Kオジサンの気の向くまま

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5/18、油脂の世界を覗いてみよみゃぁ~   太田油脂㈱を見学

2016年05月18日 21時52分00秒 | 見学 ゆうゆうなごや

今日は、「ゆうゆうなごや」で岡崎市の太田油脂を見学する計画になっていました。集合場所はJR岡崎駅でした。ところが、私は間違えて名鉄東岡崎駅に行ってしまいました。一旦、頭に誤ってインプットしてしまいますと、中々修正が利きません。集合場所に集合時刻になっても、誰も現れません。この段階で焦り出しました。リーダーと連絡を取りました。そして、資料を確認したら集合場所を間違えていたと気がつきました。それで、急遽、タクシーで太田油脂へ直行しました。
遅れて辿り着き、合流できました。合流ができたのですが、タクシードライバーが太田油脂の場所を明確に知っておらず、工場の方に車を付けてしまったので、社員の方に迎えに来て貰うハメになりました。
うかつでした。
遅れてでしたが、合流できてヤレヤレと言う気分。リーダーに迷惑をかけてしまって申し訳ないという気分。複雑な心境でした。

私が到着して、早速DVDの試写から進めてくれました。
担当してくれたのは柴田さんと言うお嬢さんでした。
太田油脂は明治35年に創業してから100年と言う社業を続けてきたという紹介から始まりました。
食用油の説明です。太田油脂は食用の油を製造している説明していました。油には「油」と「脂」があると言いました。この時、私はハットしました。脂と言う字は月(ニクズキ)に旨(シ)と書きます。旨(シ)と言うのは美味いという意味です。例えば、食レポーターが、豚肉で、甘味が有る美味しい脂の味がする等と言ってレポートしたりします。まさに、脂は「旨い」言う字が使われている事に、その時、気が着きました。



あぶら館と言う建物です。
見学者用の視聴覚室と売店が設けて有ります。
遅れて来た私を綺麗なお嬢サンが迎えに、出て来てくれました。



玄関のウエルカムボードに私たちの名を掲げて向かえて貰えました。



DVDの試写です。
エゴマの花です。エゴマと言うとゴマの仲間と思いがちですが、シソの仲間です。
オメガ9脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸と、各種有りますが、オメガ3脂肪酸は体内で製造できないので、食品から摂取する必要が有ると話されました。
また、油を製造する工程ですが、1.搾油。2.脱酸。3.脱色。4.脱臭。と言う過程で製造していきます。原料から搾っていき、色や臭気を除くようにします。その行程は真空で行うと言っていました。



DVDを見た後に工場に向かいました。
こちらは原料を入れるサイロです。
トラックで運んで来た原料がこの中に貯蔵される訳ですが、運んで来る車はダンプカーのような車なのだそうです。有蓋のダンプを想像しました。車を傾斜させ原料を投入すると言っていました。



右が搾油工場で、脱酸、脱色工場へと続いていきます。
工場と工場は4~5本の鉄パイプで結ばれて居ます。このパイプで油を移送しています。
油でも、菜種油とかごま油と、色々の油が有りまして、ローテーションで製造していると話していました。
想像ですが、今週はサラダ油の週だとなる訳です。



こちらは包装工場です。
遅れて来た時に外から撮影しました。
案内された時、こちらの内部を小窓から見せて貰いました。
コンベアを油のボトルが流れて来て、箱に詰める作業をしていました。





あぶら館に戻り、ごま油を搾油する体験です。



ジャッキを使って、下から押し上げ圧力をかけます。
ジワ~とごま油が出てきました。
あの、ごま油の香ばしい臭いが漂って来ました。



ごま油を搾った後の状態です。




油の違いのテイスティングです。



一般的な、えごま油と同社製のえごま油を試してみました。
同社の油の方がさらっとした感じでした。
色が薄いのは精製すると色を除去できるからだそうです。

精製と言う言葉。
柴田さんと話していたのですが、例えば砂糖。
砂糖を精製すると、黒砂糖から白砂糖に変わて行きます。そのようなものですねと喋っていました。




最後に。
社屋の表に置れていた石。
この時、私はこの石を見て何とも思いませんでしたが、道祖神だという声が聞こえました。



感想。
蒲郡駅の南にごま油の工場が有ります。清水港でクルーズした時も製油工場を見かけました。何れも、海に近い場所です。原料の調達からどうしても、海に近い場所となるのでしょう。
今回は内陸地の製油工場を見学しました。DVDの中に昭和35年頃の旧工場の姿が写りました。それに「あぶら館」の中にも搾油の器具が展示して有りました。
前時代は手仕事的に進めていたのが、近代的な工場へと代わってきたのが判りました。特に包装工場は一昨年の秋に新工場が完成しました。最新鋭の設備となっていることと思います。
100年続けてきた製油業。そのようなものを感じました。

コメント (2)
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