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元気UPブログ

心が元気になるような記事を紹介するようにしています。

気付きの3段階

2025年08月21日 | 日記
 警察署長が女性職員にセクハラ発言をした、というニュースが流れました。この署長さん、自分の発言は余計なお世話だったと、本当に分かっているのでしょうか。本音は、老婆心からアドバイスをしただけだ、と思っているのではないでしょうか。このように、自分が問題を起こしていることに気付いていない人を、「ビジター」タイプと言います。パワハラやストーカーも、同じビジタータイプの人達です。
 
 このタイプを注意したり叱ったところで、何の効果もありません。まず周囲が迷惑していることを教えなければなりません。相談で最も手こずるのがこの第Ⅰ段階です。次は、その原因は誰にあるのか知ってもらう第2段階です。ここでは社会が悪いとか、相手のためだとか、言い訳をして抵抗します。これを「コンプレイナント」タイプと言います。このタイプは自分が悪いとは思っていないので、いくらお説教をしても効果はありません。イライラして疲れるだけです。

 その原因はどうやら自分にあるようだ、と言うことが分かってやっと第3段階です。ここまできて初めて、問題を解消するために自分は何をすべきか、答えが見つかるのです。これを「カスタマー」タイプと言います。踏み切内で写真を撮る迷惑外国人観光客、あれはビジタータイプです。列車に撥(は)ねられたイラストを表示するとか工夫をしないと、何が問題なのか彼らには認識してもらえないでしょう。
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気持ちを伝える

2025年08月14日 | 日記

 夏目漱石が英語教師をしていた時、生徒にⅠlove youを訳させたところ、その生徒は「我、汝を愛す」と訳したそうです。それを聞いた漱石先生、「日本人はそんなことは言わない、(月が綺麗ですね)位に訳しておきなさい。」と言ったとか。男の私には知るすべもありませんが、女性の心にはどちらの言葉が響くのでしょうか。このエピソードは後の人の創作ではないかと言われていますが、漱石ならあり得る話かもしれません。

 Ⅰlove youをAIならどう婉曲的に訳すのか、興味が湧いてきたので訊いてみました。「気付いたら、いつも君のこと考えてるかも」とか、「君といると、他に何も要らない気がする」とか、何パターンか答えてくれました。しかし何れも、「月が綺麗ですね」には遠く及ばないように、昭和生まれの私は感じるのです。AIは上手に説明することには長けていても、気持ちを感動的に伝えるのは今いち、なのかも。

 今月13日は迎え盆、「ゆっくり過ごしてください」と念じてお迎えするのですが、感謝の気持ちを伝えるもう少し気の利いた言葉はないものでしょうか。「月が綺麗ですね」のエピソードを思い出して、今年はそんなことを考えてしまいました。他の方は、どんな言葉でお迎えしているのでしょう?来年の迎え盆までには、気の利いた言葉を見つけたいものだと思っています。

 



 
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デジタル化やIT化は誰のため

2025年08月07日 | 日記
 小学校の授業でタブレットが使われるようになって、6年くらい経つでしょうか。紙の教科書は、いずれタブレットに置き換わる運命にあるようです。現場の教師から色々弊害が報告されているにも拘わらず、一体誰のためにデジタル化が進められるのか、不思議ですね。
 
 マイナンバー制度が始まって10年経ちました。マイナンバーを使うメリットがこれまで全くなかったため、未だに私はマイナンバーカードを作っていません。またカードを作っていないデメリットも、これまで感じたことはありません。当然ですが、銀行口座や保険証がマイナカードと紐づけされることもありません。元々マイナンバー制度は、貧民層にサービスを提供するために考えられた、インドのアーダール制度を参考にしたものだそうです。それではわが国では、一体誰のためにマイナンバー制度を普及させようとしているのでしょうか。

 ある日の新聞のコラムに、セルフレジを取り入れるスーパーが増えたけれど、タッチパネルを使えない目の不自由な人には不親切だ、という記事が載っていました。デジタル化やIT化は、誰に利益をもたらすために進めるのでしょう。不利益を被る人の存在は無視しても良いのだろうか、と疑問を感じてしまいます。私のようにマイナンバーカードを作っていない人は、未だに22%いるそうです。これは時代に取り残された人達なのでしょうか?それともIT化に批判的な人達なのでしょうか?
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田舎の暮らしどう変わる?

2025年07月31日 | 日記
 近年我が家の周辺では、高齢者の2人暮らし世帯化が進んでいます。勿論我が家も妻と2人、東隣はお1人様、その隣もそのまた隣も2人世帯です。相続して住む人がいなくなったら、一体どうなるのでしょう?心配は空き家だけではありませんよ。雑木林を相続した友人がボヤいていました。木を伐採して土地を活用しようとしたところ、伐採して処分するのに1本10万円かかると言われ、そのまま放置してあるそうです。
 
 日本の人口は、2050年には1億人を下回ることが確実と言われています。相続した家や土地の管理は、益々難しくならざるを得ないでしょう。一方、世界の人口は増え続けて97億人に、その内インド人は17億人、中国人は13億人になるそうです。ざっと3人に1人はインド人か中国人です。

 外国から人と資金が流入してくるのは自然の流れで、私の友人だって高額を提示されたら渡りに船、処分に困っている雑木林なんて手放してしまうでしょう。私の隣家にだって、いつ外国人が住むようになるか分かりません。何といっても3人に1人は、インド人か中国人なんですから。今や田舎でも隣人同士の関係は希薄になっていますが、お隣に誰が住もうと、友好的に暮らして行ければ何の問題もないかな、と思っているところです。

 

 
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お花の生き残り戦略

2025年07月24日 | 日記

 夏山は今まさに高山植物の花盛り、と言ったところでしょう。ところでその高山植物ですが、何百年も何千年も前から、そんな高い所に花を咲かせていたのでしょうか。洋の東西を問わず、戦に負けた人達は山に逃れてひっそりと暮らして来ましたが、高山植物を見るにつけ、そうした落人(おちうど)をついつい連想してしまうのです。

 標高が高くなるに従って、気温は下がり、強い風が吹き、土壌も痩せてきます。最初からそんな過酷な環境を選ぶ植物はいないでしょう。しかし、温暖で土壌が肥えている所ほど生存競争は激しく、生き残るのは大変です。生存競争に敗れた種は、少しづつ高い所へ、過酷な環境へと追いやられて行きます。私たちが高山植物を目にした時、(可憐だな)と感動するのは、戦に敗れた落人のような変遷を、無意識に感じ取るせいかもしれませんね。

 ただ、多くの人が高山植物を見て感動するのは、小さくても花を咲かせているからです。葉っぱだけで花がなかったら、可憐だなとか、こんな所で良く頑張ってるなとか感動することはなく、目も止めないかもしれません。私たちにだって植物同様、生存競争の苦手な人もいます。どこでどう暮らそうと、高山植物のように花を咲かせてもらえたら良いな、と思うのです。
 
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