朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

リヒテンシュタイン展

2013-05-18 | 京都の文化(夏)
スイスとオーストリアに接する山の中に、リヒテンシュタインという本当に小さな独立国があります。



実際に行ったことがあります。スイスから入国すると、国境などはまったくなくてスイスの中にある一つの村といった感じでした。お金もスイス・フランそのままです。郵便切手は独自に発行していて、この国のキッテを買うことができます。観光案内所に行くと、パスポートに入国スタンプを押してもらえます。そのパスポートを探したのですが見当たらない。もう20年近く前かな。



今回の展示説明で知ったのですが、この侯爵家は17世紀に功績を認められて当時のローマ帝国から領邦国家として承認されその独立国が現代まで続いてきたのです。その時に威力を発揮したのが、収集していた美術品をローマ皇帝に見せたことで親密さが増したとのこと。以来、美術収集が家訓となりました。

ルネサンスの絵画、バロックと中世の大きな絵が色鮮やかに神話や聖書の場面を表しています。

ルーベンスの絵のコレクションも素晴らしい。5歳の頃の長女クララ・セレーナを描いた作品はとても愛らしくて展示会のパンフレット表紙にもなっています。


 (引用:展示会公式サイト

「クンストカンマー」と呼ばれるコレクションには技巧を凝らした精緻な工芸品から、中国や日本の珍しい陶磁器、当時最新の技術を駆使した時計やゲーム盤といったものまで並べられていて楽しめました。

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