朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

今井町(奈良県橿原市)

2016-03-18 | 国内各地の風物

江戸時代以前の家が多数保存され、その多くには今も人が住んでいる「重要伝統的建造物群保存地区」今井町を、オーベルジュでの昼食後に見学しました。

この建物は、明治の建物で今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」 です。まずは、ここでジオラマを使って係員の方に歴史や現在の状況を簡単に説明してもらいました。

東西600m、南北310mの区域。戦国時代の寺内町(一向宗本願寺)が原型となり、江戸時代に発展しました。

大坂の石山本願寺が織田信長の攻撃に耐えた後、和解によって、本願寺(後の浄土真宗)の支配地であったこの町は自治都市として保護。周囲に濠をめぐらし、土手を築いて木々を植えて外部の目隠をしました。

そんな濠が今でも一部が残されています。

現在は、酒屋として営業している建物。杉玉が軒先に飾ってあり、地酒を販売していました。

町並みはこのくらいの道幅に土塀造りの家が並んでいます。所々に喫茶店や手作り品の店があります。

今井町の中心寺院「称念寺」。明治時代には天皇が来訪して宿泊しました。現在、本堂を解体修理中のため工事用建物に全体が覆われていました。

こんな立派な建物が多数。

一番立派な今西家住宅。電話で見学申し込みをしようとしたのですが、管理の人が不在でした。

この喫茶店「古伊」で、お茶をしました。

馬を繋いだ器具でしょうか。

節分の魔除け、柊の枝に刺した鰯頭。

広い静かな屋敷町を散策することができました。

どの家も町並み保存のために、外観の変更が規制されています。この中で住みながら維持していくにはなかなか大変そうです。喫茶店や手芸品、酒屋程度では多数の屋敷を維持できる経済活動とはならないでしょうし。

最後は友人の車で、近鉄奈良駅に送ってもらいました。ありがとうございます。

最近、平城宮跡地で開催されたねぶたもどき祭り?で作成された広目天が駅構内で魔除けの役割を果たしていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーベルジュ

2016-03-17 | 食べること、レストランなど

フランスで生まれた、食堂中心の田舎ホテルスタイルが、日本でも少しずつ広がってきました。

奈良県桜井市のJR・近鉄・桜井駅から南に4kmの眺望の良い丘の上にできた「オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井」に、友人たちのグループでランチに行ってきました。

最近できた施設で、とても人気があって予約が取りにくいようです。

当館は、奈良県が運営する「なら食と農の魅力創造国際大学校」(2016年4月開校)に併設され、
指定管理者としてひらまつがオーベルジュの運営を行います。” (引用: http://www.hiramatsuhotels.com/plaisance-sakurai/concept/) フランス料理店「ひらまつ」が運営するホテル・レストランです。

まだ芝生が安定していませんが、新築の建物はどこもピカピカでした。

 正面が食事室です。この廊下の右手に細長い窓があって、キッチンを眺めることができます。かなり広いスペースで数人の料理人が働いています。客室スタッフの男性は燕尾服と蝶ネクタイ姿でした。ウエイター、ウエイトレスには若い美男美女を揃えています。

アミュース、桃の花をイメージしたデザイン。ピンクのマシュマロに、餃子の皮を花びらにカットして色付けして、グリッシーニ(イタリアのパン)を濃い茶色に塗って枝にしています、黒いのはチョコレート、カップにはジュレ(りんご味?)。

「野菜畑に見立てた 宇陀金牛蒡と人参のコルネ」

「自家製スモークサーモンのサラダ」

少しずつ野菜や半熟うずら卵がバランスよく盛り付けられています。

「ジビエのパテのパイ包み焼き リンゴの丸ごとロティ添え」

これで一人分。

「クレーム ダンジュ ぷれざんすスタイル」

「小菓子」

ほかに、コーヒー。

・・ビール、ワインは高めの価格でした。(税サ別)

我々のグループは、男女ほぼ同数でしたが、隣の大きな部屋には円形テーブルが10くらい並んでいましたが、すべて女性客で埋まっていました。

食堂参考画像: http://www.hiramatsuhotels.com/plaisance-sakurai/

とても楽しい宴会でした。幹事さん、ありがとう、お世話になりました。

~~~

「オーベルジュ土佐山」(高知県)の旅行記は、ここです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖護院八ツ橋総本店

2016-03-16 | 食べること、レストランなど

京都みやげのお菓子として、一番人気はおそらく八ツ橋だと思います。

もともとは焼き菓子で、ニッキ味のパリパリと歯ごたえの良い堅焼きせんべい風のものです。もちろんまだ売り場にはおかれていますが。

焼く前の素材をナマのまま、餡をつつむ「生八ツ橋」にしたところ大ヒットとなったのがこれ。

カワの部分の味付けや、餡のバリエーションを増やして、季節ごとに新製品を開発しています。

本店が、丸太町通、熊野神社の向かい側にあります。本店に買いに行くと、サンプルとしていくつか無料サービスしてくれます。

 

この一筋、東側に入った場所に元々の店と古い工場があり、十年くらい前に割れ八橋、B級品なので格安、を買いに行ったことがあります。子どもの時この近所に住んでいたことがあり、親が時々それを買ったことがあったと聞きました。今は製造技術が向上したので割れたり、焦げたりすることは無いので、割れ八ツ橋は売っていないとのことです。

昔は手作りだったのが、現代は機械化されました。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冷たい雨の中の花木

2016-03-15 | 国内各地の風物

実家に戻ると、庭木にも早春の花が咲いていました。

あいにくの小雨でしたが、花びらに水滴が溜まっていて風情がありました。

花海棠(ハナカイドウ)かな?



沈丁花(じんちょうげ)。雨の中、強い香りが漂っていました。



フキノトウ。

天ぷらにするとおいしい。これはもうトウが立っています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そば松尾

2016-03-14 | 食べること、レストランなど
実家に近い人気に蕎麦屋で、



美味しい昼食を楽しんでいます。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「家族はつらいよ」

2016-03-13 | もろもろの事

確定申告のすべての項目の入力とプリントアウトを、一応すませて(提出は来週の予定)映画館に行きました。

まずはここで、アメリカンステーキのランチ。久しぶりにしっかりとした、噛みごたえがあり(硬い)、よく焼けて香ばしいステーキを堪能しました。ランチサービスなので分量はアメリカ標準の1/3くらいでしょうか。

このビルの上層階に行くと、映画館ロビーではこんな撮影会をやっていました。

ドラえもんの着包み(外装はプラスチック?)は全体の背が低く高さ1メートル少しくらい。中に入る人は特に背の低い人を探してきているのでしょうか。それとも、ロボット?(まさか)・・まぶた(目)を開閉したり、ウインクしたりもできました。

鑑賞した映画はこれです。(写真引用:http://eiga.com/movie/81075/photo/)

先日、山田洋次監督の「東京物語」をテレビ放映したのを見ました。NHKの朝イチでは、主演の橋爪功をゲストに呼んでインタビューしていました。

小津安二郎の「東京物語」はDVDセットを買って、数年前に見ました。小津安二郎の映画は、フランスで未だに人気があるようです。

感想を、ここに書くかどうか迷ったのですが・・・・(ネタバレがあるので、これから見る予定の人は、以下パスしてください)

なにか勿体をつけていますが。

時代背景を「現代」にしているので、主人公(73歳の夫)の状況には感情移入できなくて、松竹新喜劇レベルのコメディー(藤山寛美?)にしか思えませんでした。

時代設定を、せめて昭和の最後頃ならば共感もあるのですが。要は、主人公の傍若無人、亭主関白ぶりは、喜劇だとしても、戦前生まれ、大正の男子モデルだと思われます。(私の父の世代は、まさにこれ)

長男、長女が先回りして葬式の算段をするところは、旧作「東京物語」で尾道から上京してきた老父母を「冷たく対応する」成長して一家を構える長男長女のオマージュでしょうが。

旧作の原節子の役割(戦死した次男の嫁)を、今回は調律師(不安定な収入(本当?)しかない)次男のフィアンセを描き切っていません(蒼井優。むしろその役割は次男自身に移しています。戦争未亡人という「既成概念」はもうないので、やむなしでしょうか。

瑣末な処では、73歳なのに「最近まで現役サラリーマンだった」とか、「葬式には250~300人くらいくるだろう」とか、オーナー企業の経営者OBや著名な学者や政治家、芸能人でなければありえない(その場合ならば参列者はもっと多い)。

など、コメディーだけれど、山田洋次監督の思い込みが大きすぎて、私には駄作だとしか思えませんでした。汗

劇場は、公開初日(土曜日)の午後、150人位の上映室でしたが7割位の入場者で殆どが白髪世代でした。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早春の草花展

2016-03-12 | 京都の文化(春)

府立植物園では、季節を少し先取りして(温室で育てた)草花を、大芝生広場に長いテントハウスを張って展示していました。

チーリップなどが一列に並びます。

三色どころが沢山の色があります。

 

ワイルドストロベリー。

イギリスの食器メーカー、ウェッジウッドのティーカップの模様でよく知られています。

真っ赤。

ルピナス。

NZでは、野生で生えていて雑草の扱いでした。

 

八重咲きゼラニウムは珍しい。

菜の花ももうすぐです。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかめ桜

2016-03-10 | 京都の文化(夏)

長徳寺(左京区出町柳)の門前にある早咲きの桜が満開でした。(3月9日)

小雨が時折降ってくる天候だったので、このカメラでは彩りがくすんでいますが、

花びらに水滴がついて光っていて綺麗でした。

この桜はソメイヨシノよりも、赤色が濃いので遠くからでも目立ちます。

昼どきになったので、出町柳駅に近い狭い路地を入ったところにある小さなカフェに行ったのですが、定休日。

しかたなく百万遍に向かって少し歩いて、このタイキッチンに。(Kroon クルーン)

ティピカルな、グリーンカレーのランチセットを頂きました。 

象のChangも一緒に。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植物園の早春

2016-03-09 | 京都の文化(春)

昨日(3/8)は気温が20度と暖かく春らしい陽気となったので、府立植物園まで徒歩で散歩に行きました。

ミモザの花が満開でした。

この日、3月8日は「国際女性デー」と国連で決められています。

この日についての過去ブログです;

このポスターについてのポストはここです。”・・・・1904年、ニューヨークで女性の参政権を求めるデモが行われた日。帝政ロシアでこの日のデモがきっかけとなって二月革命(1917年)が起こり、ついには王政を打倒して共産革命となったのです”

女性パワーが、魁になって国際共産主義国家が実現しました。

NHK朝ドラ「あさが来た」では、女性の高等教育について明治時代の苦闘が描かれていますが、欧米でもこんな歴史がありました。

もう1件は、ここ。”・・・イタリアでは「フェスタ・デラ・ドンナ」(女性の日)だそうで、「ミモザの日」ともいわれています”

昨日、FBに投稿したところ、ある友人から ”私の昔住んでたチェコでは待雪草(sneženky)を贈ります” と教えてもらいました。 ・・日本では(商業主義的な)ホワイトデーに置き換わっていて、春の花程度では許してもらえないようになったかもしれません。汗

ボケが咲き始めて、

カラミサクラ、がほぼ満開。

梅園では、満開を過ぎていました。

球根園では、ヒヤシンスが咲き、

スノードロップ、

水仙。

白い水仙は、ナルシストのイメージ。

Seven Daffodils 七つの水仙 Brothers Four

クロッカスが枯れ葉に下から蕾を膨らませていました。

クリスマスローズ。

福寿草、

イチゲ? オウレン(多分)

名前を忘れました。(追記:オオミスミソウ(雪割草))

フキノトウ。

「上を見ろ」みたいな観察路に臨時の掲示が出ていました。

「ヤマコウバシ」の木、秋に紅葉したまま、翌春4月まで落葉しないので、「落ちない葉」として受験生に人気があるそうです。

 神社仏閣だけでなく、植物園まで、迷信ビジネスに参入でしょうか。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法住寺のつり雛

2016-03-08 | 京都の文化(春)

三十三間堂の近くにある法住寺(後白河法皇屋敷あと)では、つり雛を公開していました。(3月3日)

住職さんのお母さんが、孫のために自分で作ったつり雛が沢山飾ってありました。

伊豆のつり雛を知ってそれを見習って手作りしたとのこと。

もともと人形をつくることが得意で、手作りの西洋人形も並んでいました。

棚に並べるお雛様に比べると、つり雛はあまり場所をとらないので、現代むきかもしれません。

白の花と桃色の花が交じり合った鴬宿梅が満開でした。

このお寺の住職さんは「今様」がお得意なので、その歌声が録音で境内に流れていました。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする