朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

軽く山を歩く

2012-08-03 | 京都の文化(夏)
九州の南を通過した台風10号の影響で予定が狂ってしまいました。急に時間が空いたことと、しばらく運動をしていないので、近場で軽く山歩きをしたくなりました。

京都一周トレイル」を狙っているのですが、もう少し涼しくなってから始めることにしましょう。



今回は、まず足慣らしに、貴船・鞍馬山コースを選びました。アップ・ダウンはそれなりにありますが、約5キロメートルとお手頃です。しかも、渓流と木々に覆われている歩道なので涼しそうなので。

旅行ガイドブックには、普通、鞍馬寺から貴船神社の方向に案内されています。しかし、今回は意図的に逆のコースをとります。そのわけは後ほど。

叡電に乗って「貴船口」駅で下車。神社まで歩くとゆるい登りで30分ほどかかりますが、京都バスが接続していて160円、5分くらいで上まで運んでくれました。サボりです。



まずは、貴船神社にお参りしました。今は、七夕飾りが境内いっぱいに。夜はライトアップしているようです。



こんな掲示がありました。無料のWi-Fiサービスです。スマホで、フェースブックなどにアクセスして、この神社の「ファンページ」に「いいね」のボタンを押してくださいとのこと。YouTubeにも動画公開しているとあります。

この神社は、元々は、京都の雨乞いの祈祷のために建てられたのです。中世の頃は、天気の科学的原理は知られていなかったので、すべて天の神様の思し召しと信じていました。

神社の境内にきれいな湧水が出るので、それを応用して水占しています。特殊な加工をした紙を巫女さんが売っていて、その紙を湧き水に浮かべると、恋の運勢の文章が浮き上がります。

現代の神社は、やはり社会ニーズに合わせて、マーケティングの努力をしているようです。

神社から少し下って、



渓流にかかる川床の料亭を横目でみながら、蔵馬寺への参道(登山道のように急坂です)に向かいます。シーズンはこの入口に係の人がいて、入山料200円を徴収しています。

森林の中の急斜面をジグザグに付けられた登山道をひたすら登りつめました。木々の中なので日差しの暑さはありません。



約20分で、奥の院魔王殿に着きました。650万年前、金星から舞い降りたとされる魔王尊を祭っています。
(つづく)

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