出前講座やります

　先日、《ワンダーグーつくば店》を担当している方からお電話を頂きました。どんな用件
かと思いきや、「ベーカリーコーナーでストレスについてのセミナーを企画したので、講師
を引き受けてもらえないだろうか？」というご提案だったのです。チョッと面食らいましたけ
どね、面白そうな提案でもあったので、今日店舗の下見に行って来ました。
　　　　　　　　　　　　　　　
　ベーカリコーナーでセミナーなんて出来るのかな？　行くまでは心配だったんですどね、
イメージしていたよりずっと広々として、とても快適な空間だったので安心しました。
　　　　　　　　　　　　　　　
　セミナーと言うと教室でやるのが相場ですけど、教室の雰囲気は閉鎖的で硬いですか
らね。ストレスの話をするには、今回のようなオープンな雰囲気は向いているかもしれま
せんね。新しいセミナーの形を提案できたら今後の活動が広がるかもしれない、というこ
とで講師をお引き受けすることに致しました。
日程は、７／２１， ８／４， ８／１８ の３回セット、午前の部は１０：３０から９０分、午後の
部は１３：３０から９０分の予定で、それぞれ行う予定です。是非話をききに来てください。

通常総会終わりました

　　　　　　今回、５回目の通常総会となりました。
　　　　　　　
　結婚や転勤で活動に参加出来なくなった人もいれば、新たに活動に
参加してくれる人もいたりして、現在１８名で運営しています。

　私が子どもの頃、ほとんどの子どもが好きな物として「巨人」「大鵬」
「卵焼き」の３つが挙げられたものですが、私は３つとも嫌いな変な子
どもだったようです。その傾向は今も残っていて、他の誰かと同じこと
をやるのは潔くないような気がして、少しでも独自色を出すことにやり
がいを感じています。

　自分のやりたいことをやっていて、よく人がついて来てくれるね、と
言われても仕方ないのですが、「類は友を呼ぶ」と言うでしょ？　一貫
した志で活動していると、不思議と同じ志を持った人が集まって来てく
れるんですね。ＮＰＯを立ち上げた当初、余り懇意にはしていなかった
人から、「ブレないようにした方が良いですよ。」とアドバイスされたこと
があって、その言葉が今でも頭に残っているんですね。

　今年はどんな仕事が出来るんでしょうね、自分でも楽しみです。

　

　　

「今日が残りの人生の始まり」

　看護師さんの力ってスゴイんですね。拒食症で先週転院した青年ですが、
入院して２日目には１２００㌔カロリーの食事を摂ったそうです。私がお見舞
いに行った４日目には、１４００㌔カロリーの食事をしたと話してくれました。

　それまで野菜と水分しか口にしなかったのに、どうして病院食を口に出来
たのか尋ねてみると、「看護師さんと涙を流しながら口論して吹っ切れた。」
んだそうです。拒食症を治すには、やはり入院しないとダメですね。だって、
カウンセリングでは涙を流しながらの口論なんてしないですものね。

　食べられなかったこれまでの生活はリセットして、《今日が残りの人生の
始まりだね》　と伝えて帰ってきました。実はこのセリフ、前日放送されたサ
スペンスドラマのセリフだったんですね。

　拒食症とは関係なく、今年もフェイジョアが満開の花を咲かせてくれました。
　　　　　　　　　　　

摂食障害は大変だ！

　　　　　　　摂食障害は厄介です。拒食症の場合は特に大変！　
　先月飛び降り自殺を図った青年がいます。骨折だけで済んで一命は取りとめ
たのですが、幸運だったと言う他ありません。その青年が拒食症だったのです。
肉も魚も受け付けず、口に入るのは野菜と飲み物だけ。以前９０㌔あった体重
は、４０㌔まで減ってしまいました。そんな状態で介護の仕事をしていたのです
から、仕事を続けていたこと自体が驚きですーしかも夜勤までしていたとか。

　痩せることにどんな思いでいるか尋ねると、「体重計に乗って、数字が減って
いると嬉しくなる」んだとか。　ダイエット中の女性と同じ心理なんでしょうね？
そんな相手に食事をして体重を増やせと言っても、拷問にしか聞こえないでし
ょう。　治療が拷問になってしまうところに、拒食症の難しさがあります。

　拒食症は、入院して治療するほかないと思います。しかも自殺願望が消えて
いないので、なおのこと入院が必要なケースです。幸いにも、骨折治療中の病
院から精神科の病院に転院することが出来ました。 こうしたケースでは、家族
にだけ任せるのではなく、私も同行して入院を見届けるようにしています。入院
してくれて当面の危機は脱したのですが、この後もかなりの抵抗が予想される
だけに、これで全く安心という訳にはいかないでしょうね。
一波乱起きるのは覚悟していなければ、と思っています。