朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

1円単位

2013-10-30 | もろもろの事
消費税の8%化に関して、少額商品の価格が記事になっています。



これは、関東での鉄道運賃が現金支払と、ICカードとでは異なる金額に設定されることの報道です。

かつては「一物一価」の観念が残っていて、そのことから「同じもの」に異なる価格がつくことの抵抗感があるのでしょう。

ですが、すでに購買する時期や方法によって、価格が異なる商品やサービスは増えています。ホテルの宿泊料金や航空運賃は、予約する時期や方法(ネットか窓口か)で相当違います。鉄道料金でも東海道新幹線は、窓口で切符を買うのと、ICカード+ネット予約では価格が違います(厳密には同一の切符ではなくて、JR他社区間の扱い(都区内)が異なりますが)。

1円硬貨を自動販売機で使えるようにすることは、いまやナンセンスなので、報道された方法は十分に納得できます。

ついでに考察。郵便料金ではがき、定形郵便物(25g以下)の切手が51円と82円、となります。その端数は大変に面倒です。現時点での定形郵便の料金区分、25グラム以下、50グラム以下(10円増し)は、手で持っただけでは不明で、正確な秤がないと計測できません。

「クロネコメール便」は、大きさと厚さだけで原則、価格を決めています。非常にわかりやすい。

日本郵便は、今回の料金改定をきっかけに、郵便料金の合理化=利用者にとっての使いやすさを追求するべきだと強く思います。今回は間に合わないならば、次回の消費税改定に合わせて。

さらに、もっと一般化しての提案です。

今後、できるだけ1円硬貨の流通を減らしていってほしい。日常の商品は税込みで、10円単位にする。スーパーなどの商品は1円単位でいいけれど、レジでまとめて金額を計算するときは、最後で四捨五入して10円単位にすることを希望します。現在でも、財布の中の1円はかさばって嫌なので、できるだけその硬貨を先に使う努力をしています。毎回、何秒間かのロス。日本中でそんなロス時間があるはずなので、それを簡素化できると思います。

山梨県の某スーパーマーケットでは、レジの横に「1円硬貨を入れた箱」があって「小銭でお困りの時には、この1円をお使いください」とのサービスがありました。

また諸外国では、1円程度の少額硬貨は実際上、流通していなくて、四捨五入とか、キャンデーやガムでお釣りを出すところもあります。

いかがでしょうか。
コメント
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