朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

常寂光寺

2010-12-05 | 京都の文化(秋)
「トロッコ嵐山」駅を通過して北に歩きました。このあたりは紅葉がすばらしいお寺がいっぱいあります。(11月28日)



常寂光寺を初めて拝観しました。



赤い落ち葉も多くなっていて、木によっては最盛期を過ぎていました。



小倉山の麓から中腹にかけて境内が広がっています。



階段と坂道が多い。あまり老年になるともう拝観ができなくなります。



庭の池水面に一面の落葉が敷き詰められています。時折、風が吹くとはらはらともみじ葉が落ちてきました。



ずうと登っていくと多宝塔があります。嵯峨野が一望できる場所に。



檜皮葺の多宝塔、江戸時代前期(1620年)当時の「京の町衆」により寄進され三間四方の宝形造りです。





ここはもと藤原定家が庵を結んだ所といわれ、定家「捨遺愚草」の中で
”忍ばれんものとはなしに 小倉山 軒場の松に馴れて久しき”
と詠んでいます。

もう一首:

小倉山 峰のもみじ葉 心あらば 
    今ひとたびの みゆき待たなむ     貞信公

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蛇足ですが、小倉百人一首は藤原定家が選んだ和歌集です。その一首が上記の「小倉山・・・」。お正月のかるた取りといったら、この百人一首でしたがもうそんな文化は無くなったかな?

コメント (2)
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