競馬はサスペンスドラマ

　冬季オリンピックで盛り上がっている中、恐縮ではありますが、今回の話題
は競馬です。今週は12日が祝日なので、月曜日でも中央競馬が開催されました。

　その日のメーンレース、2番人気から9番人気までが、何と同じ系列の牧場の
馬だったのです。早い話、８頭が身内だった訳です。１番人気の馬は系列外で、
何やら大相撲理事会での、主流派対非主流派の対決を連想してしまいました。

　１対８では勝ち目がないだろうと予測していたところ、案の定、１番人気の
馬は５着に沈んでしまいました。先頭を行く馬に前を塞がれ、２頭の馬に右側
を塞がれ、左は柵、言わば出口のない状態に包み込まれてしまったわけです。
包み込んだ馬は３頭とも身内同士、１着から４着まで身内の馬が独占です。
余りの見事な連係プレーに、思わず感動してしまいました。

　戦いで負けない秘訣は、相手の３倍の兵力で攻めることなんだそうで、この
ことを「三対一の法則」と言うそうです。３倍で負けないと言われているのに
８倍ですもの、負けようがないではありませんか。１番人気の馬が負けること
を予想して、３連単を的中させたことにも、１人感動してしまったのです。