ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

Women, peace and security (WPS)

2013年01月16日 | カンボジアのジェンダー規範

 

 

女性と紛争に関する分野、Women, Peace and Security (WPS)は、国連安全保障理事会も優先事項であるとして決議を5本も採択している分野で、紛争化・紛争後・紛争予防における女性への配慮についての枠組みを定めている。有名なのは安保理決議1325号で、50か国以上が1325号を実際に国家レベルで実施している。

WPSを「女性に対する暴力撲滅のための国家計画」に盛り込もうと昨年から画策していたわたし。UNWOMENの組織力の恩恵をうけて、ニューヨークから専門家を招へいして、さらに、実際にわたしが作成する国家計画策定過程でコーチングと技術支援を受けれることに。まあ、簡単にいうと、わたしに家庭教師がついて、女性に対する暴力と平和・安全の問題の関連性をしっかりつける筋道を手伝ってくれるってことなのだ。今回の仕事では、WPS以外にもいろんな分野の専門家から技術支援を受けられるので、とってもとっても勉強になって、胎教にもいいかしらんって思ってしまったりするのである。

↓WPSに関する安保理決議に関する政府高官を対象としたセミナー

ニューヨークから2名きてもらったんだけれど、一人は持病?とかで動けない羽目に・・・・・せっかく来てもらったのに残念。

WPSは、平和部隊とか警察への研修がメインになってるんだけれど(レイプ被害者の保護とか、平和部隊の兵士が派遣先の国でその国の女性をレイプしないようにとか)、カンボジアでは具体的なことよりも、まず国家計画に安保理決議の理念をとりこもうという手法。

↓女性に対する暴力ワーキンググループのメンバーとのセミナー

こういった取組は、世界で初めてだそうで、Cambodia is making a history と絶賛され、政府高官は嬉しそうなのである。実務をやってくわたしとしては、楽しみだし勉強になるけれど、政府高官にはちゃんと実施の枠組みをそれぞれの役所内で作っていく方向でイニシアチブをとってほしいなあと思うのである。

 

 

 


朝のウォーキング

2013年01月16日 | カンボジアの生活

 

 

そろそろ走るのはやめないと・・・・・走ってだめのかわからないんだけれど、もしいきなり産気づいたりしたら、出産予定日前日までぎっしり入れてる予定がダメになっちゃった、ってことになるので困るのだ。なんせ、出産予定日一日前に首相夫人であるブンラニー・フンセン博士が出席される「国の倫理うんぬんの委員会:年次総会」があって、鞄持ちしている長官に「それに出てから病院に走ってくれ」と指示を受けているのだ。「その会議の場で産気づけ!ぜったいうける!」っていう別の雇用主からの依頼もあって、なんだか複雑なのである。みんな、人の出産をなんだと思ってるんだ。

↓子どもを連れてのウォーキング、初めての経験でなかなか大変 

朝6時前だと、川沿いはまだ暗い・・・・・・

家での子育てサポート体制が変わったので、初めて子どもと一緒に寝始めたわたし・・・・・子育てに参画しはじめたって言った方がいいのかな?

ところが、子どもと一緒に寝るとなると、夜仕事できるのが10時ごろまでになっちゃうので、早朝3時に起きてちょっと仕事して、そのあと4時半くらいから歩き出す生活へとパターンを変更。

↓その結果、毎朝外食することに生活スタイルを変更

 

川沿いから家まで歩いて帰るのが6時半ごろになると、交通量が多いので危ないのだ。だから、途中のバンケンコンあたりででご飯を食べて、TUKで家に帰ることに。

↓DAOによると、いろんなことをやってくれて遊んでる子ども

↓こちらはMAGNORIA、到着したら寝てた子ども

一緒にいると、日本語で話しかけられるし、なんといってもかわいいし楽しいのだ。

↓PHOを食べる子ども、一生懸命お箸を使おうとする

「きれいね~」って子どもが上を指さして言ったので、上を見たら・・・・・

 

確かにきれい☆

早朝から、毎日子どもとデートできて、泣きわめかれて腹の立つこともあるけれど、なんとも楽しい子育てなのである。