滋賀県湖南市の湖南三山へ行ってきました。
善水寺、常楽寺、長寿寺の順に車で巡りましたが、どの寺も紅葉の時期で美しかったです。
三ヶ寺とも歴史が古く国宝に指定されています。
いずれも優美な檜皮葺きで美しい曲線の屋根になっています。
三つの寺が湖南三山と言われるようになったのはそれ程古いことでは有りません。
平成16年10月に石部町と甲西町が合併して湖南市が誕生しました。その翌年から湖南三山として売り出し始めました。三寺とも歴史有る古いお寺なのですが、湖南三山として売り出され始めて、まだ、最近のことであります。
湖東三山のように多くの人が詰め掛けることも無く、お参りが出来ました。
最後の長寿寺を訪ねた時、リュクサックを背負った人を何人か見かけました。JR石部駅まで列車で行き、駅から徒歩で寺を拝観してみても良いでしょう。
湖南三山めぐりのパンフです。
湖南三山の地図。
この辺りには、3箇寺が集まっています。
善水寺
善水寺境内のモミジ。
最初に訪ねたのは善水寺です。
綺麗な屋根の曲線です。
善水の由来を表示した岩と流れる水を汲みました。
時の天皇が病に罹り、天皇家へ寺の水を献上したところ、治癒され、その水が善い水だと言うことから寺の名が善水寺となったそうです。
庫裡から見た外の景色です。
寺が高い場所にあり、お城から見下ろしているような気がしました。
左側は鐘楼になっています。腰掛けてスケッチをする女性がいました。
緋の毛氈。
ここで、お抹茶を戴きました。
常楽寺
2箇所目の常楽寺に着きました。
檜皮葺きの美しい曲線をした屋根です。
本堂の脇に三重の塔が聳えています。
本堂の裏側に石仏が有り、石仏1体1体に寺の名がつけられ、西国三十三ヶ寺となっていました。
廻って来ると、西国三十三ヶ寺をお参りしたと言うご利益が有ります。
常楽寺、境内のモミジ。
長寿寺
3箇所目の長寿寺に到着です。
国宝と刻まれた立派な石柱が門の脇に建っていました。
こちらも檜皮葺きの屋根です。
本殿横のモミジ。
柱に手を当て願をかけます。
この柱と仏様は布で結ばれています。
秘仏の子安地蔵のご開帳が五十七年ぶりに有りました。
訪ねた25日はご開帳の最後の日でした。
長寿寺の境内。
紅葉が真っ盛りでした。
感想
湖南三山を訪ねました。
湖南三山は湖東三山のように坂を登らなくても参拝できる、良い寺々でした。
丁度、紅葉の時期となっていて、紅葉を楽しむ事が出来ました。