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元気UPブログ

心が元気になるような記事を紹介するようにしています。

嘘も真実に

2025年05月15日 | 日記
  
「嘘も誠心誠意つけば真実になる」と言ったのは、三木武吉という政治家です。あの吉田茂と同時代の人で、今の自由民主党を作った立役者ですが、知っている人の方がマニアックかもしれませんね。流石に座右の銘とは言えませんが、名言というよりは迷言として、結構いけてるんじゃないかと思うんです。

 誠心誠意嘘をつくというのは、私利私欲のためではなく、一生懸命ついた嘘は、嘘と分かっていても人を動かすことがある、という意味です。だから真実として世論の流れを変えたり、現実を変えることにつながるのでしょう。この点が、フェイクニュースや今時の政治家と根本的に違うところだと思います。

 pv数欲しさのおふざけ、白を切って誤魔化そうとする政治家、三木が見たらどう思うでしょう?嘘が良いとは言いませんが、少なくとも昨今の嘘には、三木のような高潔さを微塵も感じることが出来ません。7月には参議院選挙が予定されています。候補者は様々な公約を掲げますが、実現する積りで誠心誠意語っているのか、大衆受けするために語っているのか、見極める必要があります。もし大衆受けを狙っているのであれば、それはpv数欲しさのユーチューバーと、何ら変わるところはないと思うのです。





 
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「かなしみ」という詩から

2025年05月08日 | 日記
 100分で名著、今回のテーマは詩人の谷川俊太郎です。私が詩を読んで感傷的になっていたのは二十歳前後で、その後サッパリ詩を読むことはなくなっていました。谷川俊太郎の詩も読んだことはなかったのですが、名前だけは知っていたものですから、取あえず1回目だけでも見てみようと思ったわけです。

 解説を聞いていて、私がどうして詩を読まなくなったのか、その理由が分かりました。詩は立ち止まりながらゆっくり読むもので、先を急いで読まない方が良いですよ、とのことでした。就職して忙(せわ)しなく生活している内に、次第に詩と疎遠になっていったようです。この時一番印象に残ったことは、かなしみは普通は悲しみや哀しみと漢字で書きますが、(美しみ)や(愛しみ)と書いてもかなしみと読ませるそうです。
 
 そして「かなしみ」という感情こそ、もっとも美しい、根本的な感情であるようです。確かに、愛情を感じていない対象に対しては、かなしいという感情は起きませんものね。反対に、かなしいという感情が起きれば、他人を害したりすることは出来なくなるはずです。今はテレビを見ながらうたた寝をするほど、時間はゆっくり流れています。詩を読むのに、今は適齢期なのかもしれません。お気に入りの詩集を探す、これからやってみたいことの1つに加えようと思います。
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やり残したことありませんか?

2025年05月01日 | 日記
 TVドラマでは、余命宣告された主人公が、やり残したことを5つとか10とか書き出してトライする、なんて言う話がありますね。私は余命宣告されたわけではありませんが、元気な内にやっておきたいことって何だろう?と考えてみたんです。そうしたら、ドラマのように感動出来そうなことは思い付かないんです。
  
 私、ものぐさで出不精なんですが、それでも少しはモチベーションが上がりそうなことは、幾つかありました。1つは以前お話した、聖地巡礼。青春時代に住んでいた街、赤羽・北千住・成増を巡って、ついでに安上がりにクリスマス気分を味合わせてもらった、御茶ノ水のニコライ堂にも行ってみたいですね。

 もう1つは、これまで考えたこともなかったのに、国立博物館を巡ってみたい、と昨日パッと思い付きました。私、古代史が趣味なのですが、読書では分からないものを博物館に行くと教えてもらえそうです。国立博物館は、東京・京都・奈良・福岡の4つあるそうです。美術館に比べると、博物館には地味な印象があります。そのせいかこれまで積極的に足を運ばなかったと思うのですが、福岡から北上するか、東京から南下するか、などと考えていると、少しづつテンションが上がりそうな気がしてきます。
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凄いぞ EMDR

2025年04月23日 | 日記
 EMDRー心理療法の用語ですが、聞きなれない言葉ですね。カウンセラーでも知らない人が多いと思います。Eはeyeの頭文字で、「眼球運動による脱感作と再処理」という意味になります。どういう場合に用いるかと言いますと、トラウマで困っている人に大変有効な心理療法なんです。
  
 トラウマというのは、過去の出来事が現在の生活にまで影響を及ぼしている状態、のことです。トラウマのカウンセリングはとても困難ですが、トラウマ治療で効果を上げているという医師が、テレビで紹介されていました。その時は治療名などは教えてくれなかったのですが、その後いくつか書店を回って、それがEMDRという治療法だということを知りました。十数年前のことです。
  
 テレビでは、小さなLED電球が左右に点滅する場面が紹介されていました。私にはそのような電子機器を用意する余裕がないので、最初はボールペンを左右に動かしたりしていましたが、最近はチョットお洒落に、マドラーを使っています。子どもの頃の嫌な体験は、トラウマになりかねません。しかし本人はトラウマと気付かない場合が多いので、周囲の大人が早く気付いて治療に結びつけることが重要です。
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ノーと言わせない話し方

2025年04月16日 | 日記

 話し方には、いくつかのパターンがあると思うんです。感情的な話し方、理性的な話し方、上から目線的な話し方。皆さんはどのパターンで話すことが多いでしょうか?相手に「ノー」と言わせないようにするには、理性的な話し方が必要です。人は利益がなければ動いてくれません。ですから、私の言うことを聞くとこんな利益がある、ということを相手に納得してもらう、そのためには理性的な話し方が必須です。win-winの関係を目指す話し方です。

 ところが、相手の利益など考えず、自分の考えを押し付ける人がいます。これをゴリ押しと言います。トランプ関税などがその良い例です。ゴリとはカジカのことで、川底にいるカジカを追い立てて捕まえる漁法に由来しています。追い立てられたカジカは、大慌てするしかありません。

 更に高圧的なのは、不利益をちらつかせて相手に迫る話し方です。これは、強要とか脅迫と言われるものです。関税交渉のために、間もなく代表がアメリカに行くそうです。是非win-winの関係を作って帰国して欲しいものです。但し、利益の何倍もの不利益を持ち帰られては困るし、その不利益を一般国民に押し付けられては尚困ります。


 
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