親子の距離感

　両親が離婚調停中の男の子、別居しているお父さんと久し振りに会いました。
お父さんがあれこれ話しかけるのですが、子どもはゲーム機を操作するばかり
で、一向に答えようとしません。そう、無視しているのです。

　イジメ問題で取り上げられることもある無視ー無視するのは、どうしてなの
でしょう？　一番大きな動機は、「あなたが嫌いだと伝えたい」。次は「あな
たとは距離をおきたい」、ということでしょうか。この男の子、ゲームに関す
る質問には、言葉少なではあっても答えていたので、きっとお父さんと距離を
置きたかったのかもしれません。

　お父さんに、「お父さんが子どもの時は、どんな遊びをしていたんですか？」
と聞いたところ、「私もゲームばかりやっていましたね。マイペースなのもこ
の子と同じです」とのことでした。似た者同士だったんですね。

　似た者同士というと、私、磁石を思い浮かべるんです。磁石のℕ極とℕ極ー
Ｓ局とＳ局、似た者同士です。２つを近づけるとはじき合ってしまうでしょう。
親子関係も磁石みたいなもので、近すぎると反発し合うんじゃないでしょうか。
お父さんから、「今日は少し寂しい気がした」というメールが後から来たので、
「焦ることはありませんよ」と返信しました。

　

　

条件反射で早起き

　夜が明けるのが随分早くなったね、と挨拶されたりするのですが、朝寝坊が常習の
私にはピンときません。そんな私ですが、土曜日と日曜日の朝だけは決まって早起き
をしていました。お気に入りの競馬新聞が、売り切れない内に買いに行くためです。

　6/29に断競馬宣言をしたので、もう競馬新聞は不要になって、早起きする必要もな
くなったはずなのに、どうしたことか先週も今週も、土曜日・日曜日と朝早く目が覚
めてしまいました。これってもしかして「条件反射」？と思ったので、条件反射で早
起きが説明出来るのか、考察してみることにしました。

　私たちが、楽しいことを思い出したり想像する時、脳内にドーパミンが出て来ます。
その結果私たちは、幸福感を覚えるわけです。そしてこのドーパミン、酵素の作用に
よってノルアドレナリンに変身します。これがやる気の元となります。楽しいことを
考えるとやる気になるのは、ノルアドレナリンが出来るからなんですね。

　条件反射というのは、何かが引き金となって、ノルアドレナリンが出来ることでは
ないか、というのが私の推論です。私の場合は、競馬のある土曜日・日曜日が引き金
となっていたのです。断競馬をしていたにも拘わらず、ノルアドレナリンが出来てや
る気になり、だから寝ていられなかったのでしょう。コロナの危険も顧みず、平気で
夜の街に繰り出す人にも、きっとノルアドレナリンが出来ていことでしょう。


　

　


　
　

羊かんと鰻

　境町での講座が終了し、ストレスセラピスト中級講座がやっと完了しました。コロナで
不安な状況であったにも拘わらず、大勢の方に熱心に取組んでもらえたことが、今回最大
の喜びです。参加された方には、心から感謝です。
　　　　　　　　　　　　　　　　（境町中央公民館から）
　その日は家内と２人、羊かんと鰻で軽く打ち上げをしました。ただ、羊かんの後味と鰻
の後味が複雑に絡み合い、白ワインで口直しをしたのですが、食べ合わせとしてはお勧め
出来ないかもしれません。

　これで残るは上級講座だけとなりました。これからテキストの編集作業に入るのですが、
完成するまでは大変だけれども、一番楽しい時期でもあります。野菜や果物の収穫を待つ
気持ちだったり、日曜大工で何か作る時の気持と一緒かもしれません。誰かと収穫や完成
の喜びを分かち合いたいんですね。だから面倒で大変だけれども、楽しく頑張れちゃうん
だと思います。
　上級講座は、来年１月～３月にかけて、下妻・古河・境で２日間づつ実施する予定です。
それまでにテキストを完成させますので、どうかお楽しみに！