






遠くに松江城が見えました。
松江城を目標に歩いてきましたが、時間的な制約があり、城の下までは行けません。
でも、小さくても城の姿を目に出来て良かったです。





水燈路と言うイベントのポスターを目にしました。
9月から10月が、イベントの期間です。
土曜と日曜日を中心にライトアップするのでしょう。
http://suitouro.com/
出雲地方です。
神無月でなく、神在月となっています。

松江城

松江城のお堀まで来ました。
ここの場所。
堀川遊覧船乗場となっています。





城内への道。
ここから先へ進むと天守閣の方向に進みますが、時間が有りませんので、ここから引き返しました。
ヨシズの上屋が見えます。
あの場所で菊花展が開かれるのでしょう。
もう準備が出来ていますので後は菊の鉢を持ち込むだけなのでしょう。







何本も行灯が並んでいました。
水燈路と言うイベントで使用している行灯です。
目に留まったのが、この行灯です。
どじょう掬いまんじゅうと言うので、おおば比呂司のイラストが載っています。

水燈路と言うイベント。
想像できますが、どのようなイベントか。
見てみたくなりました。





松江城のお堀の横を歩きました。
何羽かカモが居ました。
松江城は石垣の綺麗なお城だと思いました。
この付近。
提灯が下がっていました。
水燈路と言うイベントのものでしょう。



宍道湖大橋

宍道湖大橋まで歩いて来ました。
幅の広い橋です。

ネットで調べたら、当初は2車線でオープンし、改良工事で4車線にしたと有ります。
ソロソロ混み合い出す時間でした。



宍道湖大橋の上から。
宍道湖でシジミ漁を採っているのでしょう。
漁船が何隻も見えます。





橋の上から、シジミ漁の漁船が見えます。






ジョレンでシジミを採り、船上へ引き上げていました。



松江駅に来ました

松江市内を歩き、松江駅まで来ました。



リトル・マーメイド

リトルマーメイド シャミネ松江店です。
ここへ入ります。






朝食がまだでして、朝食を摂ろうとリトルマーメイドに入りました。
イギリスのハチミツフレンチ。それに塩パンです。
塩パンが、まだ暖かく美味しかったです。



松江駅

これから松江駅の中に入ります。
そして、入った途端。沢山の人が階段を下りてきました。
列車が着いたのでした。




米子行き

プラットホームに上がると4両編成のディーゼルカーが停まっていました。
先ほど、沢山の人が降りてきたのは、この列車からだと判りました。
この列車、「快速通勤ライナー」です。出雲市をスタートして米子まで行きます。
7時42分に松江駅に着いて8時03分発となっていまして20分ほど停まっていました。
車体には鳥取砂丘の風紋が描かれています。
山陰海岸ジオパーク列車です。






(8:04)
列車の車窓から。
列車は8時03分に松江駅を出て高架を走り出しました。
松江駅から東松江駅までは複線になっています。







(8:07)
列車の車窓から。
広い運河のような川ですが、大橋川です。
風が無く、煙が真っ直ぐ上に上がって行きます。
前方に橋が見えます。松江だんだん道路の縁結び大橋です。







(8:18)
列車の車窓から。
遠くに橋が見えます。
地図で確認すると、大根島へ渡る大海崎橋だと思います。



鳥取行き


8時39分発の鳥取行きです。
米子行きがホームに着いた時、向かい側で既に待っていました。
この列車。
2両なのですが、「とっとりライナー」と言う快速で、ワンマンカーです。




(8:43)
列車の車窓から。
雲が掛かった大山が見えます。
左側が雲に隠れていて伯耆富士と呼ばれる形を見せています。





(8:54)
列車の車窓から。
淀江駅を過ぎた辺りです。
風力発電の風車が見えます。
海岸線で、何基も並んでいました。




(9:27)
列車の車窓から。
下北條駅で停車しました。
「北栄町は名探偵コナンの作者。青山剛昌先生のふるさとです」と書かれています。
右はようこそ北栄町と言う町の案内地図です。地図にマリーナ大栄とか、道の駅大栄が載っています。
恐らく大栄と言う町なのでしょう。大栄の駅は由良駅でした。ここもコナン駅となっていました。
想像ですが大栄町と北条町が合併して、北栄町が出来たのだと思います。
由良駅の駅前にはコナン通りが有り、「青山剛昌ふるさと館」が設けられています。



鳥取駅


鳥取駅に着きました。
列車の出発までに少し時間が有りましたので、外に出てみました。





左は駅の売店。アベ鳥取堂です。
ここでお昼に食べるかに寿しを買いました。
右は鳥取駅の改札口です。






鳥取駅の階段に瑞風の書が貼ってありました。
鳥取東高校と書かれています。
昨日の米子駅と言い、今日の鳥取駅と言い、二日続けて瑞風の書を目にしました。2駅以外にも同様の書が有るのかも知れません。福知山駅でも女子高生の書を目にしましたが、こちらは「紅葉」と言う唱歌の歌詞でした。
瑞風が山陰本線に来る事も有るのでしょう。
女子高校生がタスキ姿で大筆を振っている様子が想像できます。


浜坂行き

11時09分発の浜坂行きが2番線ホームで待っています。
1両のワンマンカーです。





アベ鳥取堂のかに寿しです。
車内の混み具合は、混雑していません。4人掛けのシートを占めました。混んで来たら、勿論座ってもらいます。
車窓から山陰の景色を眺めながら、いただきました。
遠くには日本海が見えます。ビールをやり、カニの寿しを楽しむ。
時間に追われない旅行。
最高の贅沢の1つと言えるでしょう。




(11:37)
列車の車窓から。
青い日本海が見えます。
間も無く、東浜駅です。


浜坂駅

浜坂駅に着きました。
次の豊岡行きには少し時間が有りますので駅の外へ出てみました。
浜坂駅は浜坂温泉と湯村温泉の最寄り駅です。





再び駅の中に入って来ました。
そして、地下道を通り2番線ホームに来ました。
豊岡行きの普通列車が待っています。



豊岡行き

13時19分発の豊岡行き快速列車です。
この列車もワンマンカーとなっています。


餘部鉄橋

餘部駅に停車しました。
鉄骨のベンチが見えます。
恐らく橋脚だった部分を持って来たのでしょう。

餘部駅は高い場所に有ります。列車に乗るとなると下から上がって来なくてはなりません。
階段が有るのでしよう。
上りがキツイのではと思います。





餘部駅で前方を望みました。





餘部駅で前方を望みました。
1分にも見たない時間、ホームに足を下ろしました。
女性が橋を見に来ています。
ここは新しい橋になりました。かつては鉄橋でしたが、今はコンクリートの橋に変わりましたので、鉄橋と呼べなくなりました。




(12:21)
列車の車窓から。
列車が発車しました。
旧線の線路が確認できます。






列車の車窓から。
エレベーター塔です。
この塔。余部クリスタルタワーと名付けられていますが、まだ工事中のようです。
工事が遅れています。





列車の車窓から。
3本の旧橋脚が残され、一番端のところが見えます。





列車の車窓から。
餘部湾の景色が広がります。




列車の車窓から。
広がる眺望。
橋の高さが良く判ります。




(12:27)
列車の車窓から。
山陰の美しい海岸が見えます。
間も無く香住駅です。




(12:52)
列車の車窓から。
大きな洞穴が見えます。
この辺り。竹野海岸です。






(13:08)
列車の車窓から。
城崎温泉駅を過ぎて円山川に沿って走ります。
城崎温泉駅では特急こうのとりが出発を待っていました。
車外を見ていて、城崎温泉駅まで電化している事が判りました。






もう直ぐ終点の豊岡駅です。
ワンマンカーで料金を表示しています。



福知山行き

豊岡駅に着くと向かいのホームに2両編成の福地山行きが待っていました。
この列車もワンマンカーです。
この列車。13時19分に発車します。






(14:15)
列車の車窓から。
前方の線路。PC枕木です。
電化区間で電柱が並んでいます。






(14:32)
列車の車窓から。
福知山が近付きました。
窓が高い珍しい列車を見かけました。
なんと言う列車なのだろう。





福知山駅

福知山駅に着きました。
次の列車の発車までに、20分ほど時間が有り、駅の外へ出てみました。
左は福知山駅の改札口です。




園部行き

14時55分発の園部行きが入線してきました。
この列車。
2両編成ですがワンマンカーです。







(14:56)
列車の車窓から。
福知山駅を出て直ぐに、福知山城が見えました。




京都行き

福知山からの列車が園部駅に着きました。
園部駅でも、京都行きの列車が反対側のホームに停まっていました。
今まで2両編成の列車でしたが、園部からの列車は4両編成です。
この列車。16時17分発です。






1両目の車両で、この席に座っていました。
でも、席を立ち運転席の後ろへ行きました。






(16:35)
列車の車窓から。
運転室の後ろで、前方が良く見えます。
反対方向から列車が来ます。







(16:35)
列車の車窓から。
左側に見えるのは嵯峨野観光鉄道のホームです。







(16:36)
列車の車窓から。
眼下に嵯峨野観光鉄道の線路が見えます。紅葉が始まっています。
地図では嵯峨野線は桂川を橋で渡り、嵯峨野観光鉄道はその下を通過しています。





列車の車窓から。
桂川を地図で確認しました。
川がヘアピンカーブの形で大きく流れが変わり、向こうから流れて来ています。





列車の車窓から。
保津峡駅を通過します。







列車の車窓から。
保津峡に架かる鉄橋を渡ります。

桂川で保津川下りが行われるところです。検索すると平成元年に複線電化工事が完成したと有ります。工事の完成後に嵯峨野トロッコ列車が運行するようになりました。
列車は工事で完成した区間を5分ほどで駆け抜けました。新しい線路。そして旧線の嵯峨野観光鉄道を眺める事が出来ました。




(16:40)
列車の車窓から。
前方の駅。嵯峨嵐山駅に着きます。
多くのプラットホームの人たち。
ラッシュが始る時間帯です。


瑞風

(16:52)
列車の車窓から。
瑞風①
列車が京都駅に近付きました。
右に瑞風が見えだしました。
見えて、瑞風ダーと言う感じがしました。





列車の車窓から。
瑞風②
瑞風と並走する形になりました。





列車の車窓から。
瑞風③
瑞風と並走します。






列車の車窓から。
瑞風④
窓から顔を出す車掌。





列車の車窓から。
瑞風⑤



京都駅

(16:53)
列車の車窓から。
普通列車が京都駅の33番ホームに入って行きます。






瑞風⑥
京都駅、0番ホームです。
瑞風の先頭車両を見れました。
何人もの人が写真に納めていました。






瑞風⑦
写真に納めている人を後ろから撮りましたがピンボケでした。
この状態からも瑞風の人気が判ります。






瑞風⑧
こちらもピンボケでした。
京都・大阪←→下関。
車両の入口でCAが迎えています。
恐らく、瑞風は下関に向かって出発するのでしょう。





瑞風⑨
2番ホームから見えた瑞風です。

京都行きの普通列車が京都駅に着く寸前。瑞風と並走しました。
このような所で瑞風に遇えた。サプライズでした。
園部駅を出るまでは座席に座っていました。そこから離れ、運転室の直ぐ後ろに立ちました。この位置に立ったから瑞風を目にする事が出来ました。ラッキーな事でした。
米子駅や鳥取駅で女子高生の「瑞風」の書を目にしました。書を見たことと、瑞風の車体を目に出来たことを結びつけて捉える事が出来ました。良かったです。





瑞風⑩
瑞風の車内です。



敦賀行き

2番ホームに敦賀行きの新快速が入線してきました。
この列車。
17時01分に出る列車です。




米原駅

米原駅の8番ホームです。
列車が入ってくるのを待ちます。




豊橋行き

18時18分発の豊橋行き普通列車が入線してきました。


下麻生行き

岐阜駅の3番ホームで出発を待つ下麻生行きです。
19時09分に発車します。
列車に乗車するのも、もう少しです。


那加駅

那加駅に着きました。
長い列車の旅でした。


感想
8時03分、松江発の列車に乗り始めて、終りが高山線の那加駅で19時17分に着きました。長い列車の旅でした。でも、列車に乗るのが好きでくたびれていません。車窓から見える山陰海岸。とても綺麗でした。特急列車でも車窓からの山陰海岸を楽しめますが、餘部駅のホームに足を下ろす。こんな事が出来るのも、普通列車の良いところです。車窓からの景色を楽しみながら駅弁を食べました。贅沢なひと時を過ごしました。
山陰本線の東半分を乗った乗った形です。複線化や電化の状況が見れました。






三日間の旅を終えて
・人との出合い
岡山行きの普通列車で乗り鉄の男性と一緒になり、情報を貰いました。倉敷のユースホステルでは、お喋り好きのペアレントママと話しをしました。それに伯備線の車掌には丁寧に応じて貰えました。何れも一期一会の出合いでした。人と触れ合えました。
・タマタマの面白さ
倉敷で泊まりましたが、その日は阿智神社の祭礼の日でした。お祭りが有るから泊まったのでなく、旅行プランを立てた結果がお祭りの日で、街中の屏風が見れました。
境港駅に着くと大型の船が入港して来るのが見えました。それで港に行って見ました。2台のバイクが走って来たのを見かけました。船からのランプウェイが着岸し、真っ先に2台が飛び出して来たのでしょう。フェリーで北海道へ行った事が有りますので、バイクが飛出す様子を想像できました。
園部からの列車で運転室の後ろに移りました。その前までは座席に座っていました。タマタマ運転室の後ろは誰も居なく、あの場所なら前方が良く見えるだろうと思い、移動しました。そして、タマタマ瑞風を目にする事が出来ました。あの時に、その気が起きなければ瑞風を目にする事は出来ませんでした。
・鉄道の旅
三日間。長い鉄道の旅でした。どこまでが電化区間で複線になっているか、目にする事が出来ました。それに新しくなった餘部鉄橋を見れて良かったです。
・最後に
このような思いがけない出来事。自分で練った手作りの旅行だからだと思います。
秋の乗り放題パスは青春18キップの時程混雑しません。三日間続けて旅行しなければならない短所が有りますが、上手に使えば、利用方法は無限大だと思います。
今回、使ってみて病みつきになりそうです。

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