仕事で面倒なことに直面した時、国連の高等弁務官だった緒方貞子には、随分勇気付けられました。国際紛争地に単身乗り込む姿を見る度に、この程度の問題で逃げ出すわけにはいかないなと思い知らされたものです。今でも面倒なことに直面する度、当時の緒方貞子の姿を思い起こすようにしています。
その緒方貞子の交渉と言えば、粘り強く交渉して問題を解決する、という姿勢が特徴でした。ところが時には、心から怒りを表に出して、「NO!」と交渉を拒否することもあったようです。NOと言うところまでは私も真似することが出来るのですが、そこから先の結果は全く違ったものになります。
緒方貞子の場合、NOと拒否しても自分の思い通りに局面が動きました。私の場合は、NOと拒否して関係が途絶えてしまいます。NOと拒否しながら関係が途絶えない、これはもう人間の器の違いでしかないのでしょう。比較すること自体恐れ多いのですが、多少なりとも近づきたいものだと願っています。
その緒方貞子の交渉と言えば、粘り強く交渉して問題を解決する、という姿勢が特徴でした。ところが時には、心から怒りを表に出して、「NO!」と交渉を拒否することもあったようです。NOと言うところまでは私も真似することが出来るのですが、そこから先の結果は全く違ったものになります。
緒方貞子の場合、NOと拒否しても自分の思い通りに局面が動きました。私の場合は、NOと拒否して関係が途絶えてしまいます。NOと拒否しながら関係が途絶えない、これはもう人間の器の違いでしかないのでしょう。比較すること自体恐れ多いのですが、多少なりとも近づきたいものだと願っています。