元気UPブログ

心が元気になるような記事を紹介するようにしています。

中毒、本当の恐怖

2014年12月22日 | 日記
 私達の脳は、嬉しいことがあるとドーパミンを出してくれます。そしてこのドーパミンを
受容体がキャッチした時、幸福を感じるんですね。ただ、この状態がいつまでも続くと
受容体が壊れてしまうので、時間が来るとドーパミンは回収されてしまいます。
        ドーパミン受容体はこんな形をしているそうです
 危険ドラッグや麻薬を使うと、嬉しいことがないのにドーパミンが出て、幸福感に浸れ
ます。但し薬で放出されたドーパミンは、回収されることがありません。幸福感が長く続
く代わりに、受容体が徐々に破壊されて行くのです。次に同じ量のドーパミンが出ても、
受容体が壊れているから全てのドーパミンをキャッチ出来ず、前と同じ幸福感を得るこ
とは出来ません。 同じ幸福感を得るには、前回よりも大量のドーパミンが必要となり、
そのために薬の量を増やさなくてはならなくなります。これが中毒の仕組みです。
 そして、薬でドーパミンを出す度に受容体が壊され、どんなにドーパミンが溢れ出よう
とも、やがて一切の幸福感を得られなくなってしまいます。どんなに嬉しい事ががあっ
ても幸せを感じられない、幻覚や幻聴より、これこそが本当の恐怖ではないでしょうか。
この点を、教育やキャンペーンで強調してもらいたいものです。


 
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想定外でした

2014年12月15日 | 日記
 私たちが会議に使うのはほとんどが公民館です。公民館では入室の時間が
10分前とか30分前とか決まっていて、その前には決して入れてもらえません。
例えロビーにお客様が溢れていようと、融通をきかせてはもらえないのです。
ところがです、かすみがうら市の「やまゆり館」は、全く素晴らしい施設でした。
1時間も早く着いたのに、快く入室させてもらえたのです。暫く待つしかないと
覚悟していたのに、これは想定外でした。 お蔭でスタッフ一同、とても気持ち
良く仕事が出来ました。
          
 石岡市民会館では、プロジェクターとパソコンのコンセント料金を請求されま
した。とてもきめ細やかな料金設定で、これもまた想定外でした。
          
 今回の講座は4時間の長丁場なので、途中2回の休憩を入れています。たま
たまリハビリ体操の出来る受講者がいたので、休憩時間に教えてもらうことに
しました。お蔭でまたリフレッシュして後半を開始することが出来たのは、これ
また想定外だったかも。



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Yさんの心配

2014年12月08日 | 日記
 Yさんは、がっしりした体格の40代男性です。カウンセリングなどとは全く縁
がなさそうな感じがします。ところがこのYさん、極度の心配性だと言うから驚
きです。特に健康状態については過敏で、ちょっとした数値の変化も、すぐ重
大な病気と関連付けてしまいます。 血圧が少し高いと(高いと言っても数値は、
上が125、下が80です)、脳梗塞が心配になります。飲み屋のママさんから
「飲み過ぎないようにね」と言われると、(もしかしたら顔色が悪いのかな)と
心配して、その晩は眠れなかったそうです。翌朝鏡を見たら、本当に顔色が
悪かったのですが、それは寝不足のためだったからに違いありません。
 ただこのケースを、Yさんは心配性だから、と笑って片づけるのは危険です。
かの芥川龍之介は、「ただボンヤリとした不安を将来に感じて」自殺してしま
いました。こうした心配性のことを、全般性不安障害と言います。
 そんなYさんに、ドーパミンの話をしました。「楽しいことを考えたり、好きなこ
とをしている時にはドーパミンが出る、ドーパミンが不安を退治してくれますよ」
それ以来ドーパミンがキーワードになり、好きなゴルフ道具の手入れをしたり、
ゴルフショップに出かけたりと、ドーパミンを意識して生活しているようです。
 素晴らしい効果のあるドーパミンですが、間違った方法で出そうとすると中毒
の危険のある厄介な代物です。中毒については次回ご紹介することにします。

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脳科学が今、面白い

2014年12月01日 | 日記
 脳科学の進歩ってすごいんですね、3年前の知識が役に立たないんだそうですよ。
「サイエンスZERO」という番組でも、記憶に関する新発見の紹介をしてました。
この番組、アシスタントの南沢奈央が可愛いので、科学オンチの私が見ている唯一
の科学番組なんです。
 記憶には「海馬」という器官が関係している、というのは定説ですが、どうして記憶
されるのかそのプロセスがより深く分かってきたんですね。私たちが寝ている間に、
これまで体験した記憶は、なんと10倍速のスピードで再生されているんだそうです。
この再生が毎晩くり返されるから、記憶が長期間保存されるようになるんですね。
 嫌なことが頭にこびりついて気分転換出来ないのは、多分このプロセスのせいで
しょう。とすれば、このプロセスを利用することで、上手に気分転換することが可能に
なるんじゃないでしょうか。例えばですよ、嫌なことがあった時、「これは良いことだ
とその都度脳に言い聞かせるんです。すると寝ている間に、「良いことの記憶」として
再生されるじゃないですか。これなら簡単に気分転換出来そうな気がするんですけど、
如何なものでしょうか? 
 いずれにしても、脳科学の知識が日常生活の中に活かされるようになれば、色んな
分野で恩恵がありそうです。

 

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