朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

私権と規制

2008-10-02 | 京都の文化(秋)
朝の散歩コースです。山沿いの地域はまだ水田や畑、あぜ道に水路が残っています。
 洛北なので由緒ある寺社も所々に。
 そんな場所に、突然、過密な住宅群が現れました。
 敷地一杯に前後左右のすき間はなく、隣接地に密接しています。
 車庫から車のバンパーがはみ出しています。家の後ろもコンクリートのブロックで隣地の田んぼに直結でした。
 フルに2階建て。
 景観汚染だし、不公平(公的強制力行使の点で)。
 関西では、以前「文化住宅」なる名称で超ミニ開発の密集団地もありました。
 恐らくこの場所も、規制のすき間か違法建築の結果として現存しているのでしょう。一旦、建設してしまうと既得権とか生存権とかで、強制的な原状回復は大変困難です。
 先日、在職日数数日で辞任した大臣の主張(ただし日教組部分は彼の持論として)も、むべなるかなと。
 公共の利益と個人財産権のバランスは、現在までの過去50年くらいは偏りすぎたと思いますが。(その前の、戦争直後数年は社会改革最優先で強権による私権排除の寄りすぎ:例、農地開放、公職追放など。あるいは戦前の国家主義の反動なのでしょうが)
 皆さんはどう思いますか。


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