私の節約術

　ご近所からは、私が好きなことを気ままにやっていると思われがちですが、節約するところは
節約したり、結構気苦労があるのです。今回のコロナ騒動では迷惑も被りましたが、感染予防を
名目に外食を減らしたところ、大幅に交際費を削減することが出来ました。この２年間で外食は
１回だけ、交際費の節約につなげています。

　車は洗車代を節約して時々手洗いしているのですが、雨予報の時は車庫から出して、自動雨洗
車することにしています。ただし、小雨の時は却ってホコリがこびりついて汚くなるので、自動
雨洗車は大雨の時に限るようです。

　ここ数年、毎年のようにズボンのウエストがきつくなっていくようなんです。それなら緩めの
サイズにすれば良いと思われるかもしれませんが、ゆるゆるのズボンを履くのは、私の美学が抵
抗するのです。かと言って履けなくなるのはもったいないので、体形をズボンのサイズに合わせ
るべく、室内自転車を踏んだり階段上りをしたり、これも節約の一環かもしれません。

　デフレ、デフレと言いながら、最近は物価が上がっているようです。その割に所得は増えず、
このままでは生活必需品も買えない「ハイパーインフレ」なんていう時代が来ないとも限りま
せん。ご用心、ご用心。

　



　

１０年一区切り

　自分の性格を振り返ってみると、私、かなり飽きっぽい性格をしているんじゃないかと
思うのです。１０年一昔と言いますが、飽きるのも１０年周期みたいなんです。２０代の
頃はスキーに夢中になり、毎年雪が降るのを待ち焦がれていました。３０代はゴルフに夢
中になって、明け方からやっている河川敷のゴルフ場で、９ホール回ってから会社に行く、
なんてことをやっていました。
　　　　　　　　　　　　　　
　スキーもゴルフも夢中になった割には上達せず、やる気が起きなくなって見切りを付け
た時期が１０年目、ということなのでしょう。１０年と言えば、孫とおじいちゃんの関係
も転換期を迎えるようです。小学３年まで手をつないで歩いていた孫の女の子が、４年生
になったとたん、急に手をつなぐのを嫌がるようになったのです。ちょうど孫１０才。

　夫婦関係も１０年目が転換期になっているようです。日本の場合、離婚までの平均年数
が１１年ということなので、見切りを付けるのが１０年前後、ということなのでしょう。
飽きっぽい性格の私が、夫婦関係だけは見切りを付けず、来年は結婚５０年ー金婚式を迎
えるというのは驚きです。それとも、見切りを付けなかったのは妻の方、なのでしょうか？　
前回はGo Toトラベルを利用しなかったので、来年再開されることがあれば、噂に名高い
あの「星のや」に宿泊しようと思うのです。

暴力事件はナゼ起きる？

　先日京王線車内で、ビックリするような事件が起きました。死刑になりたくて
刺傷事件を起こしたと言うのです。巻き込まれた人にとってはこれ以上ない迷惑
だし、これから車内でタバコを喫っている人がいても、うっかり注意することも
出来なくなってしまったではありませんか。

　どうして、死刑になりたいと思ったり、他人を傷つけようと思ったりしたので
しょう？　死刑になりたいと思うのは「自傷願望」、他人を傷つけたいと思うの
は「他傷願望」。いずれも、孤独に陥った時に起こる願望だと言われています。
あの事件を起こした人の中では、２つの願望が同時に起きていたのでしょう。

　ただ私達は、めったに孤独になど陥ったりしないものです。誰からも関心を持
ってもらえないという「見捨てられ感」と、自分は何も出来ないという「無力感」
に同時に襲われた時しか、孤独に陥ることはないからです。孤独は、単なる寂し
さとは違います。
　コロナのお蔭で、活動範囲も活動対象も狭まってしまいました。こんな時こそ、
自分に関心を寄せてくれる人のことを思い出したり、自分が出来ることを１つ１
つ思い出してみることが大切かもしれません。自分は何も出来ないと思っている
人だって、お腹が減れば何か食べるし、喉が渇けば何か飲むでしょう。自分には
何も出来ない、なんてことはないのです。