正社員が消える日

　私の孫が今年大学に入り、地方公務員も就職の選択肢とするようなことを言っていました。そこで茨城県の自治体では、正規の職員が何割位いるのか調べてみて驚きましたよ。平均で60%、正規の職員が半分以下という自治体が４市もあるんです。

　どうしてこんなに非正規雇用が増えてしまったんでしょう。私の勝手な想像ですが、発端はマクドナルドの日本進出にあると思っています。マクドナルドの接客はマニュアルが全て、マニュアル通りにやれば新人でもベテランでも同じように仕事が出来ます。他の業種でもマニュアル化が進むにつれて、正規雇用でなくても良いじゃないか、賃金の安い非正規雇用で間に合わせよう、ということになったのは必然の成り行きです。

　　
　正社員は管理者だけで、他の社員は名前だけはオシャレなフリーランス、なんていう時代がくるのでしょうか。ＡＩに管理された人間が反乱を起こす、というSF映画を見た記憶があります。このまま正規雇用が減り続けて、映画が現実になったりすることはないのでしょうか。せめて孫には、就職試験に落ちないよう、取あえずは一生懸命勉強しておけと伝える積りです。
　

体質改善実感！

　食事に気を付けていたにも拘わらず、１２月の血液検査の結果、血糖値を示すHbA1cの値は8.4でした。これはかなりヤバい数値だったので、甘い物には手を出さないように、果物も朝食後にしか食べないように、大好きな清涼飲料水には見向きもしないように、更に節制に努めることにしました。

　すると不思議なことに、２月に入った頃から、口の中がいつも甘く感じるようになったのです。例えて言うなら、お口の中が「糖度３」になっている感じなのです。気のせいかと思ったらそうではなく、甘い物を我慢していると体の代謝やホルモンバランスが変化し、実際に口の中が甘く感じるようになるそうです。

　そのせいか、１月にはHbA1cが8.2に、２月には7.8まで右肩下がりに下がってきました。今週はお彼岸ということもあって、お供え用に家内が牡丹餅を買って来ました。一口だけ味見してみたら、甘すぎてとても二口目を食べる気は起きませんでした。安価な牡丹餅だったせいもあるかもしれませんが、体質が改善して、甘さに敏感になったのは確かなようです。

シャボン玉効果

　灰色だった冬の空が、いつの間にか明るい弥生の空に変わってきましたね。いつまでも背中を丸めていないで、時には空を見上げてみましょうよ、とは言っても、ただボーっと空を見上げていたら、変な人に間違われかねませんよね。そんな時にお勧めなのがシャボン玉です。
　　
　シャボン玉を見ていると気分が良くなりますが、それは何故でしょう？　シャボン玉を見る時って、自然に顔が上を向きますよね。そうすると自律神経が整えられ、リラックスして気分が良くなるんだそうです。桜を見上げて気分が良くなるのも、これと同じ理由からでしょう。県内の開花予想は25日前後だそうです。

　ただボーっと空を見上げていると変な人に間違われかねませんが、シャボン玉をしていれば、せいぜい暇な人と思われるくらいでしょう。100円ショップに行くと、実に色んなシャボン玉グッズが並んでいて目移りしてしまいます。弥生の空にシャボン玉をとばしましょう。

”恋愛”を語釈してみました

　語釈とは言葉の意味を説明することで、国語辞典で意味を調べた時、最初に載っている説明文が語釈です。2013年に公開された「船を編む」という映画、ちょっとした話題になって私も観に行きました。その中で、”東”の語釈の一例として、「北を向いた時、右手のある方角が東です。」というやり取りがありました。その時は、「あぁ、なるほど」と感心して、思わず笑ってしまいました。今度は舟を編むのテレビ版が、BSのNHKで始まりました。
　
　言葉の意味を説明するのはとても大変ですが、とても面白いことでもあります。私もAIに手伝ってもらいながら、”恋愛”の語釈を体験してみました。なぜ恋愛を取り上げたかというと、ここ１０年来、恋愛が破たんした人達と仕事上関わることが多いからです。恋愛は、”恋”と”愛”が一つになった言葉です。恋の語釈は、「お互いに強く惹かれ合う気持ち」。愛の語釈は、「お互いが相手を大切に思う気持ち」。従って恋愛の語釈は、「お互いに強く惹かれ合いながら、双方が相手を大切に思う気持ち」ということになります。

　その中でも特に注視して頂きたいのは、愛には「自己愛」と「他者愛」があるということです。自己愛というのは、自分を大切に思う気持ち。他者愛というのは、他人を大切に思う気持ち。自己愛が大き過ぎると他者愛は小さくなり、この２つはどうやら反比例の関係にあるようです。自己愛と他者愛の程良いバランスは、恋愛関係だけでなく、人間関係全てにおいて重要なのかもしれませんね。