こんな夫婦がいたんだねー

　耳が聞こえず目も見えない女性と結婚して、京都の丹後山中に住んで
いる人がいます。目の見えない人のボランティア活動をしていて知り合っ
たんだそうです。　どうやって気持ちを伝え合うんだろうなと思っていたら、
「触手話」という方法があるんですね。指と指でやり取りするのを見ました
けど、テレビドラマを中継することも出来ちゃうんですね。

　それにしたって、二重のハンディキャップを負った人と暮らすなんて、誰
にでも出来ることじゃありませんよ。イライラもせず、穏やかな表情でいら
れるのは、ホントすごいことだと思います。　「この人に是非私の悩みを聴
いてもらいたい」そう思わせるカウンセラーがいるとしたら、こういう人なん
でしょうね。まだまだ未熟な自分を感じてしまいます。

　どうしたらこんなに辛抱強く出来るんでしょう？　しかもちっとも辛そうに
せずに、ですよ。　インタビューの中で、「相手が満足して、初めて自分も
満足できる」そう答えていました。自分の満足を優先するのが一般的で、
だからあっちでもこっちでも諍（いさか）いが絶えないんでしょうけどね。

　　　　　　　　　私もマダマダ修行が足りません！

今日は映画に

　久しぶりに空き日が出来たので、「フォーカス」という詐欺師の映画を
観に行きました。
　　　　　　　　　　　　　
　「脳は２つを同時に処理できない」というのは主人公のセリフですが、
「焦らせれば人はだませる」ということにもなるんでしょうよね。
　ところで、男性より女性の方が催眠にかかりやすいことはご存知で
すか？　女性の７５％に催眠にかかりやすい傾向があって、２５％の
女性はとっても催眠にかかりやすいんだそうです。

　特にだまされやすいタイプがあるそうだから、注意して下さいね。
①限定物に弱い人： 「今回限定」「当店限定」とかに弱いんです。
②自信のない人　 ： 優しくされると、つい安心しちゃうんです。
③怒らない人　 　　： 嘘をつかれたって許しちゃうんです。
④好みが定かでない人：何でも試してみたくなっちゃうんです。
⑤我慢強い人　　　： だまされているなんて信じようとしないんです。

　　　　　１つでも該当していたら、要注意ですよ！！

正直は損か得か

　正社員目指して就活中という、３０代の女性が相談に来ています。いくらハードルを
下げても、なかなか採用にならないんだそうです。不採用の理由は、彼女が膠原病
（こうげん病）だからです。これはとても厄介な病気で、免疫力が低くなってしまうので
感染しやすく、紫外線を浴びると火ぶくれを起こしてしまうんだとか。
　「病気を隠していて、後でバレるのは嫌だから」ということで、面接ではいつも正直に
病気を告知していたんだそうです。そんな彼女も流石にガッカリして、正直を続けること
に迷いを感じるようになりました。　告知の必要のない職場だってありますものね。
　ところが彼女には、これまで私にも話していないことがあったのです。胸に１ｃｍ位の
しこりがあって、組織検査を勧められていたんですね。　＜以下は二人の会話です＞
　私「もし正社員になっていたら、採用になったばかりで休暇下さいなんて言いづらいね」
彼女「採用早々休むのは嫌だから、検査は先延ばしにするかもしれませんね」
　私「もし悪性だったら、先延ばしにして取り返しがつかなくなっちゃうかもしれないね」
彼女「正社員に拘ることはないかもしれませんね、手術になれば４０万位は必要だし」
　私「そうだね、取りあえず４０万貯めることを目標にしてみようか。正社員に採用されて
　　　いなくて良かった、ということになるかもしれないよ」
彼女「そうですね、アルバイトでもいいから探してみます」

正直で就活が上手く行かなかったことが、彼女の命を救う結果になるかもしれませんよね。

タバコは身を助ける？

　私の知人が、危うく山で遭難するところでした。日帰りする積りで、栃木県にある
女峰山という山に一人で登ったんです。ところが山は怖いですね、急に天候が悪変
して雪まで降り出したんだそうです。急いで下山しようとしたのですが、道に迷って
滑落してしまい、２日間も動けずに過ごしました。
　　　　　　　　　　　　　　　標高は2483m,結構高い山です
　捜索のためのヘリコプターも出たのですが、上空から人の姿を見つけるって難しい
んですね。そこで彼は、のろしを上げることを思いつきました。ここで必要なのが、木
を燃やすための火です。たまたま彼は喫煙家だったので、いつもライターを持ち歩い
ていたんです。小枝を集めてたき火をし、のろしを上げることが出来たので、上空の
ヘリコプターに発見してもらえたそうなんです。発見が遅れていたら生命の危険もあ
ったとかで、まさに間一髪でした。
　「芸は身を助ける」と言うけれど、「タバコも身を助ける」結果になりました。タバコを
喫わない人は、ライターなんか持ち歩かないですものね。こんな時、自力で火を起す
なんてこと出来ませんよ。タバコは厄介者扱いで、私も十数年前に禁煙してますが、
「何が幸いするか分からないよなァ」なんてことを考えされられた出来事でした。