朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

嵐山 大悲閣

2013-05-06 | 京都の文化(春)
嵐山の渡月橋の西詰めから川に沿って歩いて行きました。



旅館「星のや」送迎用の船のりばがあります。

左手には、「嵐山モンキーパークいわたやま」への登山口があります。野生の猿の公園と、京都市内を一望する眺望がうりものです。

欧米人に人気のある旅行情報サイト"TripAdvisor"の京都観光名所の上位にランクされていますが(28位京都市の観光名所 316件中)、ちょっと理解出来ません。



多少のアップダウンがありますが、新緑に囲まれた気持ちのよいプロムナードです。

途中に茶店が2,3軒あって15分くらい歩くと、「星のや」の建物があり、ここから大悲閣 千光寺への登りの石段が始まりました。



手書きの案内看板が温かみを出しています。



和尚さんは、ブログを書いているとあります。「和尚日和 残月」



鐘楼があり、自由に突くことができます。残響の長い気持ちのいい音がしました。

ここまで、渡月橋から徒歩30分でした。



この建物は、昨年2012年に改築されて美しくなっています。山の急斜面に建っていて、座敷からの眺望が絶好です。




対岸の丘の上に、亀山公園展望台にいる人々の姿も分かります。昨日のblogに掲載した保津川展望写真で、対岸の緑の山の中腹にあるお寺が、ここでした。



このお寺は、角倉了以(1554-1614)が引退後、ここに隠棲して水運工事などで犠牲になった人々の菩提を弔った場所です。

角倉は、大堰川、保津川、冨士川、天竜川、高瀬川の河川開発工事を行い、豊臣秀吉、徳川家康から朱印状を得て、南アジアとの貿易で財をなしました。



「花の山 二町のぼれば 大悲閣」  芭蕉

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河原に降りて休憩していると、売店船が浮かんでいて、そこに外国観光客を乗せた屋形船が近づいて食べ物を買っていました。のどかな休日の午後。



渡し船が営業していたので、少し下流の対岸まで乗りました(400円)。



青いボートも沢山浮かんでいます。



ラジコンの模型船を浮かべて遊んでいる人もいます。混雑した渡月橋の東詰に戻り、嵐電の駅から電車で帰りました。

この日の歩数は、JR保津峡駅から六丁峠、鳥居本、嵐山、亀山公園、渡月橋を経て、約2万歩でした。



この大堰川を会場として、嵐山三船祭が例年5月中旬に開催されます。2010年の記事はここです。
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